盆
陽炎@ポイピク
REHABILI暗殺チーム菓子盆選手権平和な世界線のジョジョ五部
ゆるいギャグ
会話SS
暗殺チーム菓子盆選手権リゾット「今日はボスからの指令により俺達全員で菓子盆選手権をやる」
ホルマジオ「何て??」
リゾット「ボスからの命令は絶対だ。暗殺チーム内で誰が一番食べてみたいと思える菓子盆に出来るかを競う」
イルーゾォ「下らねぇなぁオイ!」
リゾット「因みに優勝した奴には賞金2万リラらしいぞ」
ソルベ「よしジェラート!乗るぞ!」
ジェラート「やるやる!面白そう!」
ギアッチョ「てめーら!どうしてそうも金が絡むと目の色変えるんだよッ!罠かも知れねぇだろうが!」
リゾット「あ~、それなんだが別に最下位になってもペナルティはないぞ。皆で美味しく菓子盆を食べるだけだ」
メローネ「ふぅん。だが、そういう事をするなら公平性が必要なのでは?」
2482ホルマジオ「何て??」
リゾット「ボスからの命令は絶対だ。暗殺チーム内で誰が一番食べてみたいと思える菓子盆に出来るかを競う」
イルーゾォ「下らねぇなぁオイ!」
リゾット「因みに優勝した奴には賞金2万リラらしいぞ」
ソルベ「よしジェラート!乗るぞ!」
ジェラート「やるやる!面白そう!」
ギアッチョ「てめーら!どうしてそうも金が絡むと目の色変えるんだよッ!罠かも知れねぇだろうが!」
リゾット「あ~、それなんだが別に最下位になってもペナルティはないぞ。皆で美味しく菓子盆を食べるだけだ」
メローネ「ふぅん。だが、そういう事をするなら公平性が必要なのでは?」
めいや
DONE新横に住む、とある男性のお話です。盆先生のnoteを読んで、どうしても書きたくなって書きましたが、ただの蛇足でしかありません。
新横在住Mさん(仮名)の日常──少し遅くなっちゃったな。まだいてくれるといいけど。……なんだ? なんか騒がしい……?
「…………うわっ」
『…… ッ……! …………』
──びっ……くりした。いまの? デカい蚊か? 誰か助けてくれ……あ。
「……ありがとうございます。ハイ。怪我はないです。いきなり出てきたからちょっと驚いたけど。……あのお、ハンターのロナルドさんですよね?」
「ええ。もちろんお顔は知ってます。この先に自宅があるので、よくお見かけしますし。先週の週バンも表紙でしたよね? ……それに、あの……ロナ戦読んでます!」
「す、すいません、お仕事中に……え? 本当ですよ? 最初は息子が読んでたんですけど、今ではすっかり僕も妻もファンになりました。週バンを買ったのも妻です。ロナルドさんが表紙だと絶対買うんですよ。……自分は建築の仕事をしておりまして……お恥ずかしい話ですが、子供の頃から小説は全くと言っていいほど読んだことがなかったんです。息子が読み始めた時も、なんだか難しそうだな、と思ったくらいで」
5723「…………うわっ」
『…… ッ……! …………』
──びっ……くりした。いまの? デカい蚊か? 誰か助けてくれ……あ。
「……ありがとうございます。ハイ。怪我はないです。いきなり出てきたからちょっと驚いたけど。……あのお、ハンターのロナルドさんですよね?」
「ええ。もちろんお顔は知ってます。この先に自宅があるので、よくお見かけしますし。先週の週バンも表紙でしたよね? ……それに、あの……ロナ戦読んでます!」
「す、すいません、お仕事中に……え? 本当ですよ? 最初は息子が読んでたんですけど、今ではすっかり僕も妻もファンになりました。週バンを買ったのも妻です。ロナルドさんが表紙だと絶対買うんですよ。……自分は建築の仕事をしておりまして……お恥ずかしい話ですが、子供の頃から小説は全くと言っていいほど読んだことがなかったんです。息子が読み始めた時も、なんだか難しそうだな、と思ったくらいで」
野手 note
PAST★小説。ジクライ。カプとしては最初に書いたもの。短い。まだ何も起こってない。覆水盆に返らず。伏字は一応決まってはいますが任意のワードを入れてお楽しみください。けちくさいジクさんは私の不徳の致すところです王家なのにDon’t cry over spilt coffee いつからか戦士長の部屋でふたり、残務をこなすことが増えた。
