実(みのり)
PROGRESS妄オブ想の家出少年ニコ×救済者続行セイジがロスガで出会ったらです。地の文ベタ打ちなので汚いです。ロストパラダイス 思えば、日々の生活の生活をすべて投げ捨ててしまいたいとふと願ってしまったことすら、運命の導きだったのではないかと思える。地下奥深くに繁栄した忘れ去られた都市、ロストガーデン。その一角に存在するトロニスという組織が所有する一室。そこだけがセイジの世界だった。明くる日も祭壇の上で祝詞を述べ、そこに住まう人々からの信仰を受ける日々。いつの日か、地上に蔓延したサブスタンスの穢れが取り除かれ、太陽の光をその身に受けるため。セイジは日夜、始祖様の声を聞き、祈りを捧げ続けるのだ。しかし、いつの間にかその当たり前の毎日が苦しいと感じるようになった。人々の救いを乞う声も、何者かの後悔の呻きも、すべて投げ捨ててしまいたいと願うようになった。その日はひときわ多くの声が聞こえてきて眠れず、セイジは身体を起こした。目を閉じてもやけに声が大きく聞こえて、寝返りを打ったと同時に目に入った扉の向こうが気になった。それは閉じられた世界の向こう側を見て見たいという、ほんの一握りの好奇心だった。人々が寝静まり、往来がなくなる瞬間、セイジはひとり部屋を飛び出した。何の気もなしに、ほんの一瞬世界を見て見たいと思っただけだ。その気まぐれな行動が、セイジの未来を変えてしまうことすら気づかず、純粋に。
2248実(みのり)
PROGRESSニコセイドルパロかきかけはここに捨てておきますからね。
1番書きたいから頑張ります。
エリチャン☆パニック エリチャン☆パニック
「お疲れ様でした!」
スタジオを後にし、扉が閉まると同時にセイジはほっと息を吐いた。今日はバラエティ収録のあと、雑誌の撮影に付随した取材と慣れない中でも特に気を張る仕事が続いた1日だった。スタジオから控え室までの長い廊下を歩きながら、セイジは今日の仕事を振り返った。まだ新人でありながらもこうして様々な仕事に挑戦することの出来る環境には感謝していた。長い下積み時代を経たセイジだからこそ、こうして貰ったチャンスには期待以上に応えたいと思っているし、自分に出来る努力は怠らないつもりだった。だからこそ、こうして仕事の直後の時間は振り返りながら反省点を洗い出し、次回はどのように立ち回るべきか、と考える時間にしている。あまり楽屋を長時間使用しないことを心がけているため、セイジは楽屋に戻ると手早く身支度を整えてから楽屋を後にする。それからはマネージャーに連絡をして迎えを待つ間、自動販売機の前に用意された長椅子へと腰を下ろした。喧騒を横目に自動販売機で購入したボトルのミネラルウォーターを1口流し込んでから、本日の反省点を手帳にまとめていく。最近はスマホでメモする人も多いと聞くが、セイジは自分の手で書くことが好きだった。手を動かすうちに考えが纏まったり、読み返した時に筆跡を見ることで自分がこの時にどう思ったのかを思い出すことが出来るからだ。セイジは常に手帳を愛用し、思いついたことがあればすぐに記入するようにしていた。今日も変わらず反省点やよく出来たと思う点をまとめていると、唐突に電子音が鳴り響いた。その発信源が自分のスマートフォンであることを理解すると、セイジは画面を確認する。どうやらミュートにするのを忘れていたようだ。画面に表示されていたのはプロデューサーであるビアンキの名前だった。セイジは通話ボタンを押しながら、電話ができるエリアを探す。すぐ近くに外に出るための扉をみつけ、開きながらスマートフォンを耳に当てると珍しく慌てた様子のビアンキの声がした。
1898「お疲れ様でした!」
