kuriteme_tobe
DONEワードパレット『恋のはじまり』より、【だんだん/仕方のないこと/タイミング】をお借りしています。三章ifの世界線、全てを終えた後のクリテメ。付き合ってます。以前、Xに上げたものです。あなたを迎える夜のこと ケープ、そして法衣を脱いだテメノスは、その下に身につけているシャツのボタンを外し、鞄より出した洗い替えのものに腕を通していく。項が痛い。刺さるかのような強い視線が、晒している肌をじわじわと焦がした。だが、それも仕方がないことなのかもしれない。彼はまだ若いのだ。呆れるくらいに真っ直ぐでひたむきな男だけれど、色めいた触れ合いに対する興味が、ゼロではないはずだから。
隆々とした筋肉の男らしさとは無縁であるし、力仕事も得意ではない。更には彼より八つも上。どこがいいのだと本人に尋ねてみれば、「沢山あって、ここで一つには絞り切れません!」と真っ赤になって答えたのは、今より三ヶ月ほど前のこと。思い出せば、ぶつけられた熱情ごとよみがえって胸が苦しくなるが、残念ながらまだ職務中だ。甘い囁きは夜まで取っておく必要がある。
3002隆々とした筋肉の男らしさとは無縁であるし、力仕事も得意ではない。更には彼より八つも上。どこがいいのだと本人に尋ねてみれば、「沢山あって、ここで一つには絞り切れません!」と真っ赤になって答えたのは、今より三ヶ月ほど前のこと。思い出せば、ぶつけられた熱情ごとよみがえって胸が苦しくなるが、残念ながらまだ職務中だ。甘い囁きは夜まで取っておく必要がある。
junkjokerxxx
DONEクリテメタコパ会のおみやとして描いたクリテメタコパ本の中身です転生現パロクリテメ&オルとロイの4人でタコパするゆるゆる話です
本当に好き勝手にしか描いてないので本当になんでも許せる方向けです 14
たなかんぼ
DONE裸サーコート🐏×スケスケインナー👁🐏「あ…!」
👁「フフ、腰が抜けちゃいました」
🐏「~~ッ もう!だから言ったのに!」
👁「シー、まだお客さんがいるんだから。見られちゃってもいいの?」
🐏「だ、だ、だめにきまって」
👁「声が大きい」
🐏「む、ぐ……」
👁「良い子にしてたらイイコトしてあげますからね…♡」
🐏「はい…!」
kuriteme_tobe
DONE折角だからイベント的な話をと思い、「お菓子をくれなきゃ悪戯しちゃう」を言わせたくて書いたはずなのに、🐏が👁️を大好きな話になってしまいました……。ふんわりED後みたいな世界ですが、息をするようにifです。ハロウィンは噛み砕いて違和感ないくらいに落とし込んだ(多分)他、細かいことを好き勝手に設定しています。付き合っている二人。Happy Halloween 年に何回か行われる、ストームヘイル周辺の魔物狩り。去年はあたたかい時期が長く、木の実や小動物の生育が例年より活発だった。お陰でそれを餌にする魔物たちが爆発的に増え、二週間強で終わるはずが二月近くかかる事態になっている。生態系のバランスが崩れれば、この地の種の存族も危ぶまれるし、旅人の命も脅かされかねない。夏の終わりより始まった討伐が完了した頃には、頬を撫でる風に冬の気配を感じるようになっていた。
順調に事が進んだのなら、山の裾野まで広がる赤、黄、橙といった色が鮮やかに交じり合う様を、恋人と一緒に楽しみたかった。弁当を用意して山道を歩くのもいいだろう。忙しい人だ。料理をする姿はあまり想像つかないから、僕が準備したっていい。獣肉にスパイスと小麦粉をまぶして揚げ、溶いた鶏卵には調理料を混ぜて焼く。頑張って作った料理に、すらりとした指が絡んだフォークを彼が突き立て、僕の口へ運んでくれるのだ。想像すれば幸せなぬくもりで胸が満ちるが、今年は叶うことのない願望である。この地の冬は早い。風が冷たさを孕み始めれば、あっという間に凍える季節が到来する。二人の予定を合わせて自然を満喫するなど不可能に近い。下手をすれば、真っ白な世界に囚われて遭難しかねなかった。
