芥川慈郎
足田おし
DOODLE幽霊の向日岳人と芥川慈郎のおはなしちょっと暗いかも「ね、なにしてんの?」
おれがふわふわ飛び跳ねてると、後ろから寝ぼけた声が聞こえた。ふわふわの金髪。
あれ、ずっと思ってたけど寝癖か?
「何って、飛んでんだよ。ほら」
俺が120cmくらいぴょんっと飛び跳ねると、そいつはパッと顔を輝かせて覚醒したようだった。
「すっげ〜!!まじすげぇ!!もう一回!もう一回やって!」
あんまり目をきらきらさせて強請られるものだから、ぴょん、ぴょんといつもより高く飛ぶ。
楽しい。
人に飛んでいる姿を見られるのは好きだ。
みんな驚いたり、たまにこいつみたいに楽しそうにしてくれる。俺だけを見ていてくれる視線は心地良い。
「なー、どうしてそんなに高く飛べんの?」
「んー?一日一跳って言葉しらねぇ?」
「なにそれ?」
「俺が作ったことわざ!」
ぐるっとムーンサルトをすれば、またそいつの目は輝いた。
「一日一回高く飛べばその分飛べるようになるんだよ。やってみそ」
「忍者みてぇ!」
あっはっはと豪快に笑い出したそいつは、制服のブレザーを敷いた床の上にごろんと横になる。
「おれにもね、きみに似た幼馴染がいたんだけど……もういないみたい」
「 1260
suiminnemui
PAST大昔に描いた氷帝幼馴染3人組。最近久しぶりにテニプリのキャラソン聴いて、テニプリっていいな…ってなってます。原作また読み返そ〜!
#テニスの王子様 #氷帝 #宍戸亮 #向日岳人 #芥川慈郎