スタジオを後にし、扉が閉まると同時にセイジはほっと息を吐いた。今日はバラエティ収録のあと、雑誌の撮影に付随した取材と慣れない中でも特に気を張る仕事が続いた1日だった。スタジオから控え室までの長い廊下を歩きながら、セイジは今日の仕事を振り返った。まだ新人でありながらもこうして様々な仕事に挑戦することの出来る環境には感謝していた。長い下積み時代を経たセイジだからこそ、こうして貰ったチャンスには期待以上に応えたいと思っているし、自分に出来る努力は怠らないつもりだった。だからこそ、こうして仕事の直後の時間は振り返りながら反省点を洗い出し、次回はどのように立ち回るべきか、と考える時間にしている。あまり楽屋を長時間使用しないことを心がけているため、セイジは楽屋に戻ると手早く身支度を整えてから楽屋を後にする。それからはマネージャーに連絡をして迎えを待つ間、自動販売機の前に用意された長椅子へと腰を下ろした。喧騒を横目に自動販売機で購入したボトルのミネラルウォーターを1口流し込んでから、本日の反省点を手帳にまとめていく。最近はスマホでメモする人も多いと聞くが、セイジは自分の手で書くことが好きだった。手を動かすうちに考えが纏まったり、読み返した時に筆跡を見ることで自分がこの時にどう思ったのかを思い出すことが出来るからだ。セイジは常に手帳を愛用し、思いついたことがあればすぐに記入するようにしていた。今日も変わらず反省点やよく出来たと思う点をまとめていると、唐突に電子音が鳴り響いた。その発信源が自分のスマートフォンであることを理解すると、セイジは画面を確認する。どうやらミュートにするのを忘れていたようだ。画面に表示されていたのはプロデューサーであるビアンキの名前だった。セイジは通話ボタンを押しながら、電話ができるエリアを探す。すぐ近くに外に出るための扉をみつけ、開きながらスマートフォンを耳に当てると珍しく慌てた様子のビアンキの声がした。
実(みのり)
DONEテキストでゴリゴリ読みたい方向けニコセイさんのお題は夢に眠る林檎です
https://odaibako.net/gacha/36
GOTSUSUB
雰囲気作
にげろ
(今北産業)
※ご都合サブスタンス
※付き合ってる感じは薄め
※大体Sitd以降
イベスト履修途中なのでほんのりと雰囲気でお楽しみください
夢に眠る林檎/ニコセイ‐お題ガチャ「ニコ君、落ち着いて聞いてね。」
珍しく研究部のノヴァからのコールに、ニコは嫌な想像を抑えきれずにいた。頼む、その続きは聞きたくない、と心から祈った。
「セイジ君の意識が戻らないんだ。」
電話の向こうから無情な事実が告げられる。冷静なその声に、悪い夢を見ているかのように足元がぐらりと揺らいだ。
夢に眠る林檎
ニコは連絡を受けてから動けずにいた。どうしたらいいのか、頭が真っ白になった。セイジのもとに駆け付けなくてはいけない、とわかってはいる。それでも身体が言うことを聞かない。まるで現実を受け入れることを拒否しているかのようだった。幸いにも、ニコにはクラックディメンションという能力がある。それは相手の意表を突くことにも、自分が楽することにも、そして大切な人の一大事に駆け付けることも。3年も共に過ごしてきた能力だから自分の手足のように思ってはいたが、そんなことも頭から抜けてしまうほどの衝動に駆られて、思わず走り出した。エレベーターを呼び出すためのボタンを数回押したところでやっと能力のことを思い出すほどにニコは焦燥していた。
4731珍しく研究部のノヴァからのコールに、ニコは嫌な想像を抑えきれずにいた。頼む、その続きは聞きたくない、と心から祈った。
「セイジ君の意識が戻らないんだ。」
電話の向こうから無情な事実が告げられる。冷静なその声に、悪い夢を見ているかのように足元がぐらりと揺らいだ。
夢に眠る林檎
ニコは連絡を受けてから動けずにいた。どうしたらいいのか、頭が真っ白になった。セイジのもとに駆け付けなくてはいけない、とわかってはいる。それでも身体が言うことを聞かない。まるで現実を受け入れることを拒否しているかのようだった。幸いにも、ニコにはクラックディメンションという能力がある。それは相手の意表を突くことにも、自分が楽することにも、そして大切な人の一大事に駆け付けることも。3年も共に過ごしてきた能力だから自分の手足のように思ってはいたが、そんなことも頭から抜けてしまうほどの衝動に駆られて、思わず走り出した。エレベーターを呼び出すためのボタンを数回押したところでやっと能力のことを思い出すほどにニコは焦燥していた。
みのりのめも