3504順調に事が進んだのなら、山の裾野まで広がる赤、黄、橙といった色が鮮やかに交じり合う様を、恋人と一緒に楽しみたかった。弁当を用意して山道を歩くのもいいだろう。忙しい人だ。料理をする姿はあまり想像つかないから、僕が準備したっていい。獣肉にスパイスと小麦粉をまぶして揚げ、溶いた鶏卵には調理料を混ぜて焼く。頑張って作った料理に、すらりとした指が絡んだフォークを彼が突き立て、僕の口へ運んでくれるのだ。想像すれば幸せなぬくもりで胸が満ちるが、今年は叶うことのない願望である。この地の冬は早い。風が冷たさを孕み始めれば、あっという間に凍える季節が到来する。二人の予定を合わせて自然を満喫するなど不可能に近い。下手をすれば、真っ白な世界に囚われて遭難しかねなかった。
junkjokerxxx
DONE「同じテーマ・プロットから作品を仕上げる」企画のクリテメテーマはラッキースケベでした!
テーマの通りなのでワンクッションですがえろくはないです
描いててとってもたのしかったです!ありがとうございました!! 6
たなかんぼ
DONE展示①ケーキバース・以前書いたものの加筆修正版
・ほんのり流血等の要素あり
※文字数の関係で事前説明なしのため
【ケーキバース】を知らない方は支部等で予備知識の検索をお願いします!
スペースに書いてあるpass4文字 9045
かなえ
DONE付き合ってるクリテメとロイの話。※ロイ生存、超捏造注意ロイが昭和の親父よろしく「テメノスは嫁にやらん!!」とバチバチしてるの書こうとしました。
前にアップしたやつの完成版です。これだけで読めます。
若き聖堂騎士の試練息をするのも忘れそうな威圧感。全身がぞわりと粟立つ。
この感覚は──そうだ、カルディナ機関長と初めて剣を交えたときのものと似ている。
目の前に対峙する人間が何倍にも大きく見えるような、そんな錯覚すら覚えるほどのプレッシャー。
僕は目の前の人からかろうじて目をそらさないまま、少しだけ息を吐き、剣を鞘から引き抜いた。
相手は杖を構えて、鋭い視線で僕を睨みつけてくる。それはまるで、テメノスさんが異端を暴くときの表情とよく似ていた。悪事を絶対に見逃さない視線。似ていると感じるのは、やはり二人が家族だから、だろうか。
「クリック・ウェルズリー君」
よく通る声で、目の前のロイさんが口を開いた。
「見極めさせてもらうよ。君が、テメノスに相応しい人間か」
5170この感覚は──そうだ、カルディナ機関長と初めて剣を交えたときのものと似ている。
目の前に対峙する人間が何倍にも大きく見えるような、そんな錯覚すら覚えるほどのプレッシャー。
僕は目の前の人からかろうじて目をそらさないまま、少しだけ息を吐き、剣を鞘から引き抜いた。
相手は杖を構えて、鋭い視線で僕を睨みつけてくる。それはまるで、テメノスさんが異端を暴くときの表情とよく似ていた。悪事を絶対に見逃さない視線。似ていると感じるのは、やはり二人が家族だから、だろうか。
「クリック・ウェルズリー君」
よく通る声で、目の前のロイさんが口を開いた。
「見極めさせてもらうよ。君が、テメノスに相応しい人間か」
sikapopopo
DONEクリテメ吸血鬼パロ第二弾、漫画です漫画にしきれなかった続きはssつけました。
スケベになったので🔞ですね。話は繋がってません。
クセが強いので寛容な方とお耽美が好きな方に届きますように😉
あなたは18歳以上ですか?(y/n 2
ことじか
CAN’T MAKE淫魔パロのクリテメ流行って!と思って頑張って書きました。えちおねなのか初心なのかよくわからないテメノスさんになってしまいました。クリック君はむっつりです。淫魔パロのクリテメお腹がぐるぐると疼く。これが空腹ということだろうか。
