広島県
takami180
DONE47都道府県グルメ曦澄企画お好み焼き――広島県
引き戸を開けて、のれんをくぐると威勢のいい「いらっしゃいませ」が響いた。
右手にカウンター、左手にテーブル席が並ぶ店内はそれほど広くない。
「何名様ですかー?」
「二人です」
「カウンターどうぞー!」
昼時である。テーブル席はすでに埋まり、カウンター席の空きも少ない。
江澄と藍曦臣が言われるままにカウンター席に着くと、間髪入れずにお冷とメニューがババッと出された。
カウンターの目の前には端から端まで広がる鉄板がある。大きいヘラがシャッシャッと音を立てている。
「どうする」
「ええっと、どうしましょう」
江澄に尋ねられて、藍曦臣はあわててメニューを見た。
種類は少ない。六種類だけだが、写真がなくて、どれがどんなものだかわからない。
2148右手にカウンター、左手にテーブル席が並ぶ店内はそれほど広くない。
「何名様ですかー?」
「二人です」
「カウンターどうぞー!」
昼時である。テーブル席はすでに埋まり、カウンター席の空きも少ない。
江澄と藍曦臣が言われるままにカウンター席に着くと、間髪入れずにお冷とメニューがババッと出された。
カウンターの目の前には端から端まで広がる鉄板がある。大きいヘラがシャッシャッと音を立てている。
「どうする」
「ええっと、どうしましょう」
江澄に尋ねられて、藍曦臣はあわててメニューを見た。
種類は少ない。六種類だけだが、写真がなくて、どれがどんなものだかわからない。