伊織弓鶴
材木座シン
DOODLEぼすきーにてSS 不死身ゆづコウ不死の人間と死への興味始まりはボクが死のうと思っていた、雨の夜。
「君、こんなところでなにしてるの?」
見ればわかるだろう、と思いながら相手の方をチラリ、と見る。
コイツは本当にボクがなにをしているか理解できていないみたいだった。
「見てわからないの?死のうと思ってるんだよ、ボク。」
「……死ぬ?死ぬって、なに?」
ああ、やっぱりコイツは死という概念をわかっていない。かくいうボクも何年も、何十年も生きてきたので死という概念はよくわかっていない。ただ、周りの一般的な人間は皆消えていった。
「あの、君が思う死って言うのを俺も体験してみたいんだけど、なにか手伝いをさせてくれないかな?俺も多分君と同じだから」
―ボクと同じってどういうこと?もしかしてコイツは……
958「君、こんなところでなにしてるの?」
見ればわかるだろう、と思いながら相手の方をチラリ、と見る。
コイツは本当にボクがなにをしているか理解できていないみたいだった。
「見てわからないの?死のうと思ってるんだよ、ボク。」
「……死ぬ?死ぬって、なに?」
ああ、やっぱりコイツは死という概念をわかっていない。かくいうボクも何年も、何十年も生きてきたので死という概念はよくわかっていない。ただ、周りの一般的な人間は皆消えていった。
「あの、君が思う死って言うのを俺も体験してみたいんだけど、なにか手伝いをさせてくれないかな?俺も多分君と同じだから」
―ボクと同じってどういうこと?もしかしてコイツは……