ぱたぱたと羽根を忙しなく動かしながらテメノスは空を飛ぶ。
テメノスは人ならざるもので、いわゆる淫魔である。淫魔の主な食事は若い男性の精液だ。テメノス自身も男性型の淫魔であるが、精液が食事なのだ。なぜだかそういう風になっている。
食事の摂取方法にはいくつか種類がある。端的に言うと下の口から摂取する方法と上の口から摂取する方法らしい。
下の口から摂取する方法というのは、人間同士でいう性行為いわゆるセックスというものらしい。テメノスはそれを書物でしか読んだことがなかった。(そもそも口が二つある、というのもよく分からない。)直接的に摂取するのが一番効率がいいという。
3214ぱたぱたと羽根を忙しなく動かしながらテメノスは空を飛ぶ。
テメノスは人ならざるもので、いわゆる淫魔である。淫魔の主な食事は若い男性の精液だ。テメノス自身も男性型の淫魔であるが、精液が食事なのだ。なぜだかそういう風になっている。
食事の摂取方法にはいくつか種類がある。端的に言うと下の口から摂取する方法と上の口から摂取する方法らしい。
下の口から摂取する方法というのは、人間同士でいう性行為いわゆるセックスというものらしい。テメノスはそれを書物でしか読んだことがなかった。(そもそも口が二つある、というのもよく分からない。)直接的に摂取するのが一番効率がいいという。
たなかんぼ
DOODLEおっぱい(8/1)バニー(8/2)のヤンデレ(8/3)テメノスさんに花(8/7)いっぱいの棺(8/5)の中で抱きしめ(8/9)られる🐙(8/8)クリックくんは属性盛りすぎでしょうか?(ここまでタイトル) 1141stickey_game
DOODLEあ~~~~ダメだぁ!スケスケインナーが頭から離れんのですよ!!!!なんかっこうクリテメ…ちょっとだけエッな感じです!ここまで書きましたが、続きは書けるか分からんないっ! 1502
ことじか
DONE幸せなキスをするクリテメ。イルゼさんのイラストからss書かせて頂きました!ありがとうございます。https://twitter.com/Yiluze/status/1639547773337968641?s=20
幸福なキス(クリテメ)「貴方に触れてもよいでしょうか?」
真剣な眼差しで彼が問う。
先日、彼から想いを告げられた。好きだとそう言われた。一時の迷いだと切り捨てることができぬほど、彼は真剣で。そして私もまた、彼のことを好きになっていた。
恋人、となったのだろう。恋人とはなにをするのか見当はつかぬが。恋い慕う相手とこうして逢瀬を重ねるだけで私の心はひどく満たされていた。
夜の教会での逢瀬。月明かりに照らされたステンドグラスの前でクリックに問われる。
触れる。そうか、触れてもよいのか。手をそっと握りあう。汗ばんだ手。自分とは違う、所々に硬い豆がある剣を握る剣士の手。指先を絡めあって。ふと、目が合う。
クリックの瞳がテメノスを捕らえる。深い深い海の色のようにも、どこまでも澄んでいる空の色のようにも思える。目の前の彼の青が徐々に熱を帯びていく。その瞳に映る自分も情欲に塗れた顔をしているのが分かる。
777真剣な眼差しで彼が問う。
先日、彼から想いを告げられた。好きだとそう言われた。一時の迷いだと切り捨てることができぬほど、彼は真剣で。そして私もまた、彼のことを好きになっていた。
恋人、となったのだろう。恋人とはなにをするのか見当はつかぬが。恋い慕う相手とこうして逢瀬を重ねるだけで私の心はひどく満たされていた。
夜の教会での逢瀬。月明かりに照らされたステンドグラスの前でクリックに問われる。
触れる。そうか、触れてもよいのか。手をそっと握りあう。汗ばんだ手。自分とは違う、所々に硬い豆がある剣を握る剣士の手。指先を絡めあって。ふと、目が合う。