開戦に至る以前から、マーレの軍事会議は「エルディア人に意見を聞いたのが間違いだった」、で終わることが多かった。こちらには自由な発言権がないのに核心に至らない質問をする幹部連中が無能なのだが、なんの戦略もないままではマーレの誇る戦士隊とて戦うべくもない。自然、戦士長と副長たるジークとライナーは議題を持ち帰って検討することになった。
うず高く積まれたジークの蔵書には貴重な古書も少なくなかったから、過去のユミルの民がいかに戦ってきたか書かれた文献を探し出して研究もした。対巨人砲などの先端技術が導入されつつある今となっては、エルディア帝国時代の資料には役に立たない記述も多かった。しかし、過去には最強かつ最凶の絶対的兵器であった祖先に関する知識を深め、彼らに思いを馳せる機会は、ライナーにとって不思議に心癒される時間だった。
1873開戦に至る以前から、マーレの軍事会議は「エルディア人に意見を聞いたのが間違いだった」、で終わることが多かった。こちらには自由な発言権がないのに核心に至らない質問をする幹部連中が無能なのだが、なんの戦略もないままではマーレの誇る戦士隊とて戦うべくもない。自然、戦士長と副長たるジークとライナーは議題を持ち帰って検討することになった。
うず高く積まれたジークの蔵書には貴重な古書も少なくなかったから、過去のユミルの民がいかに戦ってきたか書かれた文献を探し出して研究もした。対巨人砲などの先端技術が導入されつつある今となっては、エルディア帝国時代の資料には役に立たない記述も多かった。しかし、過去には最強かつ最凶の絶対的兵器であった祖先に関する知識を深め、彼らに思いを馳せる機会は、ライナーにとって不思議に心癒される時間だった。
ななぽい性癖無法地帯
DOODLE(顔文字多用パロ会話文)菓子盆選手権キャンプ編の一部を黒バスキャラでパロしたやつです顔文字の横にセリフ形式+菓子盆選手権キャンプ編のネタバレをガッツリ含むのでワンクッション付きです 492
のたり
PAST大昔に書いた地元お盆ネタを供養がてら供養の準備「こんちゃーす、鵲嬢はおる?」
「あれ? つづらさん、今日はどうしたんだい?」
つづらがやって来たのは八月に入って数日経った、昼下がりの暑い時間帯であった。風が吹き込んでくるとはいえ玄関先は暑いからと客間に通せば、来客と聞いたらしい平野が冷えた麦茶を盆に乗せて運んでくる。
「お、ありがとう」
礼もそこそこに麦茶に手を付け、半分程飲んだ後。つづらは早速今日やって来た用事について口に出す。
「鵲嬢のとこはお盆は暇か?」
暇だったらば手伝って欲しいという本題に烏鵲の隣で盆を抱えている平野が何を手伝えば良いんだろうかと首を傾げているのを見て、つづらが事情説明からやったなと言葉を続ける。
「俺ん所から二十分位か、歩いて行った所に婆さんの審神者してた本丸のあってな。去年その婆さんが死なって、孫のチビちゃんが跡継いだっさ」
1137「あれ? つづらさん、今日はどうしたんだい?」
つづらがやって来たのは八月に入って数日経った、昼下がりの暑い時間帯であった。風が吹き込んでくるとはいえ玄関先は暑いからと客間に通せば、来客と聞いたらしい平野が冷えた麦茶を盆に乗せて運んでくる。
「お、ありがとう」
礼もそこそこに麦茶に手を付け、半分程飲んだ後。つづらは早速今日やって来た用事について口に出す。
「鵲嬢のとこはお盆は暇か?」
暇だったらば手伝って欲しいという本題に烏鵲の隣で盆を抱えている平野が何を手伝えば良いんだろうかと首を傾げているのを見て、つづらが事情説明からやったなと言葉を続ける。
「俺ん所から二十分位か、歩いて行った所に婆さんの審神者してた本丸のあってな。去年その婆さんが死なって、孫のチビちゃんが跡継いだっさ」
梅カルビ焼肉定食(お新香付)
DONE甥と姪に送った文字入れ前の年賀状です。せっかくなので晒しときます。前もって姉に子供たちの今の推しを聞いて描いたのですが、
甥の推しポケがかわいいこばっかりでニンマリ(おもち組は個人的な推し※ポケプレイ経験無し)
みんな初描きの子ばかりで楽しかったです!
