da
tia_10l0
PASTダインスレイヴと旅人、空の話。空が悪夢を見る。
水底に響くレクイエムだったか、そのあたりで書いたお話!
深淵「わたしの家はお兄ちゃん、お兄ちゃんの家はわたし」
目の前で金髪の少女は言った。少年は今にも泣きそうな顔をして、少女のもとへ駆けて行く。しかし、あと少しで触れられそうな時、少女は一歩後ろへ下がってしまった。
「蛍! 一緒に帰ろう……!!」
少年の呼びかけは虚しく、蛍は表情ひとつ変えず首を横に振った。
「ううん、今はだめ」
「どうして! なんで!!」
「隣を見て」
蛍は少年の側にいる者を指し示す。少年は言われた通りに隣を見た。蛍は話し出した。
「ダインと一緒にいる。それは決別の証。言ったよね、ダインと一緒にいてはだめって」
「……どういうこと……?」
困惑する少年を見ないように蛍は瞳を伏せ、溢した。
「今は言えない。ごめんね……お兄ちゃん」
894目の前で金髪の少女は言った。少年は今にも泣きそうな顔をして、少女のもとへ駆けて行く。しかし、あと少しで触れられそうな時、少女は一歩後ろへ下がってしまった。
「蛍! 一緒に帰ろう……!!」
少年の呼びかけは虚しく、蛍は表情ひとつ変えず首を横に振った。
「ううん、今はだめ」
「どうして! なんで!!」
「隣を見て」
蛍は少年の側にいる者を指し示す。少年は言われた通りに隣を見た。蛍は話し出した。
「ダインと一緒にいる。それは決別の証。言ったよね、ダインと一緒にいてはだめって」
「……どういうこと……?」
困惑する少年を見ないように蛍は瞳を伏せ、溢した。
「今は言えない。ごめんね……お兄ちゃん」
sabanyan_mao
CAN’T MAKEダインと旅蛍4p漫画+過去絵+ダイ蛍妄言リスト(萌え語り?思想?追加しました)です全部暗いです!!!オチは無いです!ダイン→←蛍にしたかったけどダイン→→→→蛍になってしまいました。ちょくちょく衣装が欠けておりますごめんなさい。ダインの仮面無かったりほたちゃんの羽無かったり(心で加筆お願いします)
なんでもありな方向け
流血表現あり裸体あり
パスはダインスレイヴの祖国6文字 7
@ay8mk5dg
DONEgnsn二次創作企画「Nostalgia_for_Khaenriah」にて提出させていただいた企画小説になります。
最終決戦でカーンルイアに突入した蛍に現実を突きつけるダインスレイヴのお話。
素敵な企画をありがとうございました。
残滓だとしても「お前は何を選ぶ」
彼は静かに蛍に問いかける。周りは建物が崩壊し、白い街も壁も瓦礫の山と化す中、そこだけ静寂が訪れたようだった。
「問おう。今この状況で。お前はどうしたい。何を為す」
突入したカーンルイアははるか昔に人が生活していた痕跡はあれど生者の姿は見えず、亡霊と恩讐が跋扈するだけあった。ダインスレイヴにはかつての友や仲間、ここに住んでいたであろう多くの人間がその眼に見えているのだろうか。かつて神の力を凌ぐほどの文明を築いたにも関わらず無惨な姿の国に想いを馳せながらも自らは今ここで朽ち果てるわけにはいかないと蛍は腰の皮袋に手を伸ばすが無駄な動きはさせないとばかりにダインスレイヴの短剣が飛ぶ。
「(一切隙がない……)」
5337彼は静かに蛍に問いかける。周りは建物が崩壊し、白い街も壁も瓦礫の山と化す中、そこだけ静寂が訪れたようだった。
「問おう。今この状況で。お前はどうしたい。何を為す」
突入したカーンルイアははるか昔に人が生活していた痕跡はあれど生者の姿は見えず、亡霊と恩讐が跋扈するだけあった。ダインスレイヴにはかつての友や仲間、ここに住んでいたであろう多くの人間がその眼に見えているのだろうか。かつて神の力を凌ぐほどの文明を築いたにも関わらず無惨な姿の国に想いを馳せながらも自らは今ここで朽ち果てるわけにはいかないと蛍は腰の皮袋に手を伸ばすが無駄な動きはさせないとばかりにダインスレイヴの短剣が飛ぶ。
「(一切隙がない……)」