クリックの瞳がテメノスを捕らえる。深い深い海の色のようにも、どこまでも澄んでいる空の色のようにも思える。目の前の彼の青が徐々に熱を帯びていく。その瞳に映る自分も情欲に塗れた顔をしているのが分かる。
junkjokerxxx
DONE前半はこちら:https://poipiku.com/2633015/8917965.html・クリック君生存if
・捏造しかない
・独自解釈だらけ
・医学的あれそれは目を瞑ってください
クリテメがはっぴーなら何でもおいしい方向けです
全部まとめたしぶ版:https://www.pixiv.net/artworks/109709282 55
stickey_game
DOODLEしかこさん(@sikapopopo )の描かれたディーなキスにパッションを抱いたのでファンアートの短文です。あのえっrいのをうっかり目撃してしまった哀れなモブ神官視点です♡ 679junkjokerxxx
PROGRESSクリテメ長めの漫画、とりあえず前半部分。前半までなので中途半端なところで終わります。後半まで全部描けたらまとめてしぶに上げる予定です
・クリック君生存if
・故に捏造しかない・独自解釈や捻じ曲げいっぱい
・流血表現そこそこ
・とても喋るネームドモブの存在
上記なんでもおっけー!というクリテメが最終的にハピエンなら何でもおいしい方向けです。お味が合いましたらお付き合い頂けると幸いです。 56
たなかんぼ
DOODLEクリテメSS👁さんの感情は🐏くんだけが知っている。
・お下品モブ
ポーカーフェイス◇◇◇
「…テメノスさん、無理してませんか。」
そう声をかけたのは、旅仲間と杯を酌み交わした後。夜も更け帰路につくところに護衛を名乗り出た僕は、隣を歩く人に小さく尋ねた。
護衛など方便でしかない。この人の強さを知っている者からすればきっと笑われてしまうだろう。でも酒場でのこの人の様子がいつもと違う気がして、ついていこうと決めたのだ。
しかし、返ってきたのは素っ気ない返事だった。
表情は窺えない。返事の中の違和感はわずかで、本当に隠すのが上手い人だと思う。
大抵、こんな時は表情から何から一切を読み取らせない。旅仲間にさえ大事な感情は薄らと匂わせる程度にしか残さなかった。
酒場に面した色街を、疎らにたむろしている柄の悪い者たちの隙間を縫うように通り抜けようとした時。隣を歩く人の歩調が少しだけ鈍くなった気がした。歩幅を合わせつつ、さりげなく周囲の視線から庇うように位置取って気を配る。
1919「…テメノスさん、無理してませんか。」
そう声をかけたのは、旅仲間と杯を酌み交わした後。夜も更け帰路につくところに護衛を名乗り出た僕は、隣を歩く人に小さく尋ねた。
護衛など方便でしかない。この人の強さを知っている者からすればきっと笑われてしまうだろう。でも酒場でのこの人の様子がいつもと違う気がして、ついていこうと決めたのだ。
しかし、返ってきたのは素っ気ない返事だった。
表情は窺えない。返事の中の違和感はわずかで、本当に隠すのが上手い人だと思う。
大抵、こんな時は表情から何から一切を読み取らせない。旅仲間にさえ大事な感情は薄らと匂わせる程度にしか残さなかった。
酒場に面した色街を、疎らにたむろしている柄の悪い者たちの隙間を縫うように通り抜けようとした時。隣を歩く人の歩調が少しだけ鈍くなった気がした。歩幅を合わせつつ、さりげなく周囲の視線から庇うように位置取って気を配る。
たなかんぼ
DOODLE羊の日。クリテメこひつじ吸い目を疑った。
ほとんど寝ずにとある異端を審問した帰り道。草臥れた体を引きずって宿に戻ろうと、聖堂騎士の詰所前を通りすがったときのこと。
