ユダ
JesJuda
DONE4月1日のジーユダ生存ifからしばらく後の話
Fool that I am4月に入ったばかりのとある朝。
ジーザスと一緒に朝食を取っている時、彼が壁のカレンダーを眺めているのが視界の端で見えていた。
すると、ふと彼がにこにこと見つめてくるのに気が付き、ユダはコーヒー片手に顔を上げた。
目が合うとジーザスはより笑みを深め、口を開く。
「えーっとね。ユダ、嫌い!」
その言葉の意味をゆっくりと理解すると、ユダは瞬きをした。
周りの時がしばし、止まった。
窓の外から聞こえる鳥の囀りが、冷蔵庫の静かな振動音がひどく煩い。
頭から爪先までの感覚が鈍くなっていき、体が冷たく感じる。
マグカップを落としてしまいそうな気がしたので、ゆっくりとテーブルに置く。
そんなユダを、ジーザスはいつもと変わらない優しい笑みで見つめ続けていた。
2856ジーザスと一緒に朝食を取っている時、彼が壁のカレンダーを眺めているのが視界の端で見えていた。
すると、ふと彼がにこにこと見つめてくるのに気が付き、ユダはコーヒー片手に顔を上げた。
目が合うとジーザスはより笑みを深め、口を開く。
「えーっとね。ユダ、嫌い!」
その言葉の意味をゆっくりと理解すると、ユダは瞬きをした。
周りの時がしばし、止まった。
窓の外から聞こえる鳥の囀りが、冷蔵庫の静かな振動音がひどく煩い。
頭から爪先までの感覚が鈍くなっていき、体が冷たく感じる。
マグカップを落としてしまいそうな気がしたので、ゆっくりとテーブルに置く。
そんなユダを、ジーザスはいつもと変わらない優しい笑みで見つめ続けていた。
mopi20210515
DONEお菓子のパッケージのファンアートですパッケージを右に置くと薄い本の表紙と裏表紙ぽくなるようにしてみました。
めくってみると中表紙の白いザラザラとした紙の上にこう書かれています。
「どうしても食べたい‥悪魔がほほ笑む
今夜くらいは、甘い欲望に身をゆだねて」
幻覚ヒャッホー☺️
パスワードはカプ名ひらがな4文字です
JesJuda
DONE両思いになったあとも何かぐだぐだ言ってるユダの独白独白どうやら自分は、ジーザスの"恋人"になったらしい。
ユダはその事実を、未だに信じられない思いでいた。
一緒のアパートに住み始めたときは、まさかこんなことになろうとは思わなかった。
ユダは本当に今度こそ、ジーザスのことを諦められたつもりでいたのだ。
とは言え、ジーザスを愛する気持ちが薄らいでいたわけでは全く無かった。
それでも、彼が自分と一緒に居る選択をしてくれただけで十分過ぎるほどの幸福だと思った。
当たり前のように一緒に住み続ける選択をしてくれたことが、ジーザスの一番身近な友人で居られることが、ユダにとっては既に奇跡のような話だったのだ。
そしてその関係を、ユダは何が何でも守りたかった。
1481ユダはその事実を、未だに信じられない思いでいた。
一緒のアパートに住み始めたときは、まさかこんなことになろうとは思わなかった。
ユダは本当に今度こそ、ジーザスのことを諦められたつもりでいたのだ。
とは言え、ジーザスを愛する気持ちが薄らいでいたわけでは全く無かった。
それでも、彼が自分と一緒に居る選択をしてくれただけで十分過ぎるほどの幸福だと思った。
当たり前のように一緒に住み続ける選択をしてくれたことが、ジーザスの一番身近な友人で居られることが、ユダにとっては既に奇跡のような話だったのだ。
そしてその関係を、ユダは何が何でも守りたかった。