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    ニシン

    DOODLE5軸の真桐です。
    脳がやられてるので私のなかではきちんと真桐ですが、客観的に見たらたぶん違うと思います。
    無駄に長いし設定だけ見ると暗いけど、ほぼコメディです。シリアスなんて書けないので安心してください。
    退屈を持て余してる方だけどうぞ。

    webオンリー出たいよ~;;と思いながらも、何を書こうかな?😄の段階なので間に合う予感がまったくしません。間に合うといいね……。
    死者の奉仕とダイナマイト黒いスーツを身につけ、黒いネクタイを締め、黒い革靴を履いた桐生は、東城会の本部に来ていた。
    もう二度と、足を踏み入れることはないと思っていた場所だった。よっぽどの大事件がない限りは、もう見ることすらないと思っていた。
    たとえば何らかの組織に本部を襲撃されて大吾が人質にとられたり、何らかの病気にかかった大吾が桐生を呼んだり、何らかの局地的災害で大吾が助けを求めてきたり(桐生は幼い頃から知っている大吾に対して、他の人間よりも甘かった)、あとはたとえば――

    ――たとえば、真島の葬式とかでなければ。







    真島を構成するものはとてもわかりやすい。
    すぐに思い浮かぶのはあの人を喰ったような笑い声で、時代が時代なら魔女裁判に掛けられてもおかしくない不気味さがあった。
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