ふーり
SPUR ME左莇初夜はR指定部分だけでなく睦言もたくさん書きたくてなかなか終わらない。そんな睦言の一部。感極まって涙ぐむ攻めと、仕方ねぇなあと男前な受け。「莇が愛おしくて、ずっと、こうしたかった」
潤ませた瞳を隠すように、左京は莇の肩に額を押し付けて、掠れた声で伝えた。
そんな左京を慰めるように、莇が左京の背を撫でる。
85潤ませた瞳を隠すように、左京は莇の肩に額を押し付けて、掠れた声で伝えた。
そんな左京を慰めるように、莇が左京の背を撫でる。
ふーり
CAN’T MAKE左莇初めての営み。2人とも動かなくなってしまった。 実家も寮暮らしでも、余所の部屋からの賑わう物音や、生活音が多少伝わってくる毎日に馴染んでいるので、今まで同じ空間で寝起きを共にしていると言っても、東が言ったように、本当の意味で2人っきりになったことなど一度もなかったのだ。
左京とは逆の方向に横を向きながら、莇は自分の気持ちを上手く言葉にも態度にも出来ないでいた。
いつも106号室で共に過ごすだけで、それも嫌ではないけれど、それでも、結婚したんだし、それなら、もっとちゃんと、恥ずかしくてできるはずない事とか、こういうのはしちゃいけない事だとか、拒むつもりはない。
それなのに、左京の方から求めてくる事がないことに、不安が過ぎる。
よく分かっていない、こんなガキの相手するの面倒なのでは。
325左京とは逆の方向に横を向きながら、莇は自分の気持ちを上手く言葉にも態度にも出来ないでいた。
いつも106号室で共に過ごすだけで、それも嫌ではないけれど、それでも、結婚したんだし、それなら、もっとちゃんと、恥ずかしくてできるはずない事とか、こういうのはしちゃいけない事だとか、拒むつもりはない。
それなのに、左京の方から求めてくる事がないことに、不安が過ぎる。
よく分かっていない、こんなガキの相手するの面倒なのでは。
ふーり
PROGRESS左莇初夜冒頭書けた。挙式までの道のり長いし、夜まで書き上げられるのいつになることか。 左京とこれからもずっと、支え合って生きていきたい。
莇が左京に結婚前提の交際を申し込み、2人の関係が恋人へと変わり、数年後それぞれの親への挨拶を済ませた。
2人の結婚に周囲の人間は理解を示し、前途を祝福した。
しかし、結婚といっても役所に書類を提出するわけでもなく、劇団と仕事を効率良くこなすのに106号室で暮らしている。
そして、莇は「人前で破廉恥なことするなんて、結婚式ってのはどうかしている」と相変わらずで、左京も「坊が望まないなら、挙式の資金は貯蓄にまわそう」と、誓約の言葉を、この部屋で2人きりで交わした。
今までと同じように互いの心を支え合い、たまに寄り添ってくちづけを交わす程度の穏やかな距離。
511莇が左京に結婚前提の交際を申し込み、2人の関係が恋人へと変わり、数年後それぞれの親への挨拶を済ませた。
2人の結婚に周囲の人間は理解を示し、前途を祝福した。
しかし、結婚といっても役所に書類を提出するわけでもなく、劇団と仕事を効率良くこなすのに106号室で暮らしている。
そして、莇は「人前で破廉恥なことするなんて、結婚式ってのはどうかしている」と相変わらずで、左京も「坊が望まないなら、挙式の資金は貯蓄にまわそう」と、誓約の言葉を、この部屋で2人きりで交わした。
今までと同じように互いの心を支え合い、たまに寄り添ってくちづけを交わす程度の穏やかな距離。