アルミ
DONE原作軸(天と地の戦いから数年後)のライベルです原作程度のジャン→ミカ要素あり
WEBオンリー 山奥TBBF revenge!
開催おめでとうございます🎊
賑やかしになれたら幸いです☺️
2024.06.15 アルミ 10930
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PAST2022.08.01ライナー誕生日SS
ベルトルトのいないライナーの日々に、晴れの日は来ない、みたいなイメージで書きました
オール・バターミルク・スカイ 赤の腕章。それはエルディア人であれば誰もが求める、憧れの特権だった。全世界の人民から疎まれる存在、ユミルの民…エルディア人。
名誉マーレ人となれば、エルディア人であっても他の人間と同様、平等な扱いを受けられる。
新生戦士隊の戦士長となることが決まっているジークを除けば、残る戦士の枠は5人。万が一戦士が欠けた時の控えとしての枠が1人。
マルセル、ベルトルト、アニ、ピーク、ポルコ、ライナー。
最終候補生として選ばれた六人の子供たちは、戦士になるため日夜訓練に励んでいた。候補生たちは着実に実技、技工の分野で評価を得て、戦士の選考基準を満たしていっていた。
腕章をつけずとも平然と訓練場を歩き、監視するマーレ軍の幹部に、合格だ、と声を掛けられる候補生達。
14038名誉マーレ人となれば、エルディア人であっても他の人間と同様、平等な扱いを受けられる。
新生戦士隊の戦士長となることが決まっているジークを除けば、残る戦士の枠は5人。万が一戦士が欠けた時の控えとしての枠が1人。
マルセル、ベルトルト、アニ、ピーク、ポルコ、ライナー。
最終候補生として選ばれた六人の子供たちは、戦士になるため日夜訓練に励んでいた。候補生たちは着実に実技、技工の分野で評価を得て、戦士の選考基準を満たしていっていた。
腕章をつけずとも平然と訓練場を歩き、監視するマーレ軍の幹部に、合格だ、と声を掛けられる候補生達。
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PAST2022.12.30ベルトルト誕生日SS
ミカサ+ベルトルトとライナー
気持ちはライベル
White or Black 寒さが身にしみる年の瀬、訓練兵団では季節性のウイルスによる病が流行していた。帰省もままならず床に臥す者も多く、宿舎に残り看病にあたる同期の訓練兵たちも数名いた。その訓練兵の内の、ミカサとベルトルトは二人、訓練所の厨房に立っていた。
「エレンはシチューが好きだ」
「シチュー?」
「調理場を使用する許可も貰っている、ので、これからシチューを作る」
「それでこんなに食材を買い込んだんだね…」
調理場のテーブルに溢れんばかりに置かれた野菜や肉などの食材。その大量の食材はミカサとベルトルトが二人で運び入れたものだった。
遡ること三時間ほど前、ベルトルトは同期の女子訓練兵たちに捕まった。話を聞けば、この雪の中ひとりで街へと外出すると言って聞かないミカサに、せめて誰かと一緒にと説得したところ、度々女子の買い出しの荷物持ちをつとめていたベルトルトが適役ではないかと、白羽の矢が立ったのだそうだ。
4585「エレンはシチューが好きだ」
「シチュー?」
「調理場を使用する許可も貰っている、ので、これからシチューを作る」
「それでこんなに食材を買い込んだんだね…」
調理場のテーブルに溢れんばかりに置かれた野菜や肉などの食材。その大量の食材はミカサとベルトルトが二人で運び入れたものだった。
遡ること三時間ほど前、ベルトルトは同期の女子訓練兵たちに捕まった。話を聞けば、この雪の中ひとりで街へと外出すると言って聞かないミカサに、せめて誰かと一緒にと説得したところ、度々女子の買い出しの荷物持ちをつとめていたベルトルトが適役ではないかと、白羽の矢が立ったのだそうだ。
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PAST2023.12.30ベルトルト誕生日SS
Dearest「ねえ、ライナー。シガンシナでの…あの時から、もう七年も経ったんだね。またこうして君に会えるなんて、夢みたいだ。……死んじゃった僕が、夢と言うのは変かな」
「道はもう閉じてしまったけど、死んだものの魂の思念…いわゆる幽霊?という概念はあるみたいだ」
「僕、幽霊になったっていうのに、あれだけ帰りたかった故郷じゃなくて、この島にずっと残っていたんだ…おかしいだろ?」
「マーレにいた頃より、正直この島で過ごした時の記憶や思い出の方が多かったからかもしれないね」
