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    リーチ

    playingnowobi

    MOURNINGnot監督生のユメショです! ジェがまったく出てこない内に力尽きたジェ……・リーチのユメショです! 捏造設定がすんごいです! 監督生が2年生です!
    監督生のセリフをわざと独白のような形にしています 訳も分からないまま不思議な世界の不思議な学校にやってきてしまって、訳も分からないままに色んな人たちと色んな出来事を体験しながら、早くも一年以上が過ぎてしまった。
     はっきり言って、先生に逆らうことなんてほとんどない模範生――魔法は使えないにしてもね?――な私が、日々を慌ただしく過ごしているのは、周りに、主に相棒に巻き込まれるせいだと思う。そうじゃないとしても、頼りになる問題児たちと、言ってしまえばカモにされやすい魔法の使えない私。並べてしまえば、問題が起きた時に大騒ぎになりそうな面子だなあ、と今更ながらに頷ける。

     で、今年からはその上――ほんとうの「オンボロ寮の監督生」になってしまったのだ。
     元からそうだったけれど、なにを思ったのか学園長が、「今年からは共学を目指し、試験的に女子生徒の入学を、数名、許しています! もちろん名門である我がナイトレイヴンカレッジに相応しい魔力を秘めた方たちをね! で、女子生徒の寮生活に関してなんですが、グレートセブンに基づいて寮分け自体は行いますが、住まいは別です。寮に通ずる鏡はオンボロ寮に設置しますね。合言葉は女子と教師にのみ共有するということで。監督生さんは彼女たちの同性の先輩になり、オンボロ寮の先住民というわけですから、ぜひ、寮監としてもよろしくお願いします。ああ、あなたを思って女子生徒の入学を検討した私、なんて優しいんでしょう! それにしてもぺちゃくちゃ………(なにかを言っていたけれど、もはや記憶にない)」などと言った。そうしてその三日後には、鏡が設置されて、入学式が始まって、一つ年下のかわいい女の子たちが、後輩としてやってきたわけだ。
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