_inoha_
MAIKINGシルバ兄ちゃんが南の島でバカンスする話のその5です。ほのぼのパートが終わってしまいそうです。兄ちゃんどうなってしまうのか一緒に見守って頂けたら幸いです!白昼夢のバカンス5「という訳でツウシン装置のパーツを探してきて欲しいのデース」
カモメが俺たちに依頼してきた
どうやら船から落ちて漂流している途中で装置の部品がバラけて無くなってしまったらしい
こういう時電子機器に詳しいアイツがいればどんなにパーツが無くなっていようがその知恵で瞬く間に直っただろうに…
脳裏に一際目に留まる赤パーカーがチラついた所で…
いや…誰だよ…???
「あ〜…クソッ」
さっきから知らないやつばかりが頭をよぎるので流石に気持ち悪くなったおれはガシガシと頭を掻いた
その様子を見ていたあいつが
「お兄ちゃん大丈夫?さっきから変だよ??」
具合でも悪いの?と
心配そうに顔を覗き込んできた
「いや…大丈夫だ」
そう返事を返すがあいつはまだ心配そうにこっちを見ている
546カモメが俺たちに依頼してきた
どうやら船から落ちて漂流している途中で装置の部品がバラけて無くなってしまったらしい
こういう時電子機器に詳しいアイツがいればどんなにパーツが無くなっていようがその知恵で瞬く間に直っただろうに…
脳裏に一際目に留まる赤パーカーがチラついた所で…
いや…誰だよ…???
「あ〜…クソッ」
さっきから知らないやつばかりが頭をよぎるので流石に気持ち悪くなったおれはガシガシと頭を掻いた
その様子を見ていたあいつが
「お兄ちゃん大丈夫?さっきから変だよ??」
具合でも悪いの?と
心配そうに顔を覗き込んできた
「いや…大丈夫だ」
そう返事を返すがあいつはまだ心配そうにこっちを見ている
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MAIKINGシルバ兄ちゃんが南の島でバカンスする話しの4話目です!例のカモメが出てきます。読み返したらただのギャグ回でした!楽しんで頂けたら幸いです〜🙌✨白昼夢のバカンス4悲鳴が上がった先
そこには水平帽子にセーラー服をきたカモメ?
らしき男?女?どっちだ??まあいい
とにかく動物が倒れていた
「お兄ちゃんこの子息してないどうしよう」
先に着いたあいつが言うので慌てて脈と呼吸を確認する
「何だ驚かせるなよ
こいつはまだ生きてるぞ」
「え?本当」
「ああ」
「何だ〜良かった」
安心したのか妹はへなへなとその場に座り込んでしまった
するとその生き物が急に
「うるさいデース
まだ寝かせてクダサーイ…
ムニャムニャ…」
大声で喋りだしたかと思ったらまた意識を手放そうとしたので
「いや待て待て待て」
「寝るな起きろ」
と行倒れているカモメの頬に思わず盛大に平手という名のツッコミを入れてしまった
606そこには水平帽子にセーラー服をきたカモメ?
らしき男?女?どっちだ??まあいい
とにかく動物が倒れていた
「お兄ちゃんこの子息してないどうしよう」
先に着いたあいつが言うので慌てて脈と呼吸を確認する
「何だ驚かせるなよ
こいつはまだ生きてるぞ」
「え?本当」
「ああ」
「何だ〜良かった」
安心したのか妹はへなへなとその場に座り込んでしまった
するとその生き物が急に
「うるさいデース
まだ寝かせてクダサーイ…
ムニャムニャ…」
大声で喋りだしたかと思ったらまた意識を手放そうとしたので
「いや待て待て待て」
「寝るな起きろ」
と行倒れているカモメの頬に思わず盛大に平手という名のツッコミを入れてしまった
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MAIKINGシルバ兄ちゃんが南の島でバカンスする話の3話目です!そこはかとなく不穏な雰囲気が漂い始めましたがまだまだほのぼのパートがつづくのでお付き合い頂けたら嬉しいです😃
白昼夢のバカンス3海岸沿いのヤシの木が並ぶ砂浜を2人で歩く
目指すは教えてもらった役場だ
「何だか懐かしいな〜こうして並んで歩いてると子供の頃みたいだね」
「私が歩くの遅いとお兄ちゃんはぐれないように手繋いでくれたじゃん?あれめっちゃ嬉しかったな」
唐突に話始めたあいつに
「あ〜…そうだったか?」
俺は何だか照れくさくなって言葉をにごす
そうだ…よく2人で遊びに行った帰りにお兄ちゃん疲れた歩けないとベソをかくのでおぶって帰ったなと当時の映像が脳裏に浮かぶ
「昔から優しいよね」
眩しい笑顔が急に飛び込んできた
「お…おいなんだよ急に」
