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    #ビマヨダ

    ちよど

    DONE第30回ビマヨダワンドロに参加させていただきました。素敵な企画本当にありがとうございました!
    お題は「生前」です。
    ビマヨダがお菓子を作る話。

    ビマさん「一度おまえを騙してみたかったんだ」

    注意。お菓子を作ったことのない人間が工程を省略して書いています。
    「ビマヨダが生前やりたかったこと」「もういいだろう? ビーマ。もう入っていいではないか?」
    「まだだ。わがまま王子。まだ朝食の片付けが終わってねぇ」
     カルデアの食堂からキッチンを覗き込んでいるドゥリーヨダナに俺は洗い物から視線を動かさずに応えた。
     食堂のピークは過ぎ、ここには俺とドゥリーヨダナのふたりきりだ。
     ちょっと前まではあり得なかった状況の原因、それはこのトンチキからの依頼だった。
     それで無理を言ってピークの後の厨房を使わせてもらうことになったが、このわがまま王子は待ち切れないようだ。
    「まだ皿洗いが残ってる」
    「えー、手際が悪いのではないか?」
     皿を持つ手に力が入る。それをなんとか抑え込んで俺は諦めて冷蔵庫に向かった。
     中に入っていた一晩寝かせた茶色の塊は昨日あいつが作ったものだ。それを取り、準備してあった作業台の上に乗せる。
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