Xbox
shirosaki_gn
DONEPS/Xbox版発売おめでとう!とリバジャケにやられたので感情の整理のために書きました。
※ゲーム本編ネタバレ
あの宇宙にはステラさんはいないけど、もしかしたらまたこのふたりが会うことがあるかもしれないし、真エンド後のセツなら少しだけ、ステラとこういう話が弾む瞬間があるのかもしれない。
私のための「君」へ「恋愛、か……。私には、よくわからないな」
かたり、と温かい紅茶の入ったカップをソーサーに置き、セツはつぶやいた。
ゆらゆらと立ち上った湯気が、空気に溶け込むようにして消え、その向こうには、花に水をやるステラの姿が見える。LABには穏やかな空気が流れていた。
「ふふ。何事も、経験してみるまではわからないものですものね。……ですが、とても素敵なものなのだと」
頬に手を当て、うっとりと目を細めたステラの表情を見ながら、セツはやれやれと苦笑いを浮かべた。
「やはり憧れてしまいますわね。……いつか、目が合っただけで惹かれあってしまうような……そんな、わたしのための素敵な殿方が現れて……。うふふっ」
恋愛についてのステラの話はすっかり聞きなれてしまったが、セツは耳を傾けていた。恋愛のことはわからない。それでも、こんな他愛もない会話にも、ゆるやかに続いていく日常を、整然と並び連続していく日々を取り戻したことを実感する。
1108かたり、と温かい紅茶の入ったカップをソーサーに置き、セツはつぶやいた。
ゆらゆらと立ち上った湯気が、空気に溶け込むようにして消え、その向こうには、花に水をやるステラの姿が見える。LABには穏やかな空気が流れていた。
「ふふ。何事も、経験してみるまではわからないものですものね。……ですが、とても素敵なものなのだと」
頬に手を当て、うっとりと目を細めたステラの表情を見ながら、セツはやれやれと苦笑いを浮かべた。
「やはり憧れてしまいますわね。……いつか、目が合っただけで惹かれあってしまうような……そんな、わたしのための素敵な殿方が現れて……。うふふっ」
恋愛についてのステラの話はすっかり聞きなれてしまったが、セツは耳を傾けていた。恋愛のことはわからない。それでも、こんな他愛もない会話にも、ゆるやかに続いていく日常を、整然と並び連続していく日々を取り戻したことを実感する。