借りパク
HARUMAKI
DONE冗談だとおっしゃっていましたが、ノリと勢いで作りました!赤飯さん、設定借りパクして申し訳ありません!でも楽しかったです!
嘘の嘘は真 四月一日の午前中、好きだと告白された。俺も想っていた奴に。相手は同姓で、昔から知っている奴で、鬼神の如くと評されているような奴だった。一生涯の片想いだと信じて疑わなかったというのに。
俺は柄にもなく、唇が少し震えていた。体温が上がっていくのがわかる。少しの間があって漸く口を開き、言葉を発しようとした、その時。
"嘘に決まってンだろ!"
エイプリルフールだと、お前を好きになるわけがないと言われた時、俺は出しかけていた言葉を飲み込んだ。多分ここ数年で、最も気力を振り絞っただろう。
一つ悪態をつき、朝日に輝く山へと足を向けた。いまだ赤い顔を隠すために。感情に任せていらぬことまで口走ってしまわないように。
1998俺は柄にもなく、唇が少し震えていた。体温が上がっていくのがわかる。少しの間があって漸く口を開き、言葉を発しようとした、その時。
"嘘に決まってンだろ!"
エイプリルフールだと、お前を好きになるわけがないと言われた時、俺は出しかけていた言葉を飲み込んだ。多分ここ数年で、最も気力を振り絞っただろう。
一つ悪態をつき、朝日に輝く山へと足を向けた。いまだ赤い顔を隠すために。感情に任せていらぬことまで口走ってしまわないように。
Q__kichi
DONEフォロワッサンからネタを借りパクしたジルアル短文ネオン管から地続きです
タイトルつけました
光合成 小高い丘の上にあるアパートは二階の部屋からでも景色が一望できた。坂道の上にある住宅地は通勤するだけでも良い運動になった。アルフェンはベランダの窓に寄りかかり、折り畳み椅子に座って外を眺めていた。両膝を抱えて、裸足の指を丸めては開く。ワイシャツ一枚をひっかけた姿で寒さを感じながら、鼻先で建物を数える。あそこが駅で、あそこがフィットネスクラブで、あそこが居酒屋で、あそこが前に借りていた部屋。少し開いた窓から冷たい風が流れてくる。カーテンが揺れる。濃い金木犀の匂いがした。去年の今頃は何をしていたっけ。ジルファに会いに行く前の生活が、とんと思い出せない。
「ジルファ、去年の今頃ってあんた何してた?」
ジルファは片付けていた手を止めると少し考えて
1633「ジルファ、去年の今頃ってあんた何してた?」
ジルファは片付けていた手を止めると少し考えて