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DONEhttps://ec.toranoana.jp/joshi_r/ec/item/040031073298ししさめR18本のサンプルです。
とらのあなさんに委託してます。イベント出る予定もないけどどうしても村雨先生がひぃひぃ言わされる本が欲しくて作りました。よろしくお願いします。 13
お姉さん
DONE人間やJBのシステムが怖い話3編。登場人物のまわりの人間の視点から。
【ジャンケットバンク】ホラー短編集▼▲目次▲▼
・特別業務部の事務職員「もっとも邪悪な事務仕事」
・ミツルの母「大事な我が子」
・カラス銀行の警備員「銀行見取り図」
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特別業務部の事務職員「もっとも邪悪な事務仕事」
今日もリスト作成が忙しい。件数自体は一日数十件だが、半日程度の締め切りとなるためスピードが求められる。氏名、性別、年齢、住所、保険者番号・・・などをミスが無いよう入力していく。
債務者は突如として人権一切を奪われる。急にいなくなって家族が失踪届を出そうが、たまに落札後に死体が発見されようが、警察は取り合わない。私が作成したリストにデータがある限り。
1869・特別業務部の事務職員「もっとも邪悪な事務仕事」
・ミツルの母「大事な我が子」
・カラス銀行の警備員「銀行見取り図」
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特別業務部の事務職員「もっとも邪悪な事務仕事」
今日もリスト作成が忙しい。件数自体は一日数十件だが、半日程度の締め切りとなるためスピードが求められる。氏名、性別、年齢、住所、保険者番号・・・などをミスが無いよう入力していく。
債務者は突如として人権一切を奪われる。急にいなくなって家族が失踪届を出そうが、たまに落札後に死体が発見されようが、警察は取り合わない。私が作成したリストにデータがある限り。
ラの字
MAIKING書きかけの伊藤主任の過去妄想。キャラ崩壊、捏造設定が多いです。苦手な方は、ご注意ください。
※本作は、アンハッピー・ホーリーグレイル決着前に書いた作品です。
そして再びワルツを 悪魔を、見たことがある。美しい人の姿をした、悪魔を。
「ボスは、どうかしています」
雪村が、仇のごとく伊藤をねめつける。日ごろのポーカーフェイスはなりを潜め、怒りが露わとなっていた。
「真経津晨のどこに、そこまでする価値があるんですか。どうしてまだ、奴を手に入れようとするんですか」
言葉が、呪詛のごとく紡がれていく。
「唯があんなことになったんですよ!?」
血を吐くような、雄叫びだった。長らく苦楽を共にした半身の、無残な末路。その姿が、雪村の脳裏に焼き付いて離れない。
「雪村、落ち着いて」
蔵木が、雪村をたしなめる。年下の同僚が激情に駆られた際、こうしてなだめるのが、年上の蔵木の役目だった。
蔵木の言葉に、雪村がもはやどうにもならない現実を思い出す。手をわななかせ、やがて爪が手のひらに食い込むほど強く握りしめた。そして、背筋を伸ばす。
862「ボスは、どうかしています」
雪村が、仇のごとく伊藤をねめつける。日ごろのポーカーフェイスはなりを潜め、怒りが露わとなっていた。
「真経津晨のどこに、そこまでする価値があるんですか。どうしてまだ、奴を手に入れようとするんですか」
言葉が、呪詛のごとく紡がれていく。
「唯があんなことになったんですよ!?」
血を吐くような、雄叫びだった。長らく苦楽を共にした半身の、無残な末路。その姿が、雪村の脳裏に焼き付いて離れない。
「雪村、落ち着いて」
蔵木が、雪村をたしなめる。年下の同僚が激情に駆られた際、こうしてなだめるのが、年上の蔵木の役目だった。
蔵木の言葉に、雪村がもはやどうにもならない現実を思い出す。手をわななかせ、やがて爪が手のひらに食い込むほど強く握りしめた。そして、背筋を伸ばす。
ラの字
DOODLE御手洗くんの汚部屋にお邪魔する真経津さんのSS。書きたいところだけ書いたものです。タイトルは有名な某動画より。
かめのゾキさんのツイートから、ビビビと来て書きました。
シュウデン・モウ・ナイツ 残業は、無能の証左である。
特別業務部において、この概念は残業権という形で表されている。与えられた仕事を、定時内に終わらせられないのは、無能だからだ。キャリアを接収されても、致し方ない。それが嫌なら、残業権を買ってでも仕事を終わらせろ。
(本当に、覚えなきゃいけないことが山ほどあるな)
夜道でひとり、御手洗は息を吐く。
特別審査部に異動して早4か月、あれよあれよという間に真経津の担当となって、ハーフライフのゲームを組んで、主任間の代理戦争の最前線で戦って、と目まぐるしい日々を送っているうちに、日常業務を学ぶ機会をすっかり逃してしまっていた。知らぬ業務に慣れぬ手続き、せっかく梅野らに懇切丁寧に教えてもらったのに、記載漏れというつまらないミスをやらかしてしまった。
871特別業務部において、この概念は残業権という形で表されている。与えられた仕事を、定時内に終わらせられないのは、無能だからだ。キャリアを接収されても、致し方ない。それが嫌なら、残業権を買ってでも仕事を終わらせろ。
(本当に、覚えなきゃいけないことが山ほどあるな)
夜道でひとり、御手洗は息を吐く。
特別審査部に異動して早4か月、あれよあれよという間に真経津の担当となって、ハーフライフのゲームを組んで、主任間の代理戦争の最前線で戦って、と目まぐるしい日々を送っているうちに、日常業務を学ぶ機会をすっかり逃してしまっていた。知らぬ業務に慣れぬ手続き、せっかく梅野らに懇切丁寧に教えてもらったのに、記載漏れというつまらないミスをやらかしてしまった。