「エレンや始祖ユミルと、君たちとの闘いは見ていたよ。いや、道で通じていたと言えばいいのか…最初は僕の意思がまったく届かなくて…失ったはずの巨人の力で皆やアニや、君まで…手にかけようとする悪夢を見ているのかと思った」
2293「道はもう閉じてしまったけど、死んだものの魂の思念…いわゆる幽霊?という概念はあるみたいだ」
「僕、幽霊になったっていうのに、あれだけ帰りたかった故郷じゃなくて、この島にずっと残っていたんだ…おかしいだろ?」
「マーレにいた頃より、正直この島で過ごした時の記憶や思い出の方が多かったからかもしれないね」
「エレンや始祖ユミルと、君たちとの闘いは見ていたよ。いや、道で通じていたと言えばいいのか…最初は僕の意思がまったく届かなくて…失ったはずの巨人の力で皆やアニや、君まで…手にかけようとする悪夢を見ているのかと思った」
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PASTライベルオンキョーイヤホンコラボ
ボイス搭載ワイヤレスイヤホン:モデル;ベル卜ル卜 AI技術の進歩は目覚ましい。AIによって造られた精巧なフェイクニュース、技術の進歩により仕事を奪われた人々。AIに、平和で豊かな生活が脅かされる!と言われその存在が問題になったこともあった。だが、それを覆したのは俺の発明だった。
あのときは記憶の片隅に残る存在を、この手に取り戻すため、ただがむしゃらに進んでいた。その結果、この世界を豊かにする技術を生み出すことになったのだ。俺はトニー・スタークじゃない。が、やると決めたことは絶対にやり遂げると決めていた。その選択と行動の結果が今の世界だ。
片耳に、インナーイヤー型のデバイスを嵌め込む。外側は純白、内側には稲妻のような鮮烈な赤の線がいくつもが走っている。血管のようにも見えるそのデザインそれこそが使用者の生態認証システムになっている。そしてこのデバイスはこの俺、ライナーブラウン専用のものだった。
1339あのときは記憶の片隅に残る存在を、この手に取り戻すため、ただがむしゃらに進んでいた。その結果、この世界を豊かにする技術を生み出すことになったのだ。俺はトニー・スタークじゃない。が、やると決めたことは絶対にやり遂げると決めていた。その選択と行動の結果が今の世界だ。
片耳に、インナーイヤー型のデバイスを嵌め込む。外側は純白、内側には稲妻のような鮮烈な赤の線がいくつもが走っている。血管のようにも見えるそのデザインそれこそが使用者の生態認証システムになっている。そしてこのデバイスはこの俺、ライナーブラウン専用のものだった。
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DONE🧞♂️ライベルフォロワーさんの素敵FAよりネタを頂戴しました。ありがとうございました
ブレヲダくん、もっと新規トルトください😘
千夜一夜のその先を 黄金のランプのなかには巨大な魔人が住んでいて、願いを三つだけ叶えてくれる。そう、どんな願いも。それこそ千夜一夜を超えてまで、探すに値する宝物だった。
「お前は……」
「やあ、はじめまして。僕は魔人のベルトルト。ランプの精だ。君の名前は?」
「…ライナー」
「ライナー。僕を見つけてくれた君の願いを、三つだけ何でも叶えてあげよう」
「…どんなことでも叶えてくれるのか」
「ああ。僕の力が及ぶことなら、なんでもね」
幾年ぶりに魔人を目覚めさせた男は、真っ白な肌に立派な体躯と金色の髪と瞳を持ち、砂漠だらけのこの国では珍しい容貌をしていた。その姿は清らかで、高貴で美しいものにも見えて、魔人は目を細める。
魔人は千年の時を過ごし、人間たちの望みを聞いてきた。力が欲しい、金が欲しい、権力が欲しい…ぎらついた瞳で自分へ望みを話す人間たちの姿はいつだって同じで、変わらない。
1964「お前は……」
「やあ、はじめまして。僕は魔人のベルトルト。ランプの精だ。君の名前は?」
「…ライナー」
「ライナー。僕を見つけてくれた君の願いを、三つだけ何でも叶えてあげよう」
「…どんなことでも叶えてくれるのか」
「ああ。僕の力が及ぶことなら、なんでもね」
幾年ぶりに魔人を目覚めさせた男は、真っ白な肌に立派な体躯と金色の髪と瞳を持ち、砂漠だらけのこの国では珍しい容貌をしていた。その姿は清らかで、高貴で美しいものにも見えて、魔人は目を細める。
魔人は千年の時を過ごし、人間たちの望みを聞いてきた。力が欲しい、金が欲しい、権力が欲しい…ぎらついた瞳で自分へ望みを話す人間たちの姿はいつだって同じで、変わらない。
