問うてはその応え　ようやく西の国から中央の国に帰還する目処が立って、賢者を含め全員が安堵していた頃のこと。
　散歩ついでに買い出しを済ませてファウストと西の魔法舎に帰ってきたところ、待ち構えていたかのようにフィガロが門前で手をひらりと振る。てっきりファウストに用があるのだと思った（隠しているようだが二人は妙に親しげな気配がある）が、視線は何故かネロに向けられている。
　正直、ネロにとってあまり得意な相手ではない。例の件もあるので、今後は関わりを減らしたかった。情が移るから、というわけではないのだ。何があろうともネロのなかで優先順位がひっくり返ることはあり得ないので、フィガロとこの先どれほど思い出が増えたとしても、ネロは躊躇わないだろう。ただ、夕飯まで部屋で休むつもりでいたので困惑した。隣でファウストも微かに戸惑っている気配がする。

[新世界狂歡/伊艾]夏日秘夢(R-18)騎士團副團長艾德蒙特一直都是被公認的美人，那細長濃密的眼睫毛與飄揚柔順的水藍色長髮，走到哪兒都是注目的焦點。甚至還是個衣架子，姣好經過長期訓練的身型無論是怎樣的衣服都能完美駕馭，伊得便是喜歡設計或挑選衣服給艾德蒙特試穿的人。看著那白皙的肌膚與職業模特兒般的身材，搭配的靈感簡直源源不絕！

不過伊得更加清楚，在平常緊身莊重的騎士團隊服包覆下，那一雙富有彈力、粉嫩好摸的大腿肉才是讓自己夜夜春夢的罪惡源頭。


＊＊＊


「叩叩，艾德蒙特你在嗎？」

與艾德蒙特從奪回王族機密物品的任務回來後，已經快兩週沒有見到對方。秉持著自己已經獲得艾德家自由出入的臉部認證許可，即使是快接近常人的入睡時間，伊得依然厚臉皮的敲響了艾德蒙特的房門，因為他知道那位愛加班成性的副團長大人此刻八成還在處理公事。

《 介 獅 還 魂 》01.
「終於來了啊，副團長。我等你好久了。」

一踏進太陽城主的執務室，那低沉有力的嗓音就率先竄入耳中。

隨之映入視線的，才是在整面淺灰磚牆前、五顏六色的帳幕之下，手肘手掌分別支著辦公桌面與臉頰的宮殿主人。

「非常抱歉，正如我在快訊裡提到的，有幾位第一次前來火之區域的隊員因為水土不服，才延誤了行程。」

王國騎士團的副團長以一貫沉穩內斂的語氣表達歉意，同時不解地看著通常在這時會臭著一張臉準備來點冷嘲熱諷的太陽城主ーー此時微微瞇起一側鑲了寶石的雙眼，任嘴角勾起慵懶隨性的弧度。

「對，但還是讓我等了。」流光自碧璽中一閃而過，城主在桌面撐起上身，直指騎士的褐色手指上，有著月牙白的圖騰，「所以你和你的部下們必須吃完我準備的料理，展現你們道歉的誠意。」

《完美的婚禮準備》【艾德蒙特口中的婚禮】

00.
「艾德蒙特，我要結婚了。」

「你是認真要定下來了？」貴族青年看向好友的眼神帶著另一種意味的詫異。

「欸欸，不要用那種眼神看我嘛，我看起來像沒辦法結婚的人嗎？」
單手支在桌面撐著腦袋的灰髮騎士沒好氣地笑著，手指戳上貴族青年的眉心。

「是看起來像個花花公子。」艾德蒙特拍開好友作亂的手指，「你甚至會在巡邏途中隨便送花給女性。」

「唉唷誤會大了呀大人！」活潑的聲線誇張地拔高，「我只是在執行能讓世界更加美好的舉動啊！把美好的事物贈給美好的人物，有什麼不應該的嗎？」

「......」

在貴族青年臉上逡巡一陣的視線突然浮現介於頓悟與想到壞心點子之間的光澤。

「還是說——你其實也想要我送花給你？」


01.

