Fallen AngelPrologue

中也第一次见到那个自称他哥哥的金发男人，是在黑手党医疗室的病房里。
那时他刚刚从一天一夜的昏睡中醒来，头痛得像有十把锯子一齐在里面动工，由于躺的太久，浑身骨头也像是要散架一样。后来证明，他的昏睡并非异能失控的后遗症，而是由于太宰在之前的晚餐中给他添加了过量的安眠药。当然，这时的他无暇去考虑这一切，也许是虚弱削弱了他的警觉，也许是暗杀王确实太善于隐藏气息，他在睁眼之前并未感觉屋里的陌生存在，是以猝不及防看到那样的身影坐在床边，险些下意识地发动异能，引发新一轮的失控和脱力昏迷。
是坐在他另一侧的太宰伸手按住了他，微凉的触感覆盖了皮肤，阻拦了即将泛起的不详红光。
“别那么冲动。”他说。
他这一句话与其说是安抚，不如说像是故意气人的。中也怒视着太宰，问：“这家伙是谁？”这时才发现嗓子也干得吓人，随着话音的响起，那被忽视的刺痛感也泛起来，他忍不住咳了一声。

甘い指「ん？なんか美味しそうな匂いがする」
一緒に歩いていたヒビキが、そう言ってふいに立ち止まった。
「んんー、何だろう。バター、砂糖、それとチョコが焦げた匂い……」
口の中でブツブツ言いながら、ヒビキはふらふら〜っと営舎の角に向かって漂ってゆく。
「おい。時間に遅れるぞ」
一応そう声をかけた。
怒られるのはしょっちゅうだし、始末書の書き方も慣れたものだが、守れるルールは守るべきだ。
始末書の事を考えた拍子に、ふと頭の隅に上官の顔が浮かんだが、すぐに意識して掻き消す。
「おいっ、ヒビ……」
関係ないような時にまで、その顔を思い出してしまった自分にイラッとして、ついそこにいる人間に当たってしまいそうになった時。
建物の角から背の高い人影が、ぬぅっと出てきた。