rikaryouka
TRAINING一年で12本のSS第三弾!今月はギリギリだった~(;'∀')
お題は「疲れてやる気のない三郎を殿下が撫でたり抱っこしたりで元気をださせたら、下も元気になった」みたいな話
花城は執務室の大きな机に肘を付いて、ぼんやりと遠くを見ていた。
本来ならば肘の下にある縒れた報告書や嘆願書を読み漁り、不在だった間の仕事を片付けなければならない。
普段から意欲的に物事を処理するわけではないが、今日は全くと言っていい程食指が動かず、右手で筆を回すと、呼吸を忘れてから何百年も経っているのに、思わずため息が溢れそうになる。
簡単に言えば、ここしばらく花城はそれはそれは忙しかったのだ。
鬼界を統べる絶境鬼王。絶でもない鬼は話す価値も無いと豪語しているが、相手もそう思っているとは限らない。自分の実力を勘違いした莫迦は往々にして厄介だし、ましてやそんな輩は一人や二人ではない。またそれらが嫌に狡猾だったりすることがある。
2385本来ならば肘の下にある縒れた報告書や嘆願書を読み漁り、不在だった間の仕事を片付けなければならない。
普段から意欲的に物事を処理するわけではないが、今日は全くと言っていい程食指が動かず、右手で筆を回すと、呼吸を忘れてから何百年も経っているのに、思わずため息が溢れそうになる。
簡単に言えば、ここしばらく花城はそれはそれは忙しかったのだ。
鬼界を統べる絶境鬼王。絶でもない鬼は話す価値も無いと豪語しているが、相手もそう思っているとは限らない。自分の実力を勘違いした莫迦は往々にして厄介だし、ましてやそんな輩は一人や二人ではない。またそれらが嫌に狡猾だったりすることがある。
おふとん
DOODLEタイムマシンでツインテールの日に行ったは良いもの、創作の神は降臨せず(いつも)現代AUで女体化に胴体着陸。イメージとしてはマリみて??←大嘘
長いこと白無相という病に罹ってた年齢不詳の謝憐が久々に学校に通いだし、そこで花城という素性不明な後輩に「お姉さま」と慕われる物語が今ここに始まる…(わけがない)
kalmin3
DONE一応本編終了後なお話。今が思い出になるまで 春も少し過ぎあたたかくなってきた空気を感じながら、菩薺観の庭の木々の一つの前に花城は立っていた。
「三郎」
名前を呼ばれ振り向く。美しい最愛の人が此方にゆっくり歩いてくる。昨日は無理をさせたので少しでも休ませていたかったが、思っているより相手は丈夫なのだと改めて感心する。
「おはよう、哥哥」
「おはよう、三郎。何を見ていたの?」
花城が見ていたのは他よりも少し背の低い木だった。しかし葉は青々と繁りのびのびとした新芽は此処にあるどの木よりも存在を主張している。
謝憐は葉の一枚に手を伸ばし、そっと指で優しく撫でた。
「君が帰って来て、庭の世話をしてくれるからこの子がとても元気に育ってくれている。此方の花も向こうの木も。花が咲くのが楽しみだ。本当にありがとう」
1536「三郎」
名前を呼ばれ振り向く。美しい最愛の人が此方にゆっくり歩いてくる。昨日は無理をさせたので少しでも休ませていたかったが、思っているより相手は丈夫なのだと改めて感心する。
「おはよう、哥哥」
「おはよう、三郎。何を見ていたの?」
花城が見ていたのは他よりも少し背の低い木だった。しかし葉は青々と繁りのびのびとした新芽は此処にあるどの木よりも存在を主張している。
謝憐は葉の一枚に手を伸ばし、そっと指で優しく撫でた。
「君が帰って来て、庭の世話をしてくれるからこの子がとても元気に育ってくれている。此方の花も向こうの木も。花が咲くのが楽しみだ。本当にありがとう」