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PAST大使ライナーの回想ライベル
ATACK FESの朗読劇のレポを受けて。
筆跡をなぞる 座学の授業が終わり、席を立った訓練生の教本から一枚の用紙が滑り落ちる。それを拾ったライナーは、紙に書かれた文字を見て一人の訓練生に声を掛けた。
「おーい、クリスタ。これお前の班で作ってた作戦立案書だろ」
「あれ?本当だ。ありがとうライナー。どうして私たちの班のものだってわかったの?」
「こんな綺麗な字…書いたのはクリスタだろうと思ってな」
訓練兵の中で一際目を引く容姿の少女を前に、ライナーが照れながら答えると、クリスタはおかしそうに笑って首を振った。
「ふふ、ライナー。これ、私の書いた字じゃないよ?」
「そうなのか」
「これ、ベルトルトが書いたの」
「ベルトルトォ?」
まさか同郷の、男の幼馴染の名が出るとは思わず、ライナーは素っ頓狂な声を上げた。そしてその声に、他の同期たちと談笑していたベルトルトがびくりと反応する。
1639「おーい、クリスタ。これお前の班で作ってた作戦立案書だろ」
「あれ?本当だ。ありがとうライナー。どうして私たちの班のものだってわかったの?」
「こんな綺麗な字…書いたのはクリスタだろうと思ってな」
訓練兵の中で一際目を引く容姿の少女を前に、ライナーが照れながら答えると、クリスタはおかしそうに笑って首を振った。
「ふふ、ライナー。これ、私の書いた字じゃないよ?」
「そうなのか」
「これ、ベルトルトが書いたの」
「ベルトルトォ?」
まさか同郷の、男の幼馴染の名が出るとは思わず、ライナーは素っ頓狂な声を上げた。そしてその声に、他の同期たちと談笑していたベルトルトがびくりと反応する。
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PAST現代AUライベル(ベルトルト不在)アルミンやマルコ、その他104期も少しだけ出てきます
マルコの一人称ですが、公式の場では僕、友達相手には俺を使ってるという見解なので、一人称に拘りがある方はお気をつけください。
きみのハートに恋してる♡「…ライナー?」
「よお」
「あー、その、また来たんだね」
「隣に座っても良いか?」
「……僕移動するから、ここの席使っても大丈夫だよ」
「おいおい、まだ飯の最中だろ?一緒に食おうぜ」
その言葉に僕は露骨に顔を引き攣らせるが、ジョックは気づいているのかいないのか、つとめて明るく言葉を続けた。
「お前の隣にいると落ち着くんだよな」
そう言ってウインクまでしてみせると、この学校の王は食堂の隅で図鑑を開いていた日陰者の僕の隣に腰掛けた。
人気者の彼の周りにはすぐに人が集まってくる。あっという間に僕とは住んでいる世界の違う人種がこの席を囲み、王を中心に騒ぎ始める。
それはもう居心地が悪くて仕方なく、嫌な動悸が止まらなかった。
5340「よお」
「あー、その、また来たんだね」
「隣に座っても良いか?」
「……僕移動するから、ここの席使っても大丈夫だよ」
「おいおい、まだ飯の最中だろ?一緒に食おうぜ」
その言葉に僕は露骨に顔を引き攣らせるが、ジョックは気づいているのかいないのか、つとめて明るく言葉を続けた。
「お前の隣にいると落ち着くんだよな」
そう言ってウインクまでしてみせると、この学校の王は食堂の隅で図鑑を開いていた日陰者の僕の隣に腰掛けた。
人気者の彼の周りにはすぐに人が集まってくる。あっという間に僕とは住んでいる世界の違う人種がこの席を囲み、王を中心に騒ぎ始める。
それはもう居心地が悪くて仕方なく、嫌な動悸が止まらなかった。
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PAST現代AUライベルと、とばっちりポルコそしてポルコは考えるのをやめた「お前、ドベと喧嘩でもしたのか?」
「え?」
うららかなやさしい春の陽気の中、ポルコは欠伸まじりに、のっぽの幼馴染に対する違和感を指摘した。
眠気を誘う春の空気と同じく、ぽわぽわとした雰囲気を纏うベルトルトの様子はいつもと変わらない。優秀だが驕らず、飾らないベルトルトの質をポルコは好んでいた。
ただ一つだけ、ポルコにとって目の上のたんこぶ…いや、横にある棘のような男であるライナーと、いつも行動を共にしているということだけは理解が出来なかったのだが。
「おまえらいつも暑苦しいくらい一緒だろ。何かあったのか」
「ポルコ、もしかして心配してくれてる?」
「別にそんなんじゃねえよ。ただ気になっただけだ」