そこに居たのはふわふわもこもこの着ぐるみに身を包んだ"子羊くん"。それは確かにこの世に存在しているようだ。
なぜなら、もうこの腕の中にふわふわとした手触りはあるのだから……
◇◇◇
「……あの、テメノスさん」
「すぅ~……」
「テメノスさん……?」
「ふぅ~……」
「テメノス・ミストラル異端審問官殿」
「……なんですか」
何度目かの呼び掛けにようやく応えたその人、テメノス・ミストラルは双眸の下に濃いくまをこさえて人の胸毛を吸っている。
いや、人聞きが悪い。今この羊を模倣した姿である理由は催事であり、新人騎士は例年この姿で行うのが通過儀礼となっていた。断じて自らの意思ではない事をここに主張したい。
1030ほとんど寝ずにとある異端を審問した帰り道。草臥れた体を引きずって宿に戻ろうと、聖堂騎士の詰所前を通りすがったときのこと。
そこに居たのはふわふわもこもこの着ぐるみに身を包んだ"子羊くん"。それは確かにこの世に存在しているようだ。
なぜなら、もうこの腕の中にふわふわとした手触りはあるのだから……
◇◇◇
「……あの、テメノスさん」
「すぅ~……」
「テメノスさん……?」
「ふぅ~……」
「テメノス・ミストラル異端審問官殿」
「……なんですか」
何度目かの呼び掛けにようやく応えたその人、テメノス・ミストラルは双眸の下に濃いくまをこさえて人の胸毛を吸っている。
いや、人聞きが悪い。今この羊を模倣した姿である理由は催事であり、新人騎士は例年この姿で行うのが通過儀礼となっていた。断じて自らの意思ではない事をここに主張したい。
stickey_game
MOURNINGクリテメ短文、羊の日なんで書きました!今日って羊の日らしいですねぇー!クリテメェーーーー!!🐏👁子羊の日クリックとテメノスが隣同士寄り添いながら酒場で楽しく時間を過ごしていると、ふとテメノスが何かを思いついたように話しかけた。
「そういえば、クリックくん。今日は何の日か分かりますか?」
何だか楽しそうな笑顔で僕の恋人はこちらを見ている。こういう時は決まって禄でもないことを考えている。
「…誰かの誕生日でしょうか?」
「いいえ、今日は羊の日らしいですよ」
「だ、だからってなんで僕を見るんですか!僕は子羊じゃありません!」
「おや?まだ何も言ってませんが、子羊くん?」
「う…。ぼ、僕は貴方の…騎士…がいいです…」
クリックの言葉尻がややすぼまり小さくなる。大型犬が寂しそうに拗ねたような姿をニヤニヤとテメノスは笑いながら楽しそうにしている。何だかんだでいつもこの人のペースに乗せられてしまう自分が歯痒い。
731「そういえば、クリックくん。今日は何の日か分かりますか?」
何だか楽しそうな笑顔で僕の恋人はこちらを見ている。こういう時は決まって禄でもないことを考えている。
「…誰かの誕生日でしょうか?」
「いいえ、今日は羊の日らしいですよ」
「だ、だからってなんで僕を見るんですか!僕は子羊じゃありません!」
「おや?まだ何も言ってませんが、子羊くん?」
「う…。ぼ、僕は貴方の…騎士…がいいです…」
クリックの言葉尻がややすぼまり小さくなる。大型犬が寂しそうに拗ねたような姿をニヤニヤとテメノスは笑いながら楽しそうにしている。何だかんだでいつもこの人のペースに乗せられてしまう自分が歯痒い。
stickey_game
MAIKING今日のクリテメ妄想で呟いてた「心から望んでいることを何か1つやらなきゃいけない部屋」の導入編を書きなぐったものです♡続きを書くのにアンケとっているので良ければ投票お願いします🙏神官様へのお願い事「…30年ほど生きてきましたけど稀有なこともあるもんですね?」
「僕もこんな経験初めてです」
