メンタルトレーニング
HQ_kazu613
DONEドキドキレシーブ練習練習と言う名の、ただののろけ話。
ドキドキメンタルトレーニング(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=13972185#4)の続きのようなものです「なぁ、ちょっと練習付き合ってくれへん」
自主練も終盤になり、なんかデジャヴだなと思いながら侑さんを見つめると、彼はニコニコを笑顔でボールを一つ手にしている。ストレッチを終えた臣さんが、すごい顔で体育館から出て行った。
「いいですよ、サーブ練ですか?」
「ううん、今日はレシーブ」
珍しい、と思いながら彼がボールを投げる。それをアンダーで返す。
「レシーブ続けながらな、お互い思ってること言い合うねん」
我ながら綺麗に上がったボールを侑さんはオーバーで捕まえ返してくる。
「ただし、悪口無しな」
「いいですけど、これ前もやりましたよね?」
アンダーで返す。少し右に逸れたが、彼は難なくオーバーで捕まえた。
「この前は一方的やったやろ。今回は交互やから」
「なるほど」
ボールをちゃんと見ながら、相手のことも見て返す。一見、いつものウォームアップでやっているパス練と変わらないが、お遊びも交じっている。
「じゃあ俺からいくで」
彼が触れたボールは、先程より少し高く上がった。
「最近、トマスとイチャイチャしすぎや」
身に覚えのないことを言われたが、反論するよりも先にボールが返ってきてしま 1552