お盆に実家からコピック掘り出してきておいてよかった…
いにしえのコピックでしたが問題なく使えました。バチンウニ色濃すぎたけど… 4
ru_za18
DONE毎年お盆のある日、田舎へ帰ると黄昏時だけに会える“鶴丸”という人。今年もその季節が来た。そう思っていたら、田舎で一つのお守りを渡される。
そのお守りの意味は…
※相手not審神者、捏造設定あり
※何でも許せる人向け
毎年この日、黄昏時 私の記憶で一番古い思い出と言えば、彼に会った日のことだろう。
幼い頃、両親に連れられて帰省した田舎。そこに私と同じくらいの歳の子はおらず、遊ぶにも一人遊びのみ。時々、両親が遊んでくれたけれど、なにせ挨拶回りだ親戚の歓迎だと、何かと忙しくしていた。幼心にも、その忙しさはわかっていたのだろう。だからこそ一人で遊び、近い場所へ遊びに行ったりもした。
現在では、幼い子供が一人で遊ぶだなんて『危険だ』 『危ない』という声もあるだろうが、幼い頃にそれが許されていたのは、もちろん田舎の小さな村だったからにすぎない。私のことは、『〇〇さんの家のお孫さん』と知れ渡るのは早かったし、危ないところへ行こうものなら声をかけられて、すぐに安全な場所へ戻される。そんな、人の目がある場所だったからだ。だから、ここの村では誰かしらに話しかけられるのが普通だと思っていた。
10531幼い頃、両親に連れられて帰省した田舎。そこに私と同じくらいの歳の子はおらず、遊ぶにも一人遊びのみ。時々、両親が遊んでくれたけれど、なにせ挨拶回りだ親戚の歓迎だと、何かと忙しくしていた。幼心にも、その忙しさはわかっていたのだろう。だからこそ一人で遊び、近い場所へ遊びに行ったりもした。
現在では、幼い子供が一人で遊ぶだなんて『危険だ』 『危ない』という声もあるだろうが、幼い頃にそれが許されていたのは、もちろん田舎の小さな村だったからにすぎない。私のことは、『〇〇さんの家のお孫さん』と知れ渡るのは早かったし、危ないところへ行こうものなら声をかけられて、すぐに安全な場所へ戻される。そんな、人の目がある場所だったからだ。だから、ここの村では誰かしらに話しかけられるのが普通だと思っていた。
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DONE地蔵盆で再会する年下攻めくわまつの、一年後のお話ですmysterious eyes 今年の町内の地蔵盆のお知らせだよぉ、と言って、僕の一人暮らしの部屋に遊びに来た桑名が、一枚のビラを僕に見せた。にこにこ笑いながら、スイカとラムネの描かれた素朴なイラストを指差す。
「懐かしいでしょ」
僕たちが初めて会ったのは、十二年前の地蔵盆だった。その頃の僕は「地蔵盆」という、この京都の風習を知らなくて、まるで夢の中のお祭りに迷い込んだみたいに思ったっけ。
昨年桑名と再会したのもまた、地蔵盆の町内会テントの下だった。今年は桑名は一応受験生だから、子ども会の手伝いは免除されているらしいけれど、あのどこか幻想的なお祭りをちょっとだけ覗きに行ってもいいな、と考えると、少し胸が弾んだ。
スーパーボールすくい、射的、型抜き。余所者の僕が迷い込んだときにもたしかあったものや、新しく加わったのであろう「妖怪謎解きゲーム」なんていう出し物のラインナップを目で追っていると、一番下のところに「肝試し」と書かれているのが目に入った。
3651「懐かしいでしょ」
僕たちが初めて会ったのは、十二年前の地蔵盆だった。その頃の僕は「地蔵盆」という、この京都の風習を知らなくて、まるで夢の中のお祭りに迷い込んだみたいに思ったっけ。
昨年桑名と再会したのもまた、地蔵盆の町内会テントの下だった。今年は桑名は一応受験生だから、子ども会の手伝いは免除されているらしいけれど、あのどこか幻想的なお祭りをちょっとだけ覗きに行ってもいいな、と考えると、少し胸が弾んだ。
スーパーボールすくい、射的、型抜き。余所者の僕が迷い込んだときにもたしかあったものや、新しく加わったのであろう「妖怪謎解きゲーム」なんていう出し物のラインナップを目で追っていると、一番下のところに「肝試し」と書かれているのが目に入った。
