昭和
瀬戸メバル
DOODLEエルメの血をガッツリ引いた顔の六四先輩妄想。言動は全て昭和なので、エルメ顔の無駄遣いをしている。八九に「ファミコン……? あー、Switchとかで移植されてる……」とか言われてジェネギャで倒れてほしい。
でも八九もそのうち同じ目に遭うんだよな……もう二〇くんが生まれちゃってるので……。
昭和の六四、平成の八九、令和の二〇ってコト……?
全員「アタレ」が採用されているのでアタレ三兄弟だね。
ゆゆゆ
MOURNING昭和の時代に鶴見と月島が再会した話。前作の続きのようなもの。
終着点はまだ先和菓子屋を二人で後にして、未だに月島は混乱していた。前を歩く男の後姿には現実味が無く、白昼夢や幻なのではないかと思ってしまう。ふいに道のへこみに足を取られ態勢を崩しそうになると、体を支えるように腕を掴まれた。
「大丈夫か、月島」
腕に柔く食い込む掌の硬さと確かな体温を身を持って感じた途端、小樽の海で死んだはずの鶴見と目の前の男の存在が結び付いてしまった。心配そうに覗き込んで来た鶴見の顔をジイっと見つめ、あの頃から皺は増えていたが帽子の下に見える印象的な額の傷と瞳はそのままであった。あの鶴見篤四郎で間違いないのだと確認するなり月島は殴り掛かった。振りかぶった右手にしっかりと肉と骨の手応えを感じ、目の前に踞る男が亡霊や幻覚の類では無いと漸く納得した。
3335「大丈夫か、月島」
腕に柔く食い込む掌の硬さと確かな体温を身を持って感じた途端、小樽の海で死んだはずの鶴見と目の前の男の存在が結び付いてしまった。心配そうに覗き込んで来た鶴見の顔をジイっと見つめ、あの頃から皺は増えていたが帽子の下に見える印象的な額の傷と瞳はそのままであった。あの鶴見篤四郎で間違いないのだと確認するなり月島は殴り掛かった。振りかぶった右手にしっかりと肉と骨の手応えを感じ、目の前に踞る男が亡霊や幻覚の類では無いと漸く納得した。
ニウカ
MEMO水木と水木昭和十八年末 ニューブリテン島にて
バイエンで戦う先鋭部隊が、ついに最期の時を迎えるとの通達があった。
直ちにラバエルの兵士を整列させ「燦然と散る同志に敬礼を」と熱弁をふるう参謀殿に倣い、右手を恭しく持ち上げた水木の心内は「気の毒に」のひと言に尽きる。同情ではない。誇らしさでもない。明媚な白浜に体中の臓物を撒き散らして横たわる彼らを想い、ただ安らかであれと願いたいだけだ。どうかあたたかな南の陽光と幾億もの星の煌めきが、嘘偽りなき優しい場所へ彼らを導いてやってほしい。
水木の信念に日本国への大義はない。世情柄それを口にした途端、不敬罪であの世行きだが心は自由だ。ただ、態度には現れていたのか「おまえは欲のないタマ無しだな。隊旗が穢れる。俺たちの見えない後方で女の様に炊事でもやれ」と、若人でありながら前線を外された。正直ありがたい話である。自分は先陣を買って出るような気骨溢れる男の神格化に理解が示せない。だからこそ後方にて、少しでも犠牲者がでないようにと支援できるくらいで丁度いい。
1400直ちにラバエルの兵士を整列させ「燦然と散る同志に敬礼を」と熱弁をふるう参謀殿に倣い、右手を恭しく持ち上げた水木の心内は「気の毒に」のひと言に尽きる。同情ではない。誇らしさでもない。明媚な白浜に体中の臓物を撒き散らして横たわる彼らを想い、ただ安らかであれと願いたいだけだ。どうかあたたかな南の陽光と幾億もの星の煌めきが、嘘偽りなき優しい場所へ彼らを導いてやってほしい。
水木の信念に日本国への大義はない。世情柄それを口にした途端、不敬罪であの世行きだが心は自由だ。ただ、態度には現れていたのか「おまえは欲のないタマ無しだな。隊旗が穢れる。俺たちの見えない後方で女の様に炊事でもやれ」と、若人でありながら前線を外された。正直ありがたい話である。自分は先陣を買って出るような気骨溢れる男の神格化に理解が示せない。だからこそ後方にて、少しでも犠牲者がでないようにと支援できるくらいで丁度いい。
