[狛日] 戀人體驗券 1 + 21.
一切都是當日向拯救了被黑白熊欺負的烏龜兔開始。

那是在一個平平無奇的下午，日向跟朋友告別後，經過小公園時，隱約聽到哭泣聲，不禁停下腳步，可是哭聲卻突然消失了，只餘下秋風吹過落葉的聲音。

一開始日向起初還以為自己聽錯了，但過了一會，他再聽到一把帶著哭腔的少女聲哭著說: 「不、不要這樣…」 。日向在公園轉了一圈，最終在藍色大象滑梯下、可以坐四至五個小孩的空間，找到聲音來源。

只見五隻全身半黑半白的布偶熊圍著一隻半白半粉紅的烏龜兔，牠們用手上的樹枝，不斷敲打烏龜兔的殼。烏龜兔毫無反擊能力，只能嗚嗚哭著要牠們停手。

日向看不過眼，忍不住出聲阻止布偶熊的暴行: 「你們快往手」

黑白熊看到怒目相向的日向後，圍成一圈竊竊私語商量好一會，突然紛紛掉下樹枝如鳥獸散般跑走，只餘下愕然的日向跟烏龜兔你眼望我眼。

風の行方 冬になると あの日の傷が未だじわりと痛む。
あの日、あの時。
大事な、誰よりも大切だった弟を庇って受けた傷。

あのデュナンの戦争が終わって幾年月、私の大切な弟は立派な王様になっていると聞く。
トランとの同盟は磐石で、摂政としてシュウさんがなにかと頑張っているのだと、時折訪れる使者の人に伝え聞く。
綺麗に居場所を隠していたはずなのに、何処をどうツテを辿ったのかはわからないけれど、外交官になった旧友夫婦が時折 この隠された場所に訪れるのは、ささやかな楽しみにもなっていた。


「うちの国に来りゃいいのに、ルートなんてロッカクの連中がいくらでもお膳立てしてくれるだろ」
蜂蜜色の彼は、あの頃と変わらず日の光みたいな笑顔で手を差し伸べる。