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    みのりのめも

    PROGRESS頑張って書いた冒頭読んで
    Sing in the darknessネタバレしかない。
    ※本編軸の捏造、セイジメンタル弱い、未完成。1部本編を引用してる箇所ある予定。ロビ←セイを匂わせる描写あり
    2月のイベントまでにしあげます。
    Good morning,Good night.【ニコセイ】1.
     別れはあまりにも突然だった。ニューミリオンの街から太陽が消え、イクリプスの活動が突如活発化した。そして街に住む人々からの信頼すらもその姿を変えた。『ヒーロー』と拒むものたちは増え、遠ざける声が日に日に強くなっていった。サウスセクターに所属し、自らも『ヒーロー』でありながらこのニューミリオンの街と『ヒーロー』を愛するセイジ・スカイフォールはこの違和感まみれの街を憂い、奔走した。
     事態は収束し、太陽も市民たちからの信頼もすべてが戻った。しかしセイジにとってそれは日常だといえるものでなかった。大切な存在を失ったのだ。あまつさえ、自身に刻まれた記憶はすべて偽りで、自分が信じてきたものはすべてこの世界にはないものだったのだ。ニューミリオンの街に、『ヒーロー』にあこがれて、自らの意思でこの街を訪れたはずのセイジは、セントラルの往来の中でロビン・グッドウェザーによって助けられ共に過ごす中で自らも『ヒーロー』を志したはずだった。それは作られた記憶であり、現実は暗く深い海の底からロビンの手によって救い上げられたのだ。その罪を贖うためにロビンは命を奪われ、罪のない市民やリヒトの人生を理不尽に奪った。それは消えない事実で、セイジの枷となっていた。
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    あぜみや

    MOURNING古(いにしえ)にプライベッターに投稿した卡米尔と佩利の学园軸なんちゃって小説。カップリング要素は無し。
    当時投稿したやつとは一部修正・加筆をしてます。
    弟心と秋の空は移り変わりやすい。ある日の昼下がり、財布の中身とにらめっこする卡米尔は頭を悩ませていた。最近スイーツの買いすぎで今月のお小遣いがピンチなのだ。まだ10月中旬、これから美味しい秋のスイーツがたくさん出る予定なのだ。
    しかしこのままではケーキバイキングどころかファミレスでパフェを1つ(1つで満足した試しはないが)食べるのにも苦労するかもしれない、そんなの嫌だ、僕はケーキが食べたい。
    というか秋は美味しいものが多すぎるのが悪い、そうだ、きっとそうだ。
    卡米尔は自分の中で結論を出してからランチボックスを片手に高等部の教室へ向かった。

    そんな訳でどこか安くて美味しいケーキ屋はないかと教室で頬杖をつきスマホ画面をスライドしている中、とあるニュースに目を止めた。その店の売り文句には『身長差が大きいほど割引きキャンペーン』と書かれている。これだ、身長差なんてまさに僕と兄貴とで十分だ。いつも兄貴にケーキバイキングを付き合ってもらっている。今更断る兄貴じゃない、また一緒に来てくれるか頼んでみよう。
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