DONEワンライ「ゴム」「グラス」※直接的な表現はありませんが怪しいことを言ってるのでR15くらいに思ってください🙇♂️セイジに対して少し過保護なリヒトくんがいます。セイジからリヒトへの矢印は親心
あちすぎて夏の話を書きました 2817
てゐと
MEMOプロット以上小説未満人が読みやすいように配慮されてない
誤字直してない
先日フォロワーさんと盛り上がった話
ニコセイがお祭りではぐれてしまう話仮タイトル:甘くて赤い、りんご飴(ニコセイ)
セイジがネットニュースで見つけたお祭りの屋台のこと。ニコに話せば食いつきがよろしく二人で食いだおれデートをすることに。日が暮れて沿道に並ぶ提灯の明かりが灯り出すころにはニコの両手には沢山の戦利品が。見かねたセイジが「一回この先の広場で食べちゃおっか」と言って二人はそこへ向けて歩き出す。
広場を目指し歩みを進めると、人が増えてきた。すっかり夜の帳が降りて、屋台の明かりがなんとも幻想的な時間だった。隣を歩くセイジが「人、増えてきたね」と思わず零してしまうほどだ。短い返事を返しながらニコは右手に持ったかき氷のライトブルーの雫が零れてしまいそうで、少しだけ氷の山を齧ってしまおうかだとか、袋に入れてもらった焼きそばのパックが縦になっているな――なんて考えてしまって。「……逸れないように手を繋いでもいい?」とセイジが言いかけた所で二人は互いに人の波に攫われてしまった。
1278セイジがネットニュースで見つけたお祭りの屋台のこと。ニコに話せば食いつきがよろしく二人で食いだおれデートをすることに。日が暮れて沿道に並ぶ提灯の明かりが灯り出すころにはニコの両手には沢山の戦利品が。見かねたセイジが「一回この先の広場で食べちゃおっか」と言って二人はそこへ向けて歩き出す。
広場を目指し歩みを進めると、人が増えてきた。すっかり夜の帳が降りて、屋台の明かりがなんとも幻想的な時間だった。隣を歩くセイジが「人、増えてきたね」と思わず零してしまうほどだ。短い返事を返しながらニコは右手に持ったかき氷のライトブルーの雫が零れてしまいそうで、少しだけ氷の山を齧ってしまおうかだとか、袋に入れてもらった焼きそばのパックが縦になっているな――なんて考えてしまって。「……逸れないように手を繋いでもいい?」とセイジが言いかけた所で二人は互いに人の波に攫われてしまった。
84moyaya
DONEニコセイ🍳🥧ワンライ
お題:「おはよう」
※3章のネタバレしかない
Rainさすがに、一人前ではなかったかもしれない
ニコは思った。
これだけの量を食べきってしまうのがニューミリオンいちの大食漢であるこの男、ニコなのだが。それでも、両手をいっぱいにして抱えている溢れんばかりの林檎の量はただ事ではなかったし、街行く人が振り返ってまでその様子を凝視するので。マーケットを出てしばらく歩いた後、ニコは躊躇なく【クラックディメンション】を使って家路を急いだ。空を見上げれば今にも降りだしそうだったし、ちょうど良かったのかもしれない。
セイジが目を覚ました。
そう聞いた時、意外と冷静で。仲間と声を掛け合って彼の元へ向かった。一言一句、話した言葉を俯瞰した状態で覚えているのだから理性はしっかりと働いているはずなのに。ダイニングテーブルを埋め尽くす林檎の山のせいで全く説得力が無くなってしまう。
2036ニコは思った。
これだけの量を食べきってしまうのがニューミリオンいちの大食漢であるこの男、ニコなのだが。それでも、両手をいっぱいにして抱えている溢れんばかりの林檎の量はただ事ではなかったし、街行く人が振り返ってまでその様子を凝視するので。マーケットを出てしばらく歩いた後、ニコは躊躇なく【クラックディメンション】を使って家路を急いだ。空を見上げれば今にも降りだしそうだったし、ちょうど良かったのかもしれない。
セイジが目を覚ました。
そう聞いた時、意外と冷静で。仲間と声を掛け合って彼の元へ向かった。一言一句、話した言葉を俯瞰した状態で覚えているのだから理性はしっかりと働いているはずなのに。ダイニングテーブルを埋め尽くす林檎の山のせいで全く説得力が無くなってしまう。