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DOODLE君と一緒なら、はっぴーはろうぃん。ってタイトルで支部でも公開した絵です。幸せに二人でお菓子を食べてる伊雑伊が描きたくて。はっぴーはろうぃんと聞く度に「どうして盆的なはろいんがハッピーなん?」と思っていましたが、一緒に居たい誰かとお祭りが出来たらハッピーなんだなと理解しました。
陽野あたる
DONE書きたいとこだけ書いたので話の飛び方がすごいです。お館様の眼帯の下と堺ノ國エピ後の妄想話。盆くんは泣かねえ、と言う方はご注意ください。
他刑部と子泣きと救い主ちょいちょい。
いつかの君に末永い希望を。 傷が疼く。
古い傷だ。とうの昔に塞がって、とっくに完治しているはずなのに、いつも唐突に『忘れるな』と言わんばかりに、ふとした瞬間を突いて鈍く痛む。
特に今日のような冷たい長雨の続いている日は駄目だ。無残な痕は残っているものの、今さらどうともなりはしないはずなのに、あの無力さを痛感した日の記憶が鮮明に蘇り、まるでまだじくじくと膿んで血が滲んで来るような気さえする。
ーー戦は、終わった……
込み上げる不快感と痛みを奥歯で噛み殺しそっと傷へ触れてみるも、焼けたように熱を帯びた肌に思わず舌打ちがこぼれた。
半分になった視界に慣れるまで、しばらく時間がかかった。けれどそれ以上に、失ったものの守れなかった者の途方もない喪失感に耐えることの方が堪えた。恨まれても仕方なかっただろう。憎まれても仕方なかっただろう。どうして助けてくれなかったのだ、と縋る声が今も耳の奥にこびりついて消えない。
5882古い傷だ。とうの昔に塞がって、とっくに完治しているはずなのに、いつも唐突に『忘れるな』と言わんばかりに、ふとした瞬間を突いて鈍く痛む。
特に今日のような冷たい長雨の続いている日は駄目だ。無残な痕は残っているものの、今さらどうともなりはしないはずなのに、あの無力さを痛感した日の記憶が鮮明に蘇り、まるでまだじくじくと膿んで血が滲んで来るような気さえする。
ーー戦は、終わった……
込み上げる不快感と痛みを奥歯で噛み殺しそっと傷へ触れてみるも、焼けたように熱を帯びた肌に思わず舌打ちがこぼれた。
半分になった視界に慣れるまで、しばらく時間がかかった。けれどそれ以上に、失ったものの守れなかった者の途方もない喪失感に耐えることの方が堪えた。恨まれても仕方なかっただろう。憎まれても仕方なかっただろう。どうして助けてくれなかったのだ、と縋る声が今も耳の奥にこびりついて消えない。
陽野あたる
DONE盆くんと鉄鼠くんの初対面妄想エピソード。他堺メンツぬらりひょん、隠神刑部、煙羅姐さん、猫又、だたらちゃん、木綿ちゃんも登場。
仲良くケンカしな。
鬼の首に鈴を付ける「隠神刑部様は本日商人との会談が立て込んでいて、とてもお忙しいんです。一昨日来てください」
勝手知ったる何とやら、いつもならばすぐに通して貰えるはずの屋敷で、朱の盆をそう門前払いしたのは今まで見たことがない青年だった。
にこりと涼やかな笑みを浮かべてはいるものの、その佇まいに隙はなくかなり腕が立ちそうだ。慇懃無礼も度が過ぎると角が立つ、と言うのを体現した言葉は、半分ほど頭の中をすり抜けてしまったものの、断固拒絶の滲む気配に本能的に喧嘩を売られていると理解して、反射で眉間に皺が寄る。
「てめぇ、見ない顔だな……話になんねえ、他の奴出せ。猫又とかいんだろうが」
「失礼、申し遅れました。俺は鉄鼠。先日から隠神刑部様の補佐をさせていただいてます。因みに猫又も会談に同席してますから、いませんよ」
13237勝手知ったる何とやら、いつもならばすぐに通して貰えるはずの屋敷で、朱の盆をそう門前払いしたのは今まで見たことがない青年だった。
にこりと涼やかな笑みを浮かべてはいるものの、その佇まいに隙はなくかなり腕が立ちそうだ。慇懃無礼も度が過ぎると角が立つ、と言うのを体現した言葉は、半分ほど頭の中をすり抜けてしまったものの、断固拒絶の滲む気配に本能的に喧嘩を売られていると理解して、反射で眉間に皺が寄る。
「てめぇ、見ない顔だな……話になんねえ、他の奴出せ。猫又とかいんだろうが」
