黒木庄左ヱ門
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DONE忍たま深夜の真剣字書き60分一本勝負お題:おつかい、甘味
キャラ:尾浜勘右衛門、今福彦四郎、黒木庄左ヱ門
学級:いつか ぴーひょろと鳶が鳴いている。その声に惹かれて庄左ヱ門が空を見上げた。真上は青天、絶好のお遣い日和だ。庄左ヱ門の足元に気を配りながら、勘右衛門は庄左ヱ門と繋いでいる左の手を引いた。左の手を庄左ヱ門と繋いでいるのなら、右の手は彦四郎と繋いでいる。両手に花だ。勘右衛門は上機嫌だった。
遣い先は学園より北側にある町の、学園長御用達の菓子屋だ。新作の大福を買ってくるようにと言付かっている。表向きは茶菓子の調達だが、その実は密書を運ぶ任を課せられている。件の菓子屋は忍術学園の卒業生が営んでおり、定期的に学園長と菓子屋の店主は書簡をかわしていた。歴代の学級委員長が仰せつかるその忍務をいまは主に三郎と勘右衛門でこなしている。内容については勘右衛門の知るところにないが、おそらくは近隣の情勢についてだろうと三郎と当たりをつけている。
1798遣い先は学園より北側にある町の、学園長御用達の菓子屋だ。新作の大福を買ってくるようにと言付かっている。表向きは茶菓子の調達だが、その実は密書を運ぶ任を課せられている。件の菓子屋は忍術学園の卒業生が営んでおり、定期的に学園長と菓子屋の店主は書簡をかわしていた。歴代の学級委員長が仰せつかるその忍務をいまは主に三郎と勘右衛門でこなしている。内容については勘右衛門の知るところにないが、おそらくは近隣の情勢についてだろうと三郎と当たりをつけている。