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    レイシス

    メモ帳

    DONEお誕生日大遅刻SS。前日に2本もプロットたてて書こうとするとか馬鹿でしかないんだよなぁ……。
    嬬武器雷刀(つまぶきらいと)君と嬬武器烈風刀(つまぶきれふと)君がレイシスちゃんの誕生日パーティから一緒に帰る話。
    気になったら公式キャラ紹介(https://p.eagate.573.jp/game/sdvx/vi/chara/index.html)見てね。ついでにゲーセン行ってゲームしてね。頼む。
    明日はケーキ食べよーな 夜の陰落ちるアスファルトの上を足音が二つ転がっていく。陽が沈んで随分と経った住宅街に落ち行く固い音色を奏でるのは、普段の履き慣れたスニーカーではなく新品の革靴だ。汚れ一つ無い真っ白なそれは、街灯が照らす夜道の中でほのかに光って見えた。
    「パーティー楽しかったな!」
    「えぇ。何より、レイシスが楽しんでくれたようですからね」
    「そそ。レイシス、ずーっと笑ってたもんな」
     よっぽど楽しかったんだろうなー、と喜色に満ちた声は白を形取り、ふわりと浮かんで空へと消えていく。喜びで華やかに彩られ緩んだ頬は、うっすらと紅が滲んでいた。
     えぇ、と応える穏やかな声。その音も、普段の怜悧でシャープな輪郭を失い、わずかにとろけていた。ふ、と柔らかに吐き出した息も同じく白になり、闇夜に舞って消えた。
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