都市
ゆめの
DOODLEアンジュの戴冠式が終わったあと、飛空都市を歩くふたりの話です。2024年3月29日だから書きたい話ということで。
待たせてごめん「よかった……」
「だな」
戴冠式終了後、アンジュとユエのふたりは飛空都市の中を歩いていた。
先ほど行われたアンジュの戴冠式。そこで突如始まったのはサイラスからの質問。アンジュとユエが恋仲なのではないかという。
『女王は恋をしてはいけない』。その不文律を破ったともいえるふたりにとっては詰問のようにすら感じられた。そして、それに呼応するかのように聖殿には重い空気すら漂った。
だけど、その空気を変えたのは意外なことにサイラスであった。自分たちが恋愛することを肯定してくれ、そのことによってその場にいたものたち全員に自分たちの関係は認められた。
今までは人目を意識しながらの逢瀬。しかし、これからは正々堂々とふたりで歩くことができる。そのことがふたりの心を軽やかにしていた。
1797「だな」
戴冠式終了後、アンジュとユエのふたりは飛空都市の中を歩いていた。
先ほど行われたアンジュの戴冠式。そこで突如始まったのはサイラスからの質問。アンジュとユエが恋仲なのではないかという。
『女王は恋をしてはいけない』。その不文律を破ったともいえるふたりにとっては詰問のようにすら感じられた。そして、それに呼応するかのように聖殿には重い空気すら漂った。
だけど、その空気を変えたのは意外なことにサイラスであった。自分たちが恋愛することを肯定してくれ、そのことによってその場にいたものたち全員に自分たちの関係は認められた。
今までは人目を意識しながらの逢瀬。しかし、これからは正々堂々とふたりで歩くことができる。そのことがふたりの心を軽やかにしていた。