《 水 曇 》來自天際的波光在地面開出一道粼粼的小徑，他的上司毫無猶豫地邁出步伐，向著黑暗的深處走去。

赭紅與漆黑分踞魚鰭狀飄逸的外衫左右，並在中央的襯衣以水紋雲彩模樣交匯。在黑色布料上頭以赤色金色絲線繡上繁複圖樣，以打摺設計製造立體感的裙褲，是羽夜袍中少見的形式。

與平時黑白分明的制服相比，這身衣飾讓男人多了幾分與他位階相襯的華貴。


水藍色的鞋跟踩在鋪滿玻璃珠般晶瑩石塊的地面，整個空間除了布料摩擦與呼吸聲，再無任何一點聲響。
拂過肌膚的不是空氣，而是如流水般推擠皮肉的涼意。


漆黑的周圍偶爾會有發著微光的小魚游過。
隨著路面逐漸開闊，男人堅毅的步伐趨緩，在四周漂浮的東西變得更豐富了。

像是男孩們喜愛的玩具、有許多彩色插圖的書籍、令人垂涎的點心零嘴，共通點是，都讓艾德蒙特感到十分眼熟。

【安雷】蜜桃成熟时Pozzazllo港盛产一种蜜桃，外表其貌不扬，只有拳头大小却内有乾坤。成熟后在光下透着流淌的蜜色汁水，被一层浅色绒毛连带果皮兜起，牙尖一戳就如漏气的水气球，果肉无需咀嚼就顺滑地流入喉管，剩下琥珀色的汁水连同果肉全洒在毫无防备的食客手中，残存粘腻而甜蜜的果香，复合空气中海水被烈日暴晒过后的咸涩风味，理所应当成为海滨小镇独具一格的招牌。
雷狮很喜欢这种水蜜桃，只有海边的滩涂沙地和一整个春夏的雨露阳光才能结出这种兼具饱满汁水和丰富糖分的果实，每年都来这片海域度假的同时还能在当地吃上第一批采摘下的桃子。
此时此刻，他又回味起这种金黄色蜜桃的滋味。
喉咙变得干渴，即使在短暂的小憩中也察觉到了泉眼的干涸。重复的吞咽动作起不到半点作用，只好在脑海里望桃止渴。

honeyコロン…と口の中を転がる蜂蜜味の飴を舐めると私はいつも君の事を思い出す。


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「飴…だと？」
「うん、メタはいつも忙しそうにしているんだもん。君は集中していると絶対に食事を取るの忘れるでしょ？飴なら嵩張らないし日持ちするし、…何せ糖分だよ？仕事中にとれば作業効率アップ間違いなしだよ！」
「作業効率…か、良く知っていたな…。」
私がそう言うとカービィはデデデやバンダナに教えて貰ったんだ！と得意気なポーズをしてみせた。この様子だともしかしたら良くわかっていないのかもしれない…。

「だから、これ。あげる！！」
そう言って取り出したのは蜂蜜入りの小さな飴。
可愛い小瓶に小さな飴が沢山詰まっており、瓶の中でキラキラと輝いていた。

午前零時のキス　スラックスのポケットから取り出した煙草は、パッケージごと少し折り曲がっている。興ざめしたのか下唇を突き出した檸檬は、一本摘み出した煙草を指先で撫で伸ばすようにしてから、それを口に咥えた。ガスの減った百円ライターの着火レバーをカチカチと押し下げ、ようやく点いた安っぽい火を煙草の先にあてがうと、ジリっと葉が焼けた微かな匂いを合図に、檸檬はゆっくりと煙を吸い込んだ。
　埃と古い機械油の匂いが交じる暗がりで、背中を向けて立つ蜜柑の向こうには、体を拘束され錆びついたパイプ椅子に座らされている男が三人いる。檸檬から見て右端の男は、先程までは地鳴りを思わせる不穏な呻き声をあげていたのだが。今はそれも静かになって、椅子にもたれて上を向いたまま、ピクリとも動かなくなっていた。