ありすのこ。
INFO【通販登録のお知らせ】先月頒布した本をBOOTHに登録をさせていただきました。
https://alicecoon.booth.pm/items/2583538
本サンプル
https://poipiku.com/6591/3202585.html
先日は当サークルにお立ち寄りいただいた皆さま、本当にありがとう御座いました。
久々のイベント参加だったため、とても楽しく過ごすことができました。
甘咲🟣審神者司書監督生
DOODLE一発描き。黒一色塗って、レイヤー統合してグラデーションマップやりました。14分で完成一発描きって、実際どう言う意味なんだろうね…私はアタリ無しで描いたものを一発描きって言ってるけど
きりう
INFOなかくめの本を出します。11/29 或る図書館にて17
【南1ホール キ52a/Aquamarine】
A5/20P/¥400/全年齢
付き合ってそこまで経っていないなかくめの小話が2本入っています。
BOOTHにて通販中です。
https://ruinstdolphi.booth.pm/items/2494227
よろしくお願いいたします。 7
ありすのこ。
INFO【11/29 或る図書館にて17】新刊サンプル kwbtさんの本「心ここに在り」/A5/本文20P/500円/南1ホール キ35a「T&S」
kwbt先生メインの小話みたいな本です。
※若干史実寄りな表現があります。サンプルは繋がっていません。
机が寂しいと思うので、ペラい無配も描ければ持っていきたいと思ってます。 6
ななめ
DONE季節への招待状【堀と川端】ワンライお題「招待状」で書いたものです。僕らはみな、新しい季節への招待状を受け取っているのだ。
*
中庭のベンチは読書に最適な場所だけれど、外で過ごすには最適な季節は過ぎようとしていた。僕は抗うように赤いマフラーを首に幾重にも巻きつけて、芥川さんから借りた本を膝の上で開いた。『辰っちゃんこも好きだと思うよ』そう言われて渡された本は図書館の一般開架から誰かが借りてきたもので、司書さんからは一度きちんと返却してから読みたい人が借り直すようにと言われていたものの、僕らは本を回し読みすることに慣れきっていた。
読み終わったら芥川さんと語ろう。
それを楽しみにしていたはずなのに、ページをめくる手は少しも進まず、僕の目は舞い落ちる木々の葉をぼんやりと眺めていた。あれは桜の葉だ、花びらよりも重く宙を切る。心は軽やかとは言いがたく、池に落ちた葉のように沈んでいった──
「堀さん」
ふいに声をかけられて僕は飛び上がった。
「は、はい。……あ、川端さん」
川端さんは少しの間、目の前に立ったまま静かに僕を見つめていたけれど、そっと隣に座り背筋を少し丸めるようにして正面を眺めた。まるで僕が見ていたものを確かめるように。
川端さんは前を向いたま 845