見た目はただの小屋だったはずだ。路行く先で夜も更けていき、さてどうしたものかと野宿を覚悟していたらこの小屋を偶然発見した。旅人用に開放されている小屋のようだと判断し軽率に入ったのがまずかったかもしれない。二人で小屋に入ったとたんにガチャッと大きな音がしたかと思うと固く閉じられた入り口の扉に大きな錠前がかかっていた。部屋を散策してみたが錠前にあいそうな鍵は見つからなかった。どうしたものかと思案していると入り口の扉にいつのまにか商店で使われるような看板が吊り下げられているのに気づく。よく見ると何かが書いてある。
2234「僕もこんな経験初めてです」
見た目はただの小屋だったはずだ。路行く先で夜も更けていき、さてどうしたものかと野宿を覚悟していたらこの小屋を偶然発見した。旅人用に開放されている小屋のようだと判断し軽率に入ったのがまずかったかもしれない。二人で小屋に入ったとたんにガチャッと大きな音がしたかと思うと固く閉じられた入り口の扉に大きな錠前がかかっていた。部屋を散策してみたが錠前にあいそうな鍵は見つからなかった。どうしたものかと思案していると入り口の扉にいつのまにか商店で使われるような看板が吊り下げられているのに気づく。よく見ると何かが書いてある。
たなかんぼ
DOODLE闇に堕ちた聖堂騎士と慈愛の異端審問官の話。陽楽さんと話した最高の設定。
以下捏造・特殊設定↓
テメノスを愛する故に何処へも行けないよう様々な装飾品を贈ったり、少しずつ枷として身体への拘束をしたりする。クリックへの愛を自覚して逃げてしまったテメノスは、クリックの歪んだ愛に報いる為に心と体の全てを委ねる……
↑前提のモブ視点。
誓いの騎士と籠の鳥文字通り、籠の鳥となったテメノスを囲って暮らすクリック。誓いを交わしたふたりは、小さな街ですぐに噂になった。
金髪の聖堂騎士の傍らにはいつも美しい人がいたという──
たまに見かける美しい人は車椅子に乗せられたままおだやかに微笑むだけで一言も喋らない。介助している聖堂騎士も笑顔だけど少し怖かった。
ベールに隠された人は足が不自由なようで、聖堂騎士無しには現れない。華奢な体は大小様々な装飾品で彩られ、飾られ、まるで何かに守られるようにそこに在る。
偶然、足元に転がしてしまったコインを拾おうとして仰ぎ見たその人は…かの著名な宗教画のように美しかった。
直後、コインを掴んだ掌の横を鈍色の大剣が貫いた。
「あれっ、外しちゃいましたか?すぐにその不埒な手を罰しますから… 動かないでくださいね。」
1285金髪の聖堂騎士の傍らにはいつも美しい人がいたという──
たまに見かける美しい人は車椅子に乗せられたままおだやかに微笑むだけで一言も喋らない。介助している聖堂騎士も笑顔だけど少し怖かった。
ベールに隠された人は足が不自由なようで、聖堂騎士無しには現れない。華奢な体は大小様々な装飾品で彩られ、飾られ、まるで何かに守られるようにそこに在る。
偶然、足元に転がしてしまったコインを拾おうとして仰ぎ見たその人は…かの著名な宗教画のように美しかった。
直後、コインを掴んだ掌の横を鈍色の大剣が貫いた。
「あれっ、外しちゃいましたか?すぐにその不埒な手を罰しますから… 動かないでくださいね。」
sikapopopo
DOODLE鉛筆でクリテメ描いた。折角なのでポイピクに載せます。今何となく色々変えたい時期で目がいっぱいでちょっとアレですね!二枚目は身内に見せられないやつね!こっそり載せときます… 2たなかんぼ
DOODLE某ワーが呟いてたストリップの話。クリテメ風味月光の審判さらさらと心地よい夜風が開け放たれた窓からそよいでいる。闇にかがやく月が天高く翳したのだから、普段ならそこの寝台でゆっくりと一日の疲れを癒しているはずなのだ。それなのに。
「……こひつじ君、審問の時間ですよ」
窓枠に腰掛けるその人は、異端審問官の衣装を身に纏い、愛用の杖と共にやってきた。
「え、は……?」
