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    リーフ

    ほしいも

    DONE自分にしか見えないお友達の猗窩煉
    ■少年煉獄と鬼の猗窩座

    イマジナリーフレンドの猗窩座っていう素敵な夢を見せて頂いたので。
    おやすみなさい、と母の優しい声がして肩まで柔らかいブランケットが掛けられる。目蓋が重くなって、睫毛越しに映る母の姿が霞んでいく。自分の耳に届いた最後の音は、ゆっくりと吐いた自分の息と静かに閉じられたドアの音だった。後は夢の中の世界だ、と思って眠りに落ちたつもりだった。

    「杏寿郎。」
     凛とした鐘が響くような母の声でも、背筋が正されるような荘厳な父の声でもない、家族ではない"鬼"の声で目が覚める。親戚や近所の人たちが膨らんだ母の腹に話しかけるような調子の、声音が高く、機嫌を取るような声だ。ご機嫌取りのつもりかもしれないが、寝入り端を邪魔されたのだ、「誰にでも笑顔で挨拶を」という両親の教えも今ばかりは従えない。ごめんなさい、と離れた寝室に居るはずの二人に謝罪しながら、きつく目を瞑った。
    「杏寿郎は寝ています。」
    「起きてるじゃないか。」
    「寝ているんだ!」
    「そうか。」
     鬼が俺の目の前に現れるようになったのは、何時だっただろうか。つい最近、初めて会ったような気もするし、もっと前から一緒に居たような気もする。眠れない夜に気が付いたらベッドの近くに立っていたり、窓の外で月を見ていたりするこ 3254

    bill_1124

    MEMOジェラルとリーファにゲームして欲しかったの

    視点はモブ。
    配信者であるジェラートという人物はどんな人なのか。
    たまに見てくれてる視聴者とマルチで遊んだりと色々とするのは知っている。
    そう、これはある日のジェラートの配信にての出来事である。
    先に言っておこう、俺はただのモブでジェラートの配信が好きでよく見てる視聴者の1人で最近はヒーローがたまにゲーム配信やってるのを見るのが好きな一般的な男だ。

    『それじゃ、今回も視聴してる人とマルチしようかな?誰かいるかなー?今回は強いとこ行くから誰か付き合ってくれる人いるー?』
    《そんなに、強くはないですが良ければ俺行きますよ》
    『お!誰かなー?リーファさん?よろしくね〜』
    《はーい、えっとマルチ参加すればいいですか?》
    『うん、それでいいよ?あ、リーファさんはボイスチャットとかはいける人?』
    《あ、一応大丈夫です…同室の人に許可取れば良いかな》
    『あ、誰かとルームシェアしてんのか、大変だね〜』
    《あ、許可出たのでボイスチャットいけます》
    『はーい、いつでも入ってきて良いからねー』

    リーファと言う名前を聞くと最近たまにゲーム実況をしているヒーローの1人であるリーファ・グレイアスを思い出すが、彼の戦闘狂なと 1535

    bill_1124

    CAN’T MAKEリーファさんが何故親族が嫌いになったのか。
    何故親戚をあそこまで毛嫌いをしているのか、そんな話。
    両親が死んだ。
    サブスタンスの事故に巻き込まれて亡くなったと聞いた。
    病院に運ばれた両親の死体を確認したが、表情は苦痛ではなくて良かったと思う。
    ディアとルナには見せられないなと思えば布をかけて貰った。
    廊下で待っていた2人は泣いていて、そうだ…まだ12歳なのだから気持ちも何もかも追いつかないだろう。

    「ディア、ルナ……確認してきたよ」
    「お兄ちゃん、どうして…パパもママもいなくなっちゃったの?」
    「ねぇ、寝てるだけなんだよね?何で僕らは入ったらダメなの?」
    「父さんも母さんも事故で亡くなったんだ…」

    2人と視線を合わせて話していれば、聞こえてくる声が耳障りだと感じてしまった。

    『リーファ・グレイアス!!!お前のせいだ!何の為のヒーローなんだ!お前がやる仕事だったんだろ!返せ!!息子を返せ!』
    『可哀想に、ディアくんもルナちゃんも優秀だったお父さんとお母さんとこんな早くお別れする事になって、ヒーローの癖に何も出来なかった役立たずな兄が残るなんて!いつ死んでも可笑しくないのに!』
    『ところで、2人の遺産はどうなる…』
    『こんな、20歳になったばかりのガキなんかに…』

    あぁ、父さん 1371