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    #水鬼

    N_satiwo

    DONE裏路地で色を売るゲタ吉くんの話。
    水ゲタです。スパイス程度のモブゲタあり〼
    ハッピーエンドです✌️


    「悪い子のところにはな」
    「悪い子のところには?」
    「斧持った水木がやってくるぞ」
    「斧」
    「食いしばり過ぎて歯が抜けるほど鬼気迫る表情で」
    「歯が」
    「怖いじゃろ」
    「怖……」
    愛を乞う者小雨の裏通りを、ボロの唐傘を差して突っ立っている。傘に空いた穴から、ぽたりぽたりと水滴が滴って、色素の薄い傷んだ髪に落ちた。
    雨は好きだった。
    なにだか世の中の汚れとか未練だとか、そういうものが綺麗に流れてゆく気分だったし、それに。

    「やぁ、一晩どうかな」

    お互い顔を気にせずに済む。

    「宿代だけで結構です」

    低く響く良い声だったから、身を任せてみようと思った。軽く瞼を閉じて、あの人の姿を重ねてみる。思い込んでみる。
    手慣れたものだった。
    だが、薄暗がりの下卑た視線に、一気に興醒めしてしまった。また妄想の中ですら、あの人が遠退いてしまう。
    ゲタ吉は、情事の色が濃く残るペラペラの布団に横になったまんま、酷く冷めた心持ちで寝こける男を見遣る。しばしボンヤリしていたが、朝日が昇ったかも分からない曇天の街へ、連れ込み宿から一人、ふらりと抜け出した。
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    N_satiwo

    PAST💧←👹(〓)のようなもの
    いかに攻めに見えようと受けは受けです、断固として

    ※謎の力が働いて👹の見た目が急成長した、という設定なので、一人称などは変更していません
    ※ゲ謎入村後、出村できず、墓場鬼太郎1話と6期鬼太郎数話、インターネットのにわか知識、多大なる幻覚をもとに、アツイ内に打て!と書いたものです
    ※様々な設定がゴチャゴチャと混ざり合っています
    ※分からない何も……気が狂いそう
    義父が子を押し倒す話

    「ホラ、これで文句は無いですね」
    「ひぇ……」

    父・水木は困惑していた。
    自ら手塩にかけて育てた愛くるしい化け物が、やはり化け物だったのである。ほんの数日前まで小学生ほどのちまこい少年であったのに。どうしたことか、今や立派な青年に育っていた。比喩ではなく。
    柳のように何とも不可思議な色香を持った男である。薄く、血色のない瞼に長い前髪がかかり、ツイと耳にかける仕草さえ匂立ちそうな。その流し目で、女の一人二人射抜き殺しそうな艶っぽい男。
    ソレに跨られ、壁際に追いやられ、ずずいと迫られている。

    「好い加減、腹を決めてください。水木さん」

    心中も厭わないとでも宣うように吐息まじりに色っぽく囁かれ、水木は父として、断固として絶叫した。
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