南海
杜蘭―とらん―
MAIKING現パロのひぜなんです大学図書館職員の南海先生と、猫の肥前くんの出会いのお話です 続くかは分からない…
▶南海 朝尊(なんかい ともたか)
28歳 私大の図書館司書。 本の虫で人付き合いが悪い。
▶ひぜん
?歳 猫。食欲旺盛でじゃれて遊ぶのは好きではない
※フィクションです。ペット禁止の集合住宅でペットを飼ってはいけませんしまたそれを推奨する目的はありません。
猫も雨天に夢を見る.
ここ最近、家に居着き始めた黒猫。
僕が仕事から帰る時間を見計らったかのようにアパートの扉の前で待っているその黒猫は、夕方頃に僕が階段を上がってくるのを見つけると足元へやってきて一つも鳴くことなく目だけで訴える。
中に、入れろと。
扉を開ければ家主である僕を先導するように悠然と室内へ入り、すっかりお気に入りになったらしいソファの隅を我が物顔で陣取る。寝ようとしたところで毛布をめくるとベッドの真ん中へやってきて僕のことをお構い無しに伸びて寝ることもあった。すっかり自分の家のように振る舞ってはいるし夜寝ていると枕元へ来ることもあるのだが、何故か彼は、朝には忽然と姿を消している。
初日こそご飯を食べて満足したのだろう、飼い主の元へ帰ったのだろうと思ったが、その日もまた前日の時のように、僕が帰宅すると玄関の前に行儀よく座って彼は僕を待っていた。
4500ここ最近、家に居着き始めた黒猫。
僕が仕事から帰る時間を見計らったかのようにアパートの扉の前で待っているその黒猫は、夕方頃に僕が階段を上がってくるのを見つけると足元へやってきて一つも鳴くことなく目だけで訴える。
中に、入れろと。
扉を開ければ家主である僕を先導するように悠然と室内へ入り、すっかりお気に入りになったらしいソファの隅を我が物顔で陣取る。寝ようとしたところで毛布をめくるとベッドの真ん中へやってきて僕のことをお構い無しに伸びて寝ることもあった。すっかり自分の家のように振る舞ってはいるし夜寝ていると枕元へ来ることもあるのだが、何故か彼は、朝には忽然と姿を消している。
初日こそご飯を食べて満足したのだろう、飼い主の元へ帰ったのだろうと思ったが、その日もまた前日の時のように、僕が帰宅すると玄関の前に行儀よく座って彼は僕を待っていた。
杜蘭―とらん―
DONEお酒入りのチョコレートで少し酔った先生と、そんな先生にたじたじの肥前くんのひぜなん。肥前くん×南海先生
遅刻も遅刻のホワイトデーです
付き合っていてほのぼのな2人です。
愛を一粒、指先へ.