「失礼、申し遅れました。俺は鉄鼠。先日から隠神刑部様の補佐をさせていただいてます。因みに猫又も会談に同席してますから、いませんよ」
陽野あたる
DONE盆くんがお館様に拾われた際はこんなだったのかなぁ、と言う妄想100%の捏造エピソードです。ぬらりひょんのキャラシナリオ読んでないので、違うとこあるのはご容赦ください。
隠神刑部と煙羅姐さんもちょびっと。
鬼子来たりて、 夕刻になると、鬼が出るーー
そんな話をぬらりひょんが聞いたのは、長かった梅雨も明け、からりとした青空が広がる日のことだった。
魑魅魍魎が跋扈し、妖怪ーー人ならざるものが棲まうこの幻妖界において、村々に鬼が出る、と言うのは別に驚くべきことではない。何しろ、堺ノ國の隣国は酒呑童子が治める鬼ノ國だ。
とは言え、あまり他国と関わりを持たない彼らがこちらに出て来ることは稀であったし、[[rb:国境 > くにざかい]]に居を構える者からすれば、何か不穏なことが起きるのではあるまいか、と危惧するのも当然であろう。
実際、峠を超えて行き来する商人が襲われ品を奪われた、と言う報告もちらほら上がっているらしい。
9623そんな話をぬらりひょんが聞いたのは、長かった梅雨も明け、からりとした青空が広がる日のことだった。
魑魅魍魎が跋扈し、妖怪ーー人ならざるものが棲まうこの幻妖界において、村々に鬼が出る、と言うのは別に驚くべきことではない。何しろ、堺ノ國の隣国は酒呑童子が治める鬼ノ國だ。
とは言え、あまり他国と関わりを持たない彼らがこちらに出て来ることは稀であったし、[[rb:国境 > くにざかい]]に居を構える者からすれば、何か不穏なことが起きるのではあるまいか、と危惧するのも当然であろう。
実際、峠を超えて行き来する商人が襲われ品を奪われた、と言う報告もちらほら上がっているらしい。
Kan_Neko
DONE爆死している📱と🧪の話です※📱がPTSD気味の捏造設定
覆水は盆に返らず、破鏡は再び照らさず、後悔は先に立たず
参照:https://www.kurashiru.com/recipes/50f12e10-d6ec-4f0f-93ea-9eeb4a32cc10
【ハロウィン/柘榴/(メジロ)】
メジロ・オブ・ポムグラネイトスマホを持つ手が震える
もう何回目になるのかすら覚えていないが、一つ言えるのは何万溶かしたかもう自分でも覚えていないということだ
顔からダラダラとよく解らない液体が滴り落ち、手汗でスマホが滑ろうとも一切構わずにブルーライトが発せられている画面から目を離せずただじっと、じっと心の底から奇跡が起きることを願っている
開かれる扉は何も変わらず
ゲートは金色に光るのみ
確定演出の気配は一切合切ない
ただ、いつもと変わらないソーシャルゲームのガチャ結果画面をうつろな瞳で見つめるマリキンの動きが5分ほど止まっていることを認識したフサキンは、恐る恐る、不発弾を処理するかのような心地で冷や汗を首筋にたらりと垂らしながら声をかける
2947もう何回目になるのかすら覚えていないが、一つ言えるのは何万溶かしたかもう自分でも覚えていないということだ
顔からダラダラとよく解らない液体が滴り落ち、手汗でスマホが滑ろうとも一切構わずにブルーライトが発せられている画面から目を離せずただじっと、じっと心の底から奇跡が起きることを願っている
開かれる扉は何も変わらず
ゲートは金色に光るのみ
確定演出の気配は一切合切ない
ただ、いつもと変わらないソーシャルゲームのガチャ結果画面をうつろな瞳で見つめるマリキンの動きが5分ほど止まっていることを認識したフサキンは、恐る恐る、不発弾を処理するかのような心地で冷や汗を首筋にたらりと垂らしながら声をかける
kipponLH
MOURNINGバンドパロ大学生設定。お盆休みで誰もいないキャンパス、クーラーが壊れた研究室での出来事です。ドラムハンの百合モブです。全年齢です。
太陽 ゆっくりと、彼女の喉元を汗が流れていく。細い首に明瞭な道筋をつけて消える。汗の通っていく道なんて見えるわけがないのに、私の目にはくっきりとそれが映った。太陽が東から昇って西に沈むように、地球が太陽のまわりを回るように、厳然たる事実としてそれは存在した。
目の前の光景に息を呑むという経験は初めてだった。
