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    フォー

    truetruedp

    MOURNING注意書き

    ※全部捏造です。
    ※メンバーを同名登場させていますが、「こんな役を演じて欲しいな〜」くらいの気持ちで書いてます。当然ご本人とは関係なく、ご本人のパーソナリティに言及するものでもありません。
    ※演奏描写がありますが、彼らの実際のパフォーマンスに対する私の感想とは全く異なります。あと楽器の知識もありません。
    ※私が書きたいように書いたので、ノットフォーユーだったらそっとしておいてください。
    俺たちの復讐これは、なんなんだろうか。
    俺の何への罰なんだろうか。
    高揚していたはずの身体はすっと冷え切って、ただスポットライトが俺の表面を焦がすのみだった。
    ほぼいない観客、まばら以下の拍手。
    がくりと腕を落とすと、重力に従い指からピックが落ちた。
    暗転と共に俺は感情をシャットダウンさせた。

    タバコ臭いライブハウスの、さらに深淵たる控え室。ギターをケースにしまいながらケイゴは脳内で勘定していた。
    自分名義の客なんて呼べていないから、バック0。丸ごとの赤字。今後に繋がる何かもなく、ただの時間の無駄。
    出番前だと言うのに呑気にぎゃあぎゃあ騒ぐ共演者を横目に、息を吐いた。

    「…っす」

    愛想を振り撒く余裕も無く、ケースを背負って重い扉を開ける。挨拶は当然奴らには届いていないが、気にも留めなかった。
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