mizutarou22
DONEなんちゃって明治、大正、昭和初期パロのテラディオです。ごちゃまぜの昔の日本が舞台です。間違ってるところばかりだと思うので雰囲気で読んでください。テランスとディオンはフランス人という設定です。感想等頂けると嬉しいです!→https://wavebox.me/wave/3sm05q1byh901yfk/異国の地にて「デカンショ デカンショで 半年暮らす アヨイヨイ」
入学式を終えた今日、寮で就寝していたとき、ガタガタと遠くから突如耳につんざく太鼓を叩く音や歌が聞こえてくる。私は何が起きたのかわからず、起き上がり、同じ部屋に寝ているテランスに慌てて近づいた。テランスもがばりと起き、「ディオン様!」と私を守るように盾になった。同時に同じ部屋で寝ていた生徒が起き、叫びだした。
「ストームだ!」
「これが先輩たちが言っていたあの……!?」
ストーム? なんだそれは? 私とテランスはわけがわからず呆然としていると、部屋の扉がバタンッ、と大きな音を立てて開け放たれた。
「新入生だな!?」
「この学校に入学した抱負を訊かせてもらおうか!」
3885入学式を終えた今日、寮で就寝していたとき、ガタガタと遠くから突如耳につんざく太鼓を叩く音や歌が聞こえてくる。私は何が起きたのかわからず、起き上がり、同じ部屋に寝ているテランスに慌てて近づいた。テランスもがばりと起き、「ディオン様!」と私を守るように盾になった。同時に同じ部屋で寝ていた生徒が起き、叫びだした。
「ストームだ!」
「これが先輩たちが言っていたあの……!?」
ストーム? なんだそれは? 私とテランスはわけがわからず呆然としていると、部屋の扉がバタンッ、と大きな音を立てて開け放たれた。
「新入生だな!?」
「この学校に入学した抱負を訊かせてもらおうか!」
ex_est
DOODLE誕プレに触発されたやつ〜〜〜改めてありがとうございました!!!一部変えさせてもらったけどまじで逆輸入させていただいたしほぼそのまんまです
服装は今後も安定しないので半分くらいで見ておいてください
後輩くんはノンデリな昭和おとん気質 永和ちゃん縮んじゃったからロリコン疑惑湧くけど年上が好みです 皆まで言うな 11
B4用紙
DOODLE캡틴 미야마군과 1후카츠군 놕深山さんと深つくんrkgk
미츠히코감독 현역시절 유니폼이...뭔가 단단히 미쳐있음
바지 길이는 규정이었다 치고
니삭스 뭐죠? 무릎에 흰색 보호대 찬 선수는 거의 오버니임...
제발...
モデル校の昭和ユニフォームやばくない?
サンノーのオリジナルも好きやけど 2
yama_08_11
DOODLE歪な愛をひとつ、ふたつ死ネタ。
昭和31年から42年後。水木はゲ謎当時30歳設定、鬼太郎も同年誕生。
水視点。鬼↔水 NOT恋人。水は村での記憶なし(42年後の1998年はファブ〇ーズ新発売)
診断メーカー「限界オタクのBL本」で診断された以下のネタから、題がちゃうけど
【題】ひとつに
【帯】歳を重ねるほど臆病になる
【書き出し】最近は服に染み付いた煙草の臭いを消すのも面倒になってしまった。 14
misotsugai
DONE以前のアカウントで投票いただいたお題作品(『どうして泣いているの』『君も一緒に踊りませう』)です。現パロならぬディスコ全盛ぐらいの昭和日本パロ?な晴道。
遅くなってしまい本当に申し訳ないです。
※未成年が飲酒・喫煙する描写がありますが、そういった行為を助長する意図は一切ございません。
『どうして泣いているの』『君も一緒に踊りませう』 ギラギラとしたミラーボールがフロアを照らしている。高いヒールにぴったりとした衣装を身に着けた女たちが腰を振れば、灯りに群がる虫のように男の集団が寄って集った。
