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    生活

    Thanatos_wisper

    PROGRESS山に住む鬼の❤️と迷い込んだ💜が生活を始める話
    古い時代 かきかけ 後々R-18を含む話です

    [簡単な設定]
    💜クソガキ 呪術師見習い
    秀才と甘やかされて育ったため、それを素直に認めない大人に不満を抱いている
    食べることが唯一の楽しみ

    ❤️龍脈から記憶を読む鬼
    山の守り人のような事をしている
    人間に興味がある
    <仮>―呪術師同士の戦いで親方様が亡くなってしまった。このままでは自分も殺られてしまう。恐ろしい。恐ろしい!死してなお、自由を奪われ隷属させられるなど御免だ。遠くへ、もっと遠くへ、逃げなければ…!

    形見の数珠を手に、一人の青年が草木をかき分けて駆けていく。薄暗い月明かりの下、やがて崖のふちへと追いやられる。木々の合間から白い二頭の狐が、唸り声を出しながら姿を現した。式神だ。青年は死を覚悟した。

    捕まって死んでしまうくらいなら、いっそのこと、自分で死んだ方がましだ。こちらへ走り出した狐へ背を向けて崖から飛び降りる。ああ、死ぬ前にもっと普通に生きたかった。幼い頃に才能を認められ、名だたる呪術師と言われる男の下へ奉公するよう家から出された。それからはずっと雑用ばかり任されて、無愛想なあの老人とは師弟の関係すら結べなかった。人生とはこんなにつまらないものなのか。もっと自由に生きれたら、鳥のようにどこまでも飛んでいって、まだ知らない世の中を見れたのに。
    21113

    nabetoshichimi

    DONE11/2-3にpictsqare内で開催されますロー×コラソン+おにぎりのWEBオンリーイベント『おにぎりろこりん』様での展示参加小説です。

    ・一つ屋根の下の生活が始まってから、初めて迎えるコラさんの誕生日のお話
    ・ロー視点です。考えるより動け!に繋がる恋心の自覚、両片想い
    誕生日最高びっくり大作戦 する、よな。そこは別に確認はいらねェよな。それは間違いない。そうだよな。だって何よりもの誕生日だもんな……。
     おれは確認を重ねるように、そして自分に言い聞かせるようにそう心で繰り返した。正直に言ってしまえば、こうした祝いへの認識は今更だとも思う。それは言わずもがな「決まってんだろうが」と頷くしかない。ならばなぜ、おれは性に合わないようにこうもぐだぐだと悩んでいるのか。
     この中で軸にある一つの問題は、この祝いごとへの話題について、どちらからどのように話題に出すべきかってことにある。
     状況的には迷わずに祝う側、つまりはおれから声をかける。それが一番に自然だ。そうなれば自ずと答えは出てくる。「祝ってくれッ!」となるのも大歓迎だがらあの人はああ見えて案外と遠慮をするようなところがあるからな。おまけに……今は特に自分に重きを置きたがらねェ。どの方面から捉えてもおれが率先する必要がある。
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