ぎうにうぷりん
DONEジャクヴィルまんなかBD記念小説。pixivに載せた物と同じ内容です。
ジャクヴィルまんなかBD記念小説 暦の上では四月だが、外はまだまだ厚い雪に覆われている。輝石の国でも北端に位置するこの地ではよくある光景だ。
当然ながらエレメンタリースクールの体育の授業もしばらくは屋内が中心となる。
そんなわけで体育館の片づけ当番からやっと解放されたジャックは、上級生の校舎がある中庭を横切ってそのまま近道して帰るつもりだった、筈なのだが……。
「ちょっと、やめなさいよ!」
聞き慣れた声、見慣れた姿……。
「男のくせに女みてえなチャラチャラした髪飾りなんて持ってきやがって生意気なんだよ」
「芸能人だからって調子に乗ってんじゃねえぞ」
威圧的な態度を取るいじめっ子たちを前に、ヴィルが必死で抵抗していた。
「それはダッドがくれた誕生日プレゼントなのよ、今すぐ返して!」
4574当然ながらエレメンタリースクールの体育の授業もしばらくは屋内が中心となる。
そんなわけで体育館の片づけ当番からやっと解放されたジャックは、上級生の校舎がある中庭を横切ってそのまま近道して帰るつもりだった、筈なのだが……。
「ちょっと、やめなさいよ!」
聞き慣れた声、見慣れた姿……。
「男のくせに女みてえなチャラチャラした髪飾りなんて持ってきやがって生意気なんだよ」
「芸能人だからって調子に乗ってんじゃねえぞ」
威圧的な態度を取るいじめっ子たちを前に、ヴィルが必死で抵抗していた。
「それはダッドがくれた誕生日プレゼントなのよ、今すぐ返して!」