道満はぼんやりとした頭でそんな景色を見ながら、サントリーオールドに口をつける。恵まれた身長と筋肉は、彼が高校生であることを周囲に見誤らせていた。兄ちゃんも躍ってこいよ、とバーカウンタのスタッフが気さくに声を掛けてくる。ひらひらと手を振ってその言葉をいなすと、道満はカウンタに肘をついて煙草に火をつけた。
口の中に溜まる淀んだ空気は呑み込む気になれなくて、かはっと吐き出した煙が端正な顔を覆う。大人はこんなものが旨いのかと怪訝に思いながら再度グラスを傾ければ、氷で冷やされた液体が喉を焼いた。
3096道満はぼんやりとした頭でそんな景色を見ながら、サントリーオールドに口をつける。恵まれた身長と筋肉は、彼が高校生であることを周囲に見誤らせていた。兄ちゃんも躍ってこいよ、とバーカウンタのスタッフが気さくに声を掛けてくる。ひらひらと手を振ってその言葉をいなすと、道満はカウンタに肘をついて煙草に火をつけた。
口の中に溜まる淀んだ空気は呑み込む気になれなくて、かはっと吐き出した煙が端正な顔を覆う。大人はこんなものが旨いのかと怪訝に思いながら再度グラスを傾ければ、氷で冷やされた液体が喉を焼いた。
Tak
MOURNING昭和9年 花枝子さんとエス関係にあったモブ女性が亡くなる直前の話下記苦手な方は閲覧をご遠慮ください
⚠️現代の人権感覚に照らして不適切な表現があります
⚠️勇作さんとヒロさんの香りが少しします
⚠️作中で花枝子さんが亡くなっています 4699
akiajisigh
DONE2023年11月紡ぎ松のお題…漸く上がりました。先日上げた冒頭も、後半に合わせて微修正。
内容無いのにこの文字数。
雰囲気を味わっていただければ。
ほぼ描写ないですが白ランカラ松×白ラン一松です。
昭和初期くらいですが、時代も彼岸花についてもにわかググり知識で書いてます。
参考にされませぬ様。
曼珠沙華 幼い頃、約束をした。
「この火の花がさくころ、かならずむかえに行く」
遠い田舎の少年と別れて十余年。
その日、真っ直ぐな目で誓った少年は今——
隣に住んでいる。
「お前もよくやるねぇ一松ぅ」
「…」
ニヤニヤと、完全に揶揄う顔のおそ松兄さんをギロリと睨んでも、効果はないし現状も変わらない。
現状。
この捻れ拗れた現状を打破する方法を、そもそもおれは知らない。だから『よくやる』も何もないのだ。続けるしか出来ない。他に良案があるなら教えて欲しい。ため息をついて、これまでに何度も辿った記憶をもう一度振り返る。
事の発端は、十年ほど前。小学校就学の前年にまで遡る。どうにも気弱で兄の後ろに隠れてばかりのおれを心配した両親は、自立心を養う為に一年ほど、遠戚の家へ預けた。生活に不自由は全く無かったが、そんな事情など理解できない五歳児には霹靂だった。元の家からはきっと捨てられたのだと思い込んで塞ぎ込み、周囲に馴染む事など到底できなかった。
12201「この火の花がさくころ、かならずむかえに行く」
遠い田舎の少年と別れて十余年。
その日、真っ直ぐな目で誓った少年は今——
隣に住んでいる。
「お前もよくやるねぇ一松ぅ」
「…」
ニヤニヤと、完全に揶揄う顔のおそ松兄さんをギロリと睨んでも、効果はないし現状も変わらない。
現状。
この捻れ拗れた現状を打破する方法を、そもそもおれは知らない。だから『よくやる』も何もないのだ。続けるしか出来ない。他に良案があるなら教えて欲しい。ため息をついて、これまでに何度も辿った記憶をもう一度振り返る。
事の発端は、十年ほど前。小学校就学の前年にまで遡る。どうにも気弱で兄の後ろに隠れてばかりのおれを心配した両親は、自立心を養う為に一年ほど、遠戚の家へ預けた。生活に不自由は全く無かったが、そんな事情など理解できない五歳児には霹靂だった。元の家からはきっと捨てられたのだと思い込んで塞ぎ込み、周囲に馴染む事など到底できなかった。
hollyhock
