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    てゐと

    @teit00

    自分のための妄想置き場です。

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    てゐと

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    プロット以上小説未満
    人が読みやすいように配慮されてない
    誤字直してない
    先日フォロワーさんと盛り上がった話

    #ニコセイ

    ニコセイがお祭りではぐれてしまう話仮タイトル:甘くて赤い、りんご飴(ニコセイ)

    セイジがネットニュースで見つけたお祭りの屋台のこと。ニコに話せば食いつきがよろしく二人で食いだおれデートをすることに。日が暮れて沿道に並ぶ提灯の明かりが灯り出すころにはニコの両手には沢山の戦利品が。見かねたセイジが「一回この先の広場で食べちゃおっか」と言って二人はそこへ向けて歩き出す。
    広場を目指し歩みを進めると、人が増えてきた。すっかり夜の帳が降りて、屋台の明かりがなんとも幻想的な時間だった。隣を歩くセイジが「人、増えてきたね」と思わず零してしまうほどだ。短い返事を返しながらニコは右手に持ったかき氷のライトブルーの雫が零れてしまいそうで、少しだけ氷の山を齧ってしまおうかだとか、袋に入れてもらった焼きそばのパックが縦になっているな――なんて考えてしまって。「……逸れないように手を繋いでもいい?」とセイジが言いかけた所で二人は互いに人の波に攫われてしまった。
    「ニコ……ってあれ、いない?」
    辺りを見渡してみてもニコはもちろんいない。お祭りに来ている人を驚かせるといけないからニコのヒーロー能力は使わないようにする話をしているから、すぐに見つかる見込みもなくて。セイジが端末機で連絡をとろうとポケットに手を伸ばした時――。「オニーサン、一人?」と随分と慣れた軽薄な声が聞こえて少しだけ視線を上げた。人が良すぎるセイジはこれがいわゆるナンパだとは気が付かなくて素直に連れとはぐれてしまったことを言ってしまう。「お連れサン見つけるの大変でしょ? オレらと一緒に回ろーよ? 探してあげるよ?」と言われてもちろんそれは丁重にお断りをしたのだが、相手が引かない。ふとセイジの肩に腕が回される。ぞわりとした感覚にセイジの身体は硬直してしまって、「あの……えっと」と返す言葉に迷ってしまう。男の一人がセイジの腕を掴もうとした瞬間に「セイジ、探した」とその声を聞いて緊張が解ける。男の腕を払いながらセイジの手をとるニコ。そのまま男達を無視してセイジを連れ出したかったのに、男達がニコをからかう様に「弟クンかな、悪いけどオレらお兄ちゃんに用があんだよね」と言いたかったようだが、ニコが鋭い眼光を向けるとそれ以上は言えないようで。逆に「このオニーサンはおれの。だから盗らないで」なんて言ってセイジの腕を引いてその場を離れた。
    黙ってニコに連れられるまま歩いた先で「こんなことなら最初から手を繋いでおけばよかった」とニコがため息をついた。「……うん」「セイジほっぺたが――」「えっ、なに……っ!!」かぷり、ニコに頬を食べられてしまう。
    「に、にににニコ!?」「りんご飴」「えっ?」「セイジの頬がりんご飴見たいで美味しそうだったから」「お、いし――ッ!!」「あ、ほら。また」
    一度はやんわりとニコの胸を両手で押したセイジのその両手(手首)を片手でまたセイジごと引き寄せて。
    「ねえ、味見――してもいい?」
    わなわなと唇を震わせるしかできないセイジは、「いただきます」と口にしたニコに――食べられてしましそうになる。
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    ☺☺☺☺☺
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    てゐと

    DONEフォロワーさんからもろに影響を受けたので夏のジュドニコを教師パロで書かせていただきました!
    以前保健室の冷蔵庫にニコが自分のものを入れているってフォロワーさんのツイート、本当に大好きですこ~し拝借させていただきました…すみません、お許しを。まあでもいいですよね、最高。