「おやおや、いつもの凛々しいお姿はどこへ?部屋着とはいえ、なんだかいつもより幼い気がします」
「こ、こんな時間に訪問しておいて……」
「フフ、そうでした。ねえ…この間のお話、覚えていますか?」
「……え!?えーっと……」
予想外の言葉が彼の口から飛び出してくる。いや、予想外の言葉はいつも聞いているのだがそれとは区分けそのものが違う気がした。自分の発した言葉に心当たりがないか必死で記憶を辿るが、当然そんなものはない。段々と彼の表情は曇り、それは悲しみに変わっていく。さっきまでの愉快な口振りから一転、落胆の滲む声音が部屋に響いた。
2399「……こひつじ君、審問の時間ですよ」
窓枠に腰掛けるその人は、異端審問官の衣装を身に纏い、愛用の杖と共にやってきた。
「え、は……?」
「おやおや、いつもの凛々しいお姿はどこへ?部屋着とはいえ、なんだかいつもより幼い気がします」
「こ、こんな時間に訪問しておいて……」
「フフ、そうでした。ねえ…この間のお話、覚えていますか?」
「……え!?えーっと……」
予想外の言葉が彼の口から飛び出してくる。いや、予想外の言葉はいつも聞いているのだがそれとは区分けそのものが違う気がした。自分の発した言葉に心当たりがないか必死で記憶を辿るが、当然そんなものはない。段々と彼の表情は曇り、それは悲しみに変わっていく。さっきまでの愉快な口振りから一転、落胆の滲む声音が部屋に響いた。
たなかんぼ
DONE仲間に祝福される、付き合って数年目のクリテメAIUE.かなしい、つらい、くるしい。くらくてつめたい。だれもいない。だきしめてほしい。
……あいしてほしい。
◇
孤児時代、来る日も来る日も飢えと戦っていた。その名残か現在まで食は細いまま。汁菜を好み、口をつける。ひとくちは小さく、消化の速度も遅い。仲間内では比較的ゆっくりと食事を摂るほうだった。最年長のオズバルドと並び、互いにぽつりぽつりと本の内容を確認したり、時には無言で終えたりもする。
旧友を失って、恩人を失った。その事がより一層食欲の減退に拍車をかけていたのだが、キャスティやオーシュットがやれ健康だの干し肉だのと構うものだから、観念してゆっくりながら量を摂ることに専念していた。
皆、心配してくれているのだ。その心に報いたい。だが困ったことに胃袋はスープ一杯で満腹を訴える。我ながらほんとうに小さくて辟易するが、こうなるともうひとくちも食べたいとは思えない。口に物を運ぶのが億劫になり、喉奥からははっきりとした拒絶が聞こえる。はあぁ、と深いため息をついて器に盛られた薄切りの肉を持ち上げては置くことを繰り返している。行儀もよくないので、今日のところはギブアップを宣言しようとした時だった。
3788……あいしてほしい。
◇
孤児時代、来る日も来る日も飢えと戦っていた。その名残か現在まで食は細いまま。汁菜を好み、口をつける。ひとくちは小さく、消化の速度も遅い。仲間内では比較的ゆっくりと食事を摂るほうだった。最年長のオズバルドと並び、互いにぽつりぽつりと本の内容を確認したり、時には無言で終えたりもする。
旧友を失って、恩人を失った。その事がより一層食欲の減退に拍車をかけていたのだが、キャスティやオーシュットがやれ健康だの干し肉だのと構うものだから、観念してゆっくりながら量を摂ることに専念していた。
皆、心配してくれているのだ。その心に報いたい。だが困ったことに胃袋はスープ一杯で満腹を訴える。我ながらほんとうに小さくて辟易するが、こうなるともうひとくちも食べたいとは思えない。口に物を運ぶのが億劫になり、喉奥からははっきりとした拒絶が聞こえる。はあぁ、と深いため息をついて器に盛られた薄切りの肉を持ち上げては置くことを繰り返している。行儀もよくないので、今日のところはギブアップを宣言しようとした時だった。