ワトラ
桃霞りえ
DONEレイマシュ前提。イノゼロとの戦いで、一度死んでしまったマッシュくんがジリジリじわじわトラウマになった皆が、超絶過保護を通り過ぎていく話。
マッシュくん愛され。
誰も僕の大丈夫を信じてくれないし、僕にはなにもわからないマッシュは今朝も日課となっている筋トレを行っていた。
いつものルーティンをこなして身体が程よく温まってきた頃、不意に吹いた日差しに温められていない風が鼻先をくすぐり、鼻にムズムズとした感覚が襲ってくる。
(あっ、これは、まずいかも⋯)
マッシュが内心でそう思うとほぼ同時に、鼻と口元を手で押さえたが、クシュっと小さなくしゃみが出てしまう。
何とか堪えたかったが、突然の生理現象では防ぐのには限界があった。
⋯⋯あぁ、とうとうやってしまったかと、つい一週間程前の出来事をマッシュは思い返す。
以前、同じようにくしゃみをしてしまった時は、仲の良い友人たちがそれはもう大慌てしてしまったのだ。
もしかしたら、風邪を引いてしまったのではないかと、暖をとらせる為だったのだろう、手始めに有無を言わさず三人分のローブを被せられた。
7987いつものルーティンをこなして身体が程よく温まってきた頃、不意に吹いた日差しに温められていない風が鼻先をくすぐり、鼻にムズムズとした感覚が襲ってくる。
(あっ、これは、まずいかも⋯)
マッシュが内心でそう思うとほぼ同時に、鼻と口元を手で押さえたが、クシュっと小さなくしゃみが出てしまう。
何とか堪えたかったが、突然の生理現象では防ぐのには限界があった。
⋯⋯あぁ、とうとうやってしまったかと、つい一週間程前の出来事をマッシュは思い返す。
以前、同じようにくしゃみをしてしまった時は、仲の良い友人たちがそれはもう大慌てしてしまったのだ。
もしかしたら、風邪を引いてしまったのではないかと、暖をとらせる為だったのだろう、手始めに有無を言わさず三人分のローブを被せられた。