刀剣乱舞
somakusanao
DONE刀剣乱舞Wパロというやつです。とうらぶをやってないとわからないうえ、なぎがほとんど出てこないという、自分の趣味だけを追求した話です。おもしろいのかよくわからなくなってきましたが、そこそこ時間をかけたので、晒します。ただの出オチです…。
他に白髪キャラがいる中、なぜ人間無双なのかと言うと、槍が好きだからです。それだけです。
菫「ここでは菫と名乗りなさい。わたくしのことは桔梗と」
玲王の六つの誕生日。はじめて祖母に会ったときの話だ。
まだ日も昇らぬ早朝に家を連れ出され、御影で見たことのない黒塗りの車に乗車すること数時間。日が暮れかける頃に、のどかと言えば聞こえがいいが、人のまず通らなそうな山里に到着した。玲王は車をおろされて、ばぁやとも別れ、ひとり門をくぐった。門の向こう側にはすでに迎えが待ちかまえていた。若く、美しい男である。
御影の子息である玲王はパーティなどで芸能人を見ることは珍しくなかったが、比較するのがおこがましいほど、彼の見目はうつくしかった。まるで神に誂えられたような完璧な造形。重たげな睫毛に縁どられた双眸は青く透き通っている。すっと通った鼻。こづくりなくちびる。玲王が思わず見惚れてしまうと、彼はにっこりと微笑んだ。
8812玲王の六つの誕生日。はじめて祖母に会ったときの話だ。
まだ日も昇らぬ早朝に家を連れ出され、御影で見たことのない黒塗りの車に乗車すること数時間。日が暮れかける頃に、のどかと言えば聞こえがいいが、人のまず通らなそうな山里に到着した。玲王は車をおろされて、ばぁやとも別れ、ひとり門をくぐった。門の向こう側にはすでに迎えが待ちかまえていた。若く、美しい男である。
御影の子息である玲王はパーティなどで芸能人を見ることは珍しくなかったが、比較するのがおこがましいほど、彼の見目はうつくしかった。まるで神に誂えられたような完璧な造形。重たげな睫毛に縁どられた双眸は青く透き通っている。すっと通った鼻。こづくりなくちびる。玲王が思わず見惚れてしまうと、彼はにっこりと微笑んだ。
_akihc
DONE物吉貞宗×女審神者物吉くんとの恋仲を進展させたい審神者ちゃんのお話。
審神者に特別な設定はありません。
あなたといっしょにはじめての私は決意を固めた。
今日こそは、今日こそは、
恋仲のあのひとと、2回目のキスをするのだ、と。
「物吉くんが、好きです」
そう私が告白したのは、春の、桜が咲き始めた頃だった。
一緒に畑仕事をした帰り。柔らかな亜麻色の髪をなびかせて、ひらりと舞う花びらや葉を見つめる彼を見た時、ずっと抱え続けていた想いが不意に溢れ出てしまった。
物吉くんは、大きな瞳を驚きでいっぱいに見開いたあと、太陽に負けないくらい眩しく笑って、「嬉しいです」と言ってくれたのだった。
それからしばらくは、私にとって羽が生えたようにフワフワした幸運の日々だった。毎朝一番に朝の挨拶をしにきてくれて、今まで以上に気遣ってくれる。彼の隣で食事をすると、いつも美味しいメニューがもっと美味しく感じられる。
2597今日こそは、今日こそは、
恋仲のあのひとと、2回目のキスをするのだ、と。
「物吉くんが、好きです」
そう私が告白したのは、春の、桜が咲き始めた頃だった。
一緒に畑仕事をした帰り。柔らかな亜麻色の髪をなびかせて、ひらりと舞う花びらや葉を見つめる彼を見た時、ずっと抱え続けていた想いが不意に溢れ出てしまった。
物吉くんは、大きな瞳を驚きでいっぱいに見開いたあと、太陽に負けないくらい眩しく笑って、「嬉しいです」と言ってくれたのだった。
それからしばらくは、私にとって羽が生えたようにフワフワした幸運の日々だった。毎朝一番に朝の挨拶をしにきてくれて、今まで以上に気遣ってくれる。彼の隣で食事をすると、いつも美味しいメニューがもっと美味しく感じられる。