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    爆外伝

    Mikan

    MAIKING[あらすじ]IIIにて直列後の平時が舞台。猫耳パニック。
    今日も、そんなよくある忙しい日になるかと思われた。起きて異変を発見するまでは、だ。しろボンは起きると、猫になっていた。(以下、本編)
    父のゴールデン王の後を継ぐべく、俺、しろボンは詰め込み教育に終われる日々。その日も忙しくも平和な日となるかに思われたけれど…?



    朝日の差し込む寝室でいつも通りに目が覚めて、寝返りをうとうとしたら、背中で柔らかい何かを踏んでしまった。ベッドにあるはずのない障害物を手さぐり探そうとして、何やら細長い温かい生き物のような感触があった。
    ビックリして起き上がってベッドの中を覗くも、もぬけの殻の空である。

    おかしいなとかけ布団をめくり、さらにベッドから降りて周辺を探すも、何も見つからない。
    どちらかというと、背後に何かいるような気がする。背中に見知らぬ生き物がひっついていたらとの嫌な予感が浮かび、鏡に姿を映すと、お尻から白くて細長いものが生えていた。
    いわゆる尻尾である。しかし、驚いている暇はなく、鏡をよく見ると頭には動物の白い耳が生えていた。

    何だこれっ?!

    寝ている間の誰かのいたずらかと思い、耳や尻尾を引っ張るがくっついて離れず、無理に引っ張ったらとても痛かった。夢でもないらしい。

    くらくら眩暈がするような気分になり、ベッドの端に腰掛ける。
    座って、体をひねり尻尾を確認する。先 644