ながら(半分収納