無論、知識としてはある。雄大な自然に身を委ねる時、運命の相手に恋をする時、生命の誕生に立ち会う時。その時世界は止まって見える。慣れ親しんだ本たちはいつでもその瞬間を切り取って、同じ経験を有しない私にも感動を伝えてくれた。でもそれは自分には現実味のない感覚で、縁のないことで、一生訪れることはないだろうと思っていた。陳腐な言い方をすると、今この時、この部屋にいるあなたを見るまでは。
6084目の前の光景に息を呑むという経験は初めてだった。
無論、知識としてはある。雄大な自然に身を委ねる時、運命の相手に恋をする時、生命の誕生に立ち会う時。その時世界は止まって見える。慣れ親しんだ本たちはいつでもその瞬間を切り取って、同じ経験を有しない私にも感動を伝えてくれた。でもそれは自分には現実味のない感覚で、縁のないことで、一生訪れることはないだろうと思っていた。陳腐な言い方をすると、今この時、この部屋にいるあなたを見るまでは。
mdrm222utut
DONEタケミっちが千冬くんに告白して、その告白の返事に悩んだ千冬くんがマイキーに相談する話。キーワードは「嫉妬」と「覆水盆に返らず」です。
二部作の予定で今作は第一部です。
第一部:千冬くん視点、第二部:マイキー視点を予定しています。
※この作品では誰も救われません。
※添え野菜程度に事後描写があります。
『愚人どもの恋罪』 --「恋は曲者」-- 『嫉妬とは、愛の保証への要求である。』
《レフ・トルストイ著『アンナ・カレーニナ』の一節より》
卍卍卍
「オレ、千冬のことが好きなんだ」
そう言った相棒、もといタケミっちの顔は熟れすぎた苺みたいに真っ赤だった。多くの犠牲を出した関東事変も終焉を迎え、マイキーくんの妹や横浜天竺の総長である黒川イザナ、場地さんの仇である稀咲の死を目の当たりしてもしかしたら自分やオレが死んでてもおかしくなかったと感じ、この気持ちを伝えようと思い至ったらしい。
オレのどこに惚れたのか訊くと、「ありすぎて一つずつ挙げると日が暮れる」とタケミっちははにかみながらある未来でタケミっちとオレが反社をしていて、その時命を張って自分のことを守ってくれたことがきっかけだったと思うと言った。それから未来から来たという傍からすれば戯言を馬鹿にすることなく信じてくれたこと。場地さんの未来を知ってて救うことが出来なかったことに対してタケミっちを責めることなく、誰からも褒められることもねえのに一人で戦ってすげえともっと胸を張れと背中を押してくれたこと。全てを受け止めた上で相棒でいてくれたこと。…など穴があれば出来るだけここから一番遠い場所まで潜って逃げちまいてえと思える自分でも小っ恥ずかしいエピソードをタケミっちは嬉しそうに、まるでずっと大切にしてきた宝物の包装を一つ一つ解いて開いていくかのように丁寧に優しく語って聞かせてくれた。
8758《レフ・トルストイ著『アンナ・カレーニナ』の一節より》
卍卍卍
「オレ、千冬のことが好きなんだ」
そう言った相棒、もといタケミっちの顔は熟れすぎた苺みたいに真っ赤だった。多くの犠牲を出した関東事変も終焉を迎え、マイキーくんの妹や横浜天竺の総長である黒川イザナ、場地さんの仇である稀咲の死を目の当たりしてもしかしたら自分やオレが死んでてもおかしくなかったと感じ、この気持ちを伝えようと思い至ったらしい。
オレのどこに惚れたのか訊くと、「ありすぎて一つずつ挙げると日が暮れる」とタケミっちははにかみながらある未来でタケミっちとオレが反社をしていて、その時命を張って自分のことを守ってくれたことがきっかけだったと思うと言った。それから未来から来たという傍からすれば戯言を馬鹿にすることなく信じてくれたこと。場地さんの未来を知ってて救うことが出来なかったことに対してタケミっちを責めることなく、誰からも褒められることもねえのに一人で戦ってすげえともっと胸を張れと背中を押してくれたこと。全てを受け止めた上で相棒でいてくれたこと。…など穴があれば出来るだけここから一番遠い場所まで潜って逃げちまいてえと思える自分でも小っ恥ずかしいエピソードをタケミっちは嬉しそうに、まるでずっと大切にしてきた宝物の包装を一つ一つ解いて開いていくかのように丁寧に優しく語って聞かせてくれた。