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    記憶喪失

    Rahen_0323

    MAIKING記憶喪失カキツバタその4。準備の準備パートです。なにも憶えてなくて知らん人だらけって絶対めちゃくちゃ怖いしジジイとか特に怖いと思う。
    捏造妄想自己解釈過多、未来if要素があります。なんでも許せる方向け。シリーズなので「残花を手に」の1〜3を先に読むことをオススメします。
    全体で2万字超えたのにこの進行度で笑ってます。これちゃんと終わるかなという漠然とした不安。
    残花を手に 4アカマツは俺とタロ先輩にサンドウィッチを渡して、カキツバタには「まだ重たい物は辛いかもしれないから」と柔らかい野菜の入ったスープを出した。ねーちゃん達もそれぞれ購買や荷物から自分達の朝食を用意して、慌てて来てくれた先生も一旦戻り、ご飯を食べ始める。
    「どう先輩?美味しい?」
    「ん……なんかピリッとするけど、食べやすいし美味いよ」
    「よかった!でも無理して食べなくていいからね!お腹いっぱいになったらハルトのコライドンにでもあげちゃっていいよ!」
    「こらいどん?」
    「ウチの子を残飯処理係みたいに言わないで?いや食べるだろうけど」
    「アギャス!」
    「ああもう呼んじゃうから。ツバっさん残すか分からないし一先ず僕のサンドウィッチをお食べ」
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    Rahen_0323

    MAIKING記憶喪失になるカキツバタの話その2です。と言っても今回もほぼ導入。長編書きの本領を発揮しつつある。
    捏造妄想自己解釈過多。未来if要素もあります。なんでも許せる方向け。一話目である「残花を手に」から読むことをオススメします。
    cpのつもりは一切ありません。クソデカ感情です。この流れだと今後更にどんどんデカくなりそうだな……
    残花を手に 2パラドックスポケモンの調査。それは半分成功で、半分失敗に終わった。
    事前に確認されていた全種類の捕獲が完了して、また新たに湧かない、見つからないとも言い切れないが原因究明は進むだろうと先生達は言っていて。
    しかし、テラリウムドームどころかエリアゼロでさえ一切観測されていなかった謎のポケモンにより、カキツバタが倒れてしまったのだ。
    俺を庇った所為で、と罪悪感に支配される暇無く、俺は学園直属の研究員達に聞き取りの協力を頼まれて、答えられることは全て答えた。

    「テラパゴスのような謎のポケモン?」
    「姿も大きさもよく見えなかった?しかしあの時は吹雪いていなかったよ?」
    「強い光か……調べたところ、そのタイミングだけカキツバタくんのスマホの動画も監視カメラの映像も不具合が起きていたようだが」
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    Rahen_0323

    MAIKING記憶喪失になるカキツバタ、を書こうとした導入です。導入なのに長くなってしまった。早く記憶失ってくれ。
    捏造妄想自己解釈過多、未来if要素も含まれます。なんでも許せる方向け。
    ポケモンのゲットとかそういうのが伴ってもポケモンの調査はポケモンの為でもあるから、頼んでくる相手とか状況にもよるかもしれないけどこの子達は大概普通に引き受けそうだなあ、と思った(本文の補足)。
    残花を手にあの酷く眩しくも黒い日々が過ぎ去って、ブルーベリー学園の皆が進級・卒業してから暫く。
    休学していたのもあり単位がギリギリだったもののなんとか二年生になった俺、ブルベリーグ暫定二位のスグリと、なんだかんだグダグダ言いながら漸く三年生へ昇った現チャンピオン、カキツバタは、二人テラリウムドームのポーラエリアに来ていた。
    「はーっ、ダリィよおーかったりぃよおー」
    「文句言うなリーグ部長。仕事サボってたツケが回っただけだべ」
    腹立たしくも少し誇らしいことに、この男は俺に負けてから多少は爪を研ぐことを思い出せたようで。前チャンピオンである交換留学生、ハルトが去った後正式にチャンピオンに戻り、皆の進言もあってブルベリーグに復帰出来た俺を実力で叩きのめした。現在戦績は三対七くらいの割合でカキツバタが勝っていて、俺はランク二位に甘んじる他無くなった。
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