黒の騎士団
Psich_y
MAIKING踏み絵ハニトラ系黒騎士ス√序章。上からの命令により全然秘してない密偵として黒の騎士団に入り込み0を篭絡するまで帰れなくされたスと、スを守りたいがスの目が怖くて正体を明かせないルが賭けに出た結果、さらに拗れることになる話になる……筈。
適当時系列およびルの拗れっぷりが大分強めにつき注意。スザルル。
Poisoned honey, please be trapped 白兜のパイロットを捕縛した。
その一報がルルーシュの元に届いたのは、ルルーシュが、あの忌々しい黒猫――アーサーと睨み合っていた時だった。
急遽軍の呼び出しを受けたというスザクが、切羽詰まった様子で出ていったのが、丁度数刻ほど前の出来事だ。作業の締めに関して、いつも少し神経質なくらい真面目な彼らしくもなく、彼が使っていた机の上にはまだ広げたままの資料が残っている。すぐ戻る、という言葉の通り、本当にすぐ戻ってくるつもりだったのかもしれない。そんなこと、出来る筈もないというのに。
アーサーは、スザクが居なくなったことなど意に介さずといった様子で、ニャア、と一鳴きした後、窓から差し込んでくる日差しが当たる場所で丸まっていた。
11039その一報がルルーシュの元に届いたのは、ルルーシュが、あの忌々しい黒猫――アーサーと睨み合っていた時だった。
急遽軍の呼び出しを受けたというスザクが、切羽詰まった様子で出ていったのが、丁度数刻ほど前の出来事だ。作業の締めに関して、いつも少し神経質なくらい真面目な彼らしくもなく、彼が使っていた机の上にはまだ広げたままの資料が残っている。すぐ戻る、という言葉の通り、本当にすぐ戻ってくるつもりだったのかもしれない。そんなこと、出来る筈もないというのに。
アーサーは、スザクが居なくなったことなど意に介さずといった様子で、ニャア、と一鳴きした後、窓から差し込んでくる日差しが当たる場所で丸まっていた。