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    月見

    フジワラ

    DONE秋のじんあらでお月見🎑をテーマに書いてみました。

    秋の行事がなぜか芋掘りしか思い浮かばなかったんですが……🌸さんが「お月見」っていう素晴らしき行事を…しかもそのテーマをくれると言ってくれたので「うっほお!書く書く!」ってなっていたんですが…なんだかんだでこんなに遅くなってしまいました…。雪降りだしちゃったよ……。
    でも、せっかく書いたのでそのままアップしちゃいます~。

    2024/11/25
    「お、とっきー。いいとこで会った」
    「迅さん」
     本部の廊下にて、隊室に戻ろうと一人歩いていた時枝の後ろから迅が声を掛けてきた。
    「嵐山さんなら隊室ですよ」
    「いやいや、これから防衛任務でしょ。だからさ、伝言頼まれてくれない?」
     手にしていたぼんち揚を時枝に差し出しながら、迅はそう言った。
     
     
    「そろそろ時間だな。綾辻」
    『はい、辺りに門の反応はありません。もうすぐそちらに引き継ぐ隊も到着します』
     夕方から夜にかけての防衛任務が終わる時間、インカム越しの綾辻からの言葉に嵐山は頷く。
    「よし、じゃあ今日はこれで終わりだな」
     すっかり日が暮れて暗くなってしまっている時間だ。嵐山は自分がもうすぐここに来る隊に引き継ぎを行うために残るので、時枝と佐鳥に女性陣の木虎や綾辻󠄀を送っていくように指示を出す。
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