「お?さては照れてるな??」
ニヤニヤした表情であいつが顔を覗き込んできたので
「あ?調子に乗るなよ」
861目指すは教えてもらった役場だ
「何だか懐かしいな〜こうして並んで歩いてると子供の頃みたいだね」
「私が歩くの遅いとお兄ちゃんはぐれないように手繋いでくれたじゃん?あれめっちゃ嬉しかったな」
唐突に話始めたあいつに
「あ〜…そうだったか?」
俺は何だか照れくさくなって言葉をにごす
そうだ…よく2人で遊びに行った帰りにお兄ちゃん疲れた歩けないとベソをかくのでおぶって帰ったなと当時の映像が脳裏に浮かぶ
「昔から優しいよね」
眩しい笑顔が急に飛び込んできた
「お…おいなんだよ急に」
「お?さては照れてるな??」
ニヤニヤした表情であいつが顔を覗き込んできたので
「あ?調子に乗るなよ」
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MAIKINGシルバ兄ちゃんが南の島でバカンスする話の続きです!しばらくつづくほのぼのパート今更ですがまいぜんシスターズの長編シリーズのChapter1全話履修済だとより楽しめます
お察しかと思いますが南の島はあ●まれ●うぶつの森です
優しく見守ってください😇
白昼夢のバカンス2妹と2人で島を散策しはじめる
南の島らしく海岸線にはヤシの木が植わっている
元無人島と聞いていたのに町並みは白いレンガの道にカラフルな屋根の家が並んでいて思っていたよりも発展していた
また歩いていて気がついたのだがこの南の島は二足歩行の動物の住民達と人間とが仲良く暮らしているようだ
亀のプロドクターやペンギンのプロドクター協会の会長がいるくらいだからもはや突っ込みはしまいとおれは固く誓ったところで…
ん?亀?ペンギン?プロドクター?何を言ってるんだ
一瞬見知った気がする緑のまんまるな顔が脳裏に浮かんだが、
「可愛い〜見て見てお兄ちゃんあの子ハムスターだよ」
ハムスターの見た目の住人にテンションが爆上がりした妹の声にその思考はかき消された
813南の島らしく海岸線にはヤシの木が植わっている
元無人島と聞いていたのに町並みは白いレンガの道にカラフルな屋根の家が並んでいて思っていたよりも発展していた
また歩いていて気がついたのだがこの南の島は二足歩行の動物の住民達と人間とが仲良く暮らしているようだ
亀のプロドクターやペンギンのプロドクター協会の会長がいるくらいだからもはや突っ込みはしまいとおれは固く誓ったところで…
ん?亀?ペンギン?プロドクター?何を言ってるんだ
一瞬見知った気がする緑のまんまるな顔が脳裏に浮かんだが、
「可愛い〜見て見てお兄ちゃんあの子ハムスターだよ」
ハムスターの見た目の住人にテンションが爆上がりした妹の声にその思考はかき消された
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MAIKINGジルバ兄ちゃんが南の島でバカンスする話です続きます
白昼夢のバカンス1「ねえ〜お兄ちゃんおきてる〜?」
優しい波の音と心地よい海風
凉しいビーチパラソルの下でうとうとと眠りに落ちるすんでの所でおれは現実に引き戻された
目を開けると陽の光にその声の主の水色の長い髪がキラキラと輝く
いたずらっぽそうな顔で妹が顔を覗き込んでいた
「なんだようるさいな
俺は今寝ようとしてたんだ邪魔すんなよ」
と返すと即座に
「えーせっかくお兄ちゃん仕事お休みもらえたからこんな素敵な場所に来たのに
色々しなくちゃ勿体ないよ」
ぶすくれた顔でアイツはグイグイと俺の腕をつかみ起こしにかかる
どうやら俺を休ませる気がないらしい…
(久しぶりにゆっくり眠れそうだったのに)
と思ったがすぐに
久しぶり?ゆっくり?
何故俺はこんな事を考えてるんだ?
490優しい波の音と心地よい海風
凉しいビーチパラソルの下でうとうとと眠りに落ちるすんでの所でおれは現実に引き戻された
目を開けると陽の光にその声の主の水色の長い髪がキラキラと輝く
いたずらっぽそうな顔で妹が顔を覗き込んでいた
「なんだようるさいな
俺は今寝ようとしてたんだ邪魔すんなよ」
と返すと即座に
「えーせっかくお兄ちゃん仕事お休みもらえたからこんな素敵な場所に来たのに
色々しなくちゃ勿体ないよ」
ぶすくれた顔でアイツはグイグイと俺の腕をつかみ起こしにかかる
どうやら俺を休ませる気がないらしい…
(久しぶりにゆっくり眠れそうだったのに)
と思ったがすぐに
久しぶり?ゆっくり?
何故俺はこんな事を考えてるんだ?