ポルコの問いに、曖昧な表情を浮かべていたベルトルトは一呼吸を置くと、逆にポルコへと問いかけてきた。
1274「え?」
うららかなやさしい春の陽気の中、ポルコは欠伸まじりに、のっぽの幼馴染に対する違和感を指摘した。
眠気を誘う春の空気と同じく、ぽわぽわとした雰囲気を纏うベルトルトの様子はいつもと変わらない。優秀だが驕らず、飾らないベルトルトの質をポルコは好んでいた。
ただ一つだけ、ポルコにとって目の上のたんこぶ…いや、横にある棘のような男であるライナーと、いつも行動を共にしているということだけは理解が出来なかったのだが。
「おまえらいつも暑苦しいくらい一緒だろ。何かあったのか」
「ポルコ、もしかして心配してくれてる?」
「別にそんなんじゃねえよ。ただ気になっただけだ」
ポルコの問いに、曖昧な表情を浮かべていたベルトルトは一呼吸を置くと、逆にポルコへと問いかけてきた。
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PASTスクカーのライベルに、とばっちりのジャン右腕の恋人「ライナー!ここにいたか!」
「あ?なんだ?」
バンっと自習室の扉が開いたかと思うと、整髪料で髪をびっちり固め、黒の革ジャンを着込んだ不良男(暑くないのだろうか)が、こちらを指差して叫んでいた。
「お前!昨日の飲み!すっぽかしやがって!」
「あぁ」
革ジャンの不良男ことジャン・キルシュタインは、イライラとした様子でツカツカとバイクブーツを鳴らしながら歩み寄ってきた。
ジャンが苛立ちをぶつける張本人、ライナーはこともなげに「忘れてた」と答えてみせた。
「お前目当てに集まった女子連中、白けてすぐ帰っちまったんだぞ!」
「ジャン、いい女がいなかったからって俺に当たるなよ」
「おーおー女に不自由してないジョック様はいいよなぁ!電話もメッセも無視しやがって!ほんとにフリーなのかぁ!」
1004「あ?なんだ?」
バンっと自習室の扉が開いたかと思うと、整髪料で髪をびっちり固め、黒の革ジャンを着込んだ不良男(暑くないのだろうか)が、こちらを指差して叫んでいた。
「お前!昨日の飲み!すっぽかしやがって!」
「あぁ」
革ジャンの不良男ことジャン・キルシュタインは、イライラとした様子でツカツカとバイクブーツを鳴らしながら歩み寄ってきた。
ジャンが苛立ちをぶつける張本人、ライナーはこともなげに「忘れてた」と答えてみせた。
「お前目当てに集まった女子連中、白けてすぐ帰っちまったんだぞ!」
「ジャン、いい女がいなかったからって俺に当たるなよ」
「おーおー女に不自由してないジョック様はいいよなぁ!電話もメッセも無視しやがって!ほんとにフリーなのかぁ!」
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PAST夏祭りのライベル花よりステーキ ライナーはスマホを弄りながらレジャーシートの上でひとり寝転がり、幼馴染の帰りを待っていた。
宵の広がる空にはもうすぐ大輪の花火が咲く頃だ。
地元の花火大会は、アニの実家(道場を経営している)が大会に協賛をしているため、毎年花火の観覧スペースの分配があった。子供の頃は三人の親も同伴で花火やお祭りを楽しんだものだが、みんな成長した今はライナーとベルトルトとアニと、幼馴染三人で祭りへ繰り出すようになっていた。
とは言え場所取りをしておかなければ、あっという間にスペースは無くなってしまうもので、場所取りを買って出て、ベルトルトとアニの二人に買い出しを任せた。……ベルトルトがアニに片想いをしているのは知っていたし、アニだって満更でもない様子なのだ。ちょっとしたきっかけだが、これで二人の仲が進展するといいと思いつつ、なかなか戻って来ない二人に寂しさも募らせていた。
1311宵の広がる空にはもうすぐ大輪の花火が咲く頃だ。
地元の花火大会は、アニの実家(道場を経営している)が大会に協賛をしているため、毎年花火の観覧スペースの分配があった。子供の頃は三人の親も同伴で花火やお祭りを楽しんだものだが、みんな成長した今はライナーとベルトルトとアニと、幼馴染三人で祭りへ繰り出すようになっていた。
とは言え場所取りをしておかなければ、あっという間にスペースは無くなってしまうもので、場所取りを買って出て、ベルトルトとアニの二人に買い出しを任せた。……ベルトルトがアニに片想いをしているのは知っていたし、アニだって満更でもない様子なのだ。ちょっとしたきっかけだが、これで二人の仲が進展するといいと思いつつ、なかなか戻って来ない二人に寂しさも募らせていた。