畑当番を終えて先生の部屋へ戻ると、部屋を出る前に見た時と同じ体勢で先生が机に向かっている。朝別れた時には本を読んでいたから、どうせまだ読み耽っているのだろう。
ただいま、と声をかけて返事がないのも、別に珍しいことでは無い。
気付いたらもう一回言えばいいしと気にも留めず室内へ入ると、畳を踏む音と気配にハッと顔を上げて先生が振り返った。
「おや、肥前くんおかえり。今日は畑当番だったね。お疲れ様」
柔らかい髪の毛を揺らし、メガネの奥の灰青色の瞳を細めて笑う。おかえりの声が、心なしかいつもより明るい。随分と機嫌が良さそうに見えた。
「……ん」
読書に夢中だったのかと思い手元を覗き込むと、そこにあったのは本ではなく、先月貰ったチョコレートの礼にと今朝渡したばかりの缶ケース。本の形を模したデザインが先生に合うと思って遠征先で買って渡したものだ。中には一口サイズのチョコレートが10個ほど入っている。
4584畑当番を終えて先生の部屋へ戻ると、部屋を出る前に見た時と同じ体勢で先生が机に向かっている。朝別れた時には本を読んでいたから、どうせまだ読み耽っているのだろう。
ただいま、と声をかけて返事がないのも、別に珍しいことでは無い。
気付いたらもう一回言えばいいしと気にも留めず室内へ入ると、畳を踏む音と気配にハッと顔を上げて先生が振り返った。
「おや、肥前くんおかえり。今日は畑当番だったね。お疲れ様」
柔らかい髪の毛を揺らし、メガネの奥の灰青色の瞳を細めて笑う。おかえりの声が、心なしかいつもより明るい。随分と機嫌が良さそうに見えた。
「……ん」
読書に夢中だったのかと思い手元を覗き込むと、そこにあったのは本ではなく、先月貰ったチョコレートの礼にと今朝渡したばかりの缶ケース。本の形を模したデザインが先生に合うと思って遠征先で買って渡したものだ。中には一口サイズのチョコレートが10個ほど入っている。
kamiya_teiki
DOODLE小瀧君が南海さんの死に直面した結果、南海さんに成り代わったけどお互いの自我と記憶が混ざってなんかよくわからなった存在と化してしまったIFのまとめ。ちょっとした絵と、あんまり救われないSS(親書ページメーカー利用)があります。 9utinokonumati
DOODLEクトゥルフ神話TRPG『navigator』
ENDⅡ
生還
継続PC:南海北斗
別段ネタバレというわけでもないですが、一応こちらにぽい
めちゃくちゃおもろかった!!!!!
ありがとう友人😊
杜蘭―とらん―
DOODLE刀剣乱舞 肥前×南海誰かに残された先生のキスマークに肥前くんがモヤモヤするとても短いお話です。
※審神者×南海が前提の肥→→南です
初めて書いたので色々拙いですがご容赦ください🙇♀️
【なにも知らないで】「なぁ先生」
──好きだよ。
畳に向かって吐いたおれの声は、書を読むのに夢中な先生には届かない。誉の褒美にと贈られた書は希少な物だそうで、先生もたまには頑張ってみるものだとご満悦だった。内容もかなり惹かれるものだったようで、もうかれこれ一時間は夢中で読み進めている。
その横顔を、同じだけの時間おれは見つめながら、こうして思いを喉の奥で燻らせながら畳に向かって溜息を吐いているのだ。
髪は結わえていても、ふわふわとしたくせ毛は俯いていると垂れてきて邪魔なのだろう。垂れる髪を頻りに耳に掛ける度、毛先が揺れ耳の後ろにキスマークが覗く。最初に気付いたのは昨日の夜。縁側で寝落ちた先生を何とかして抱えた時だった。
赤黒い、血の痕。吸われたのか噛まれたのか、内出血で先生本人からは決して見えない場所にあるそれは、そんな意図などなくてもおれを牽制する。
1798──好きだよ。
畳に向かって吐いたおれの声は、書を読むのに夢中な先生には届かない。誉の褒美にと贈られた書は希少な物だそうで、先生もたまには頑張ってみるものだとご満悦だった。内容もかなり惹かれるものだったようで、もうかれこれ一時間は夢中で読み進めている。
その横顔を、同じだけの時間おれは見つめながら、こうして思いを喉の奥で燻らせながら畳に向かって溜息を吐いているのだ。