    ジュード→養護教諭
    ニコ→生徒

    余談ですがジュードせんせが言っている「担任のアイツ」はあの人のことです
    とけだす、泡沫「うわ、あつ……」
     誰が何と言おうとこんなにも暑いのに、空調の世話に慣れない中途半端な、夏になりかけの季節だ。校舎の窓という窓が開けられて、何が好きで我慢大会をさせられているのかと涼を求めて保健室の扉を開けたのに。ニコが風の流れを作ったので、消毒液の匂いが混じった生暖かい風が頬をさっと撫でる――いや、頬をじわりと撫でつける。
    「なんだ、ジュードはいないのか」
     廊下とは違い、締め切られた空間の暑さには本当にうんざりしてしまう。文句を言いながらもペタペタと上履きを鳴らすニコの額を、つうっと汗が流れていった。拭うこともしないまま、我が物顔でずかずかと進む先には冷蔵庫があって、ニコは迷うことなく上段に手を掛けて、まずは冷気を浴びた。それからアイシング用の冷却材や氷嚢用の氷の山を手のひらで掻き分けて探し出したのは、プラスチックの黄色いパッケージだ。ジュードはあまりいい顔をしないが特に止めもしないので、保健室の冷凍庫には定期的に氷菓を忍ばせることにしている。食べては入れて、食べては入れて。随分と奥に仕舞い込まれていたところを見るに、随分とそれもご無沙汰になってしまったようだ。
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    てゐと

    MEMO夏祭りに関する妄想は何べんやってもいいんですよ
    上手くいけばすけべに展開を持っていける系の妄想~
    リトルトーキョーに最大限の感謝を込めていつもありがとうございます
    ジュドニコと夏の小話、の設定ある夏の日、グリーンイーストのリトルトーキョーで日本式の夏祭りがあるとかで。ニコが端末機で屋台めしを調べていると「ニコにはこれが似合いそうだな」とのぞき込む影。大きな焼きとうもろこしに噛り付くスイカ柄の甚平を着た子供の写真を指差しているのはジュードだ。ふいに落とされた影の方を向けば、まず意味もなく唇を貪られたりして。幸いなことに近くにはセイジもビアンキもいなかったので胸を撫でおろしたいところだが、ニコは不服だ。似合うと言われた写真が子供の着ている甚平だったのだから。
    なんとなく馬鹿にされた気分になってので、後日仕返しをすることにした。皆揃って非番だ、午後休だ、早番上がりだ――ということで四人で夏祭りに行くことにした。セイジとビアンキが先にリトルトーキョーにある小さな神社の前で待っているからと早く待ち合わせ場所に行かないといけないのに。ニコがジュードを押し倒して(実際ジュードを押し倒せるのかは置いておく)馬乗りになって、わざと浴衣をはだけさせたりするから。
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    かきかけはここに捨てておきますからね。
    1番書きたいから頑張ります。
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    「お疲れ様でした!」
     スタジオを後にし、扉が閉まると同時にセイジはほっと息を吐いた。今日はバラエティ収録のあと、雑誌の撮影に付随した取材と慣れない中でも特に気を張る仕事が続いた1日だった。スタジオから控え室までの長い廊下を歩きながら、セイジは今日の仕事を振り返った。まだ新人でありながらもこうして様々な仕事に挑戦することの出来る環境には感謝していた。長い下積み時代を経たセイジだからこそ、こうして貰ったチャンスには期待以上に応えたいと思っているし、自分に出来る努力は怠らないつもりだった。だからこそ、こうして仕事の直後の時間は振り返りながら反省点を洗い出し、次回はどのように立ち回るべきか、と考える時間にしている。あまり楽屋を長時間使用しないことを心がけているため、セイジは楽屋に戻ると手早く身支度を整えてから楽屋を後にする。それからはマネージャーに連絡をして迎えを待つ間、自動販売機の前に用意された長椅子へと腰を下ろした。喧騒を横目に自動販売機で購入したボトルのミネラルウォーターを1口流し込んでから、本日の反省点を手帳にまとめていく。最近はスマホでメモする人も多いと聞くが、セイジは自分の手で書くことが好きだった。手を動かすうちに考えが纏まったり、読み返した時に筆跡を見ることで自分がこの時にどう思ったのかを思い出すことが出来るからだ。セイジは常に手帳を愛用し、思いついたことがあればすぐに記入するようにしていた。今日も変わらず反省点やよく出来たと思う点をまとめていると、唐突に電子音が鳴り響いた。その発信源が自分のスマートフォンであることを理解すると、セイジは画面を確認する。どうやらミュートにするのを忘れていたようだ。画面に表示されていたのはプロデューサーであるビアンキの名前だった。セイジは通話ボタンを押しながら、電話ができるエリアを探す。すぐ近くに外に出るための扉をみつけ、開きながらスマートフォンを耳に当てると珍しく慌てた様子のビアンキの声がした。
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