常用薄明の頃　獣の手足というのは、本当に足しに成らぬ。

　とうとう膝を付き、蹲って動かなくなってしまった書生の、その付いた膝から伝う紅い生命の筋が地面へ落ちていくのを、唯々見ている事しか出来ないとは。
　ゴウトは黒い芋虫のように手足を引っ込め、固まってしまった教え子の周りをうろうろと回りながら、声の限りに呼びかけた。
『ライドウ、ライドウ』
　原因は解っている。
　羅刹天の揮った刃が仙骨の少し上、命門の辺りを深く抉っていったのだ。
　臓に達してはいないようだが――もしそうだったらこの量の血では済まない――刻々と流れていくそれは、もう赤い水溜りになり始めていた。
『目を覚ませ、ライドウの名が廃るぞ！』
　常であれば、叱咤一つでその薄い瞼を抉じ開けて、すまない、油断した、とその両脚で聢と立ち上がり前へと邁進していく里の麒麟児が、今日ばかりは少しとも動いてはくれない。

小ネタ集□綱、えっち中にはじめから、先輩えっちなこと言ってよっていう無茶振りをされるが流石に致してる最中は頭真っ白でよく分からなくなって言えないので後日改めて提案するはなし
後日の話
はじめ、先日のお前の言うえっち？な言葉に該当しそうなものをリストアップしたのだが⋯見てもらえるか？
先輩⋯ごめんなさい、もっかい言ってもらえます？
えっちな言葉に該当しそうなものをリストアップしたから見てくれ
わーーーー！！？！？（混乱）（でも一緒に確認する）
⋯どうだ？
先輩⋯っ！？先輩本当にこれ言うの？！ねえ？！これ意味わかってる？！？！（泣）
いや、こう言えば喜ぶとラブ○スメのサイトに書いてあったから⋯、それにしても色々新しい知見を得られた