サンズ
よるの
DONE夏のある日、サンズと猫の話🔥🦴Sansbyと言いつつ店主が全く出てこない
炎の魔法熟練者なビーさんがみたい
流れゆく入道雲を、ただぼんやりと眺めている。
上から降りそそぐ熱と、布越しに伝わる、肌をこんがり焼くようなレンガの熱とで、完膚なきまでの猛暑に挟まれていた。
だがまぁ焼く肌もなければ皮膚もないので、暑さによる身体的ダメージはほぼ無いものだ。
なんなら道行く人々の、アイツこのクソ暑い中パーカーなんか着てるよ。みたいな視線の方で精神的ダメージを食らっている。
ふいに、違うベクトルの熱をとなりから感じて顔を向けた。
そこには炎の形をした猫。もしくは、猫の形をした炎。が、ただ雲を眺めていたオイラと同じような目でこちらを見ていた。
ゆらゆら、踊る火の影と朱赤色。
別に驚きはしない。全く同じように燃えている人物に覚えがあったし、なにより魔法の炎を動物の形に変えて使役する。なんて芸当が出来るのも、やっぱりそいつしか思い当たらなかったからだ。
1797上から降りそそぐ熱と、布越しに伝わる、肌をこんがり焼くようなレンガの熱とで、完膚なきまでの猛暑に挟まれていた。
だがまぁ焼く肌もなければ皮膚もないので、暑さによる身体的ダメージはほぼ無いものだ。
なんなら道行く人々の、アイツこのクソ暑い中パーカーなんか着てるよ。みたいな視線の方で精神的ダメージを食らっている。
ふいに、違うベクトルの熱をとなりから感じて顔を向けた。
そこには炎の形をした猫。もしくは、猫の形をした炎。が、ただ雲を眺めていたオイラと同じような目でこちらを見ていた。
ゆらゆら、踊る火の影と朱赤色。
別に驚きはしない。全く同じように燃えている人物に覚えがあったし、なにより魔法の炎を動物の形に変えて使役する。なんて芸当が出来るのも、やっぱりそいつしか思い当たらなかったからだ。