DOODLE全て私に都合のいい、私のための強めの妄想です。過去話。🥃さんの口調は許可をいただき、他の書き手さんの真似をしました。
パスワードは、昭和の時代のBL代表漫画の一つ。「○○ー198×ー」プラス🥐の誕生日。
○○は漢字。
○○△△△の5文字。
まったく本文に関係ないが、あの漫画は愛があれば生きていけるのか?を一貫して書き続けた作品だと思っている。名作。 697
ktzkkg
DOODLE夢主の蓮見小夜を練り途中なんだけど、中々好きな見た目に出来た👏以前メーカーで作ったのと別物になったけどこっちのが好きなのでこっちで煮詰めてく。昭和時代の人間にしたいけどインナーカラー大好きなのでねじ込みます
uco
DONE代理キャラ描きっこ交流会で描かせていただきました。1からデジタルで制作したのと、自分の得意な絵柄のままで描けたので制作時間はそんなにかかりませんでした。
過去に私の絵柄がサンデーっぽいと言い当てたフォロワーさんだったので(ラムちゃん描きながら育ったので大当たり)、絵柄はもちろん、塗り方、色使い、構図もすべてサンデーっぽさ(昭和っぽさ)が全面に出るように制作しました。
めちゃくちゃ楽しかったですw 2
青(腐)
DONE★お通販は12/17イベ終了後に在庫をとらさんに送る予定です★色なき風の吹き抜ける時 開催おめでとうございます!
12/17の新刊「四畳半ぎゆさねブルース」の冒頭部分です。昭和で貧乏で捏造です。時代考証もちょっとだいぶ甘いところがありますが、これはこういう世界線なのねと思ってお楽しみください☺️ 12
Ma2rikako
DOODLE最近、入村という言葉をよく聞くので燈啓ちゃんを入村させてみた。特に大きな事件もなくたんたんと話が進む感じです。
時代的には昭和くらい。
ある村での出来事その村に年若い青年が2人、ふらりとやってきてもう一年が経つ。
都市の近代化が進む中、未だに閉鎖的なその村では突然やってきたよそ者を警戒するそぶりも見られたが、今ではもうすっかり村の一員としてその二人は受け入れられていた。
「燈矢~見て見て!!」
ただっぴろい畑の真ん中で、サツマイモの束が連なった蔓を掲げて元気に手を振っているのがそのよそ者だったうちの一人だ。啓悟はいつも笑顔の絶やさない人好きのする青年だった。落ち着いた色の金髪は日に照らされるとふんわりと輝き、そこにいるだけで周囲の人間に安心感と笑顔をもたらした。
「お~すげぇなぁ」
そして、その泥だけの満面の笑顔で手を振られていたのがもう一人のよそ者、燈矢だった。燈矢は未だ一本目を掘り出せずに畑に座り込んで少し離れたところにいる啓悟に手を上げて応える。彼は啓悟とは真逆で自分から村人と交流を持つことに積極的ではなかった。だが、真っ白い髪に、村の若い女性たちは一度は見惚れるだろう整った顔立ち、常に気だるげな雰囲気を纏ってはいたが、不思議と冷たいという印象はなかった。
6509都市の近代化が進む中、未だに閉鎖的なその村では突然やってきたよそ者を警戒するそぶりも見られたが、今ではもうすっかり村の一員としてその二人は受け入れられていた。
「燈矢~見て見て!!」
ただっぴろい畑の真ん中で、サツマイモの束が連なった蔓を掲げて元気に手を振っているのがそのよそ者だったうちの一人だ。啓悟はいつも笑顔の絶やさない人好きのする青年だった。落ち着いた色の金髪は日に照らされるとふんわりと輝き、そこにいるだけで周囲の人間に安心感と笑顔をもたらした。
「お~すげぇなぁ」
そして、その泥だけの満面の笑顔で手を振られていたのがもう一人のよそ者、燈矢だった。燈矢は未だ一本目を掘り出せずに畑に座り込んで少し離れたところにいる啓悟に手を上げて応える。彼は啓悟とは真逆で自分から村人と交流を持つことに積極的ではなかった。だが、真っ白い髪に、村の若い女性たちは一度は見惚れるだろう整った顔立ち、常に気だるげな雰囲気を纏ってはいたが、不思議と冷たいという印象はなかった。