満ツ雪
REHABILI相出。光と闇の精霊というぶっ飛んだ設定。光と闇おはようございます。
今日も良いお天気です。
緑の葉に反射する光が眩しい季節になりました。
ここはトーキョー。
ニッポンの中心だそうです。
高層ビルが立ち並び、その間を縫うように電車が走ってゆきます。人々が忙しそうに行き交うコンクリートとアスファルトで出来た街。でも最近はリョクカ?が大事とかで、あちこちに緑が溢れてて嬉しいです。
僕のパーソナルカラーが緑だから。
僕は光の精霊。
前任のトシノリさんから最近この街の担当を引き継ぎました。ニッポンの中心都市のお昼という大事な役割なので力が入ります。
僕はこの街に朝を連れて来て、そして辺り一帯を照らすお役目をいただきました。
新聞屋さんのヘルメット、
ジョギングする人のサングラス、
3702今日も良いお天気です。
緑の葉に反射する光が眩しい季節になりました。
ここはトーキョー。
ニッポンの中心だそうです。
高層ビルが立ち並び、その間を縫うように電車が走ってゆきます。人々が忙しそうに行き交うコンクリートとアスファルトで出来た街。でも最近はリョクカ?が大事とかで、あちこちに緑が溢れてて嬉しいです。
僕のパーソナルカラーが緑だから。
僕は光の精霊。
前任のトシノリさんから最近この街の担当を引き継ぎました。ニッポンの中心都市のお昼という大事な役割なので力が入ります。
僕はこの街に朝を連れて来て、そして辺り一帯を照らすお役目をいただきました。
新聞屋さんのヘルメット、
ジョギングする人のサングラス、
満ツ雪
REHABILI相出を目撃するオールマイトさんの話外出届「失礼します」
職員室に澄んだ声が響く。
よく知った声に顔を上げれば、キラキラの大きな目でこちらに向かってくる緑谷少年の姿があった。ヒラヒラと手を振ると小さく手を振り返してくれる。可愛い。
けれど緑谷少年の足は私のところへ向いているわけではなくて、大抵いつもその手前で止まる。
そこには彼の担任である相澤くんがいた。緑谷少年は相澤くんに懐いている。
懐いている、というかそれ以上というか。
私の口からは上手く説明できないが絶大な信頼を寄せているように見える。教師と生徒として良き関係を築いているのだろう。
うんうん、とてもナイスなことだ。
小テストの採点をしていた相澤くんが手を止めて緑谷少年を見上げた。
「どうした」
んー、素っ気ない。
1983職員室に澄んだ声が響く。
よく知った声に顔を上げれば、キラキラの大きな目でこちらに向かってくる緑谷少年の姿があった。ヒラヒラと手を振ると小さく手を振り返してくれる。可愛い。
けれど緑谷少年の足は私のところへ向いているわけではなくて、大抵いつもその手前で止まる。
そこには彼の担任である相澤くんがいた。緑谷少年は相澤くんに懐いている。
懐いている、というかそれ以上というか。
私の口からは上手く説明できないが絶大な信頼を寄せているように見える。教師と生徒として良き関係を築いているのだろう。
うんうん、とてもナイスなことだ。
小テストの採点をしていた相澤くんが手を止めて緑谷少年を見上げた。
「どうした」
んー、素っ気ない。
満ツ雪
REHABILI相出(未満)ワンドロお題お借りしました体温その日は少しだけ、欲が出てしまった。
小脇にプリントを抱えポケットに手を突っ込んで歩く猫背、それを目指して駆ける軽快な足音が廊下に響く。
冬の太陽はとっくに地平線の向こう。外を歩く生徒の息は白い。校舎の中にも冷気は忍び込んでいて、少年の喉をツキリと痛ませた。
だから、と言う訳でも無い。
ただ何となく、触れたいと思ってしまった。
先生、と呼ぼうと開いた口を一旦噤んで、少年はその黒い背中へと手を伸ばした。
触れたら温かい気がして、先生の体温を感じられる気がして、心臓がトクトクと指先まで血液を送る。自分の手のほうが熱を持っていることになんて気付かないまま、その手の平が背中に近付く。
あと30センチ。
あと20センチ。
928小脇にプリントを抱えポケットに手を突っ込んで歩く猫背、それを目指して駆ける軽快な足音が廊下に響く。
冬の太陽はとっくに地平線の向こう。外を歩く生徒の息は白い。校舎の中にも冷気は忍び込んでいて、少年の喉をツキリと痛ませた。
だから、と言う訳でも無い。
ただ何となく、触れたいと思ってしまった。
先生、と呼ぼうと開いた口を一旦噤んで、少年はその黒い背中へと手を伸ばした。
触れたら温かい気がして、先生の体温を感じられる気がして、心臓がトクトクと指先まで血液を送る。自分の手のほうが熱を持っていることになんて気付かないまま、その手の平が背中に近付く。
あと30センチ。
あと20センチ。