髪は結わえていても、ふわふわとしたくせ毛は俯いていると垂れてきて邪魔なのだろう。垂れる髪を頻りに耳に掛ける度、毛先が揺れ耳の後ろにキスマークが覗く。最初に気付いたのは昨日の夜。縁側で寝落ちた先生を何とかして抱えた時だった。
赤黒い、血の痕。吸われたのか噛まれたのか、内出血で先生本人からは決して見えない場所にあるそれは、そんな意図などなくてもおれを牽制する。
はらまる
DOODLE南海先生の兄弟がどうしても見たくてさ……彼の元主もかなり興味深い方なので是非調べてみて下さい。⚠︎もしもの話です。粟田口的な感じで兄弟間の年齢はあまり考慮してません。創作です。伝記では無いです。 2
HOCKAMURIII
DONE【くりみつ】※何でも許せる人向け、僅かに血表現。しないと出れない部屋もいいけど、まだ互いを意識してない🌰🍯2人を切迫したギリギリの状況に追い込んで、否応なく自主的に色々させたい。
某とうらぶ無双実況者さんが言ってたんだけど、🌰はどんな状況でも頭の回転が速くどんな過酷な戦況でも冷静に判断を下せるけど、🍯がピンチの時にはその速い思考よりも先に体が動いてしまう、って言う解釈が物凄く好きだ! 6
バルサミコ
DONEカラーパレット最後のお題 陽炎・・・南海先生で描いてみました。無事に退院して家に帰ってきました。
ボチボチ体を慣らすはずが 仕事以外は普通に今まで通り家事やってるけど
動けるのはほんと有難い。倒れた時は家屋には危ないかもと説明された状態だったので無事に帰れたのは幸せな事だと思います
waon
DONETwitterの企画用に書いたもの/南海太郎朝尊審神者の葬式にくる南海先生の話.
小学三年生のとき、祖父が死んだ。夏休みが始まる直前のことだった。学校を休んで母の運転する車で祖父の家(つまり母の実家)へと向かい、先に到着していた伯母夫婦とともに祖父の家に泊まった。仕事がある父は翌日の通夜の直前に新幹線でこちらへ来ることになっていた。
身内の死というものを経験したのはこれがはじめてだった。母方の祖母は母がまだ若い頃に亡くなっていて、祖父はもう長いことこの田舎の一軒家で一人暮らしをしていたらしい。祖父のことはよく知らなかった。母は昔から祖父との折り合いが悪かったらしく、そのため私が母に連れられてこの家に来ることはほとんどなかったのだ。祖父の家に着いた最初の夜、かつて母の部屋だったという和室に敷かれた布団の中で家鳴りの音を聞きながら、私はたった数回しか会ったことのない祖父のことをぼんやり思い出そうとしていた。
6336小学三年生のとき、祖父が死んだ。夏休みが始まる直前のことだった。学校を休んで母の運転する車で祖父の家(つまり母の実家)へと向かい、先に到着していた伯母夫婦とともに祖父の家に泊まった。仕事がある父は翌日の通夜の直前に新幹線でこちらへ来ることになっていた。
身内の死というものを経験したのはこれがはじめてだった。母方の祖母は母がまだ若い頃に亡くなっていて、祖父はもう長いことこの田舎の一軒家で一人暮らしをしていたらしい。祖父のことはよく知らなかった。母は昔から祖父との折り合いが悪かったらしく、そのため私が母に連れられてこの家に来ることはほとんどなかったのだ。祖父の家に着いた最初の夜、かつて母の部屋だったという和室に敷かれた布団の中で家鳴りの音を聞きながら、私はたった数回しか会ったことのない祖父のことをぼんやり思い出そうとしていた。
hakuboku
DONEpart8で使ったイラストたち。まさかこんなに長くお待たせするとは思っていなかった…。
ここまでこぎつけたのも、応援くださった皆様のおかげです。本当にありがとうございました…!
Raftのゲームのストーリーはまだまだ続くので、ぜひご自分でも遊んでみてください。
第二目標をどこに設定するか、仕込みをどうするか…などと悩みつつ。 14
バルサミコ
DOODLEモノクロ刀剣 髭切 膝丸 和泉守 鴬丸 三日月 大包平 薬研 鶴丸 小狐丸にっかり 加州 小竜 白山 日向 不動 南海 肥前 松井 長義 山姥切国広 安定 七星剣
今現在のモノクロ刀剣 まとめ 22