色香目が覚めた時は病院のベッドの上だった。窓の外はもうすっかり暗くなっていて、傍に両親が座っていた。

「かず君っ！」
「かずっ」

両親の顔が視界に入って、あぁ、心配させてしまったなぁと、その顔を見て反省した。

「目ぇ、覚めた。…良かったぁ…」
「どう、大丈夫？」

二人の安心した声が、俺自身もほっとさせる。病院で何かしらの処置をされたのか、今はそこまで気持ち悪くない。

「だ、いじょうぶ、ピョン」
「そう、…よかった…。心配したよ」
「先生、呼ぶね」

今は大丈夫。でも、わざわざ両親が病院まで来ていることで、自分の体がなにか重大な病気になったのではないかと、一気に不安が出てきた。どちらかというと体はでかい方だし、体力はあるからこそ試合はフルで出れているし、思い返してみても病気という病気は風邪くらいだ。わざわざ先生が両親を呼んで、こうやって俺が目覚めるのを待っていた。どう考えても只事じゃない。考えれば考えるほど悪いことしか思い浮かばなくて、はぁっと、深い溜息が出る。ドアが開く音がして先生が入ってきて、俺の顔を覗く。俺とは違い、笑みを浮かべて「大丈夫そうだね」という声が、今の状況と正反対な気がして、なんだかおかしな気持ちになった。

マシュマロお返事夢小説とかはお書きにならないんですか？

マシュマロありがとうございますー！
たぶんリーバルの夢小説のことだと思うのですが、いまのところ予定ないです…すいません😖
最近イケメンキャラにハマったらはじめのうちだけ夢っぽい思考になるのですが、すぐさま同じ作品世界に運命の相手を探しに行ってしまいます（リンクですな）
夢は読むのも書くのも通ったことはなくて、全くの未知の世界です。
もし万が一リーバルの夢小説を書くとしたら男主人公✕リーバルになると思います。そして主人公はハイリア人の男であり退魔の騎士でありチビの金髪男になるかと思われます……
でも期待してくださったのはそれだけ評価されてるってことかな？と思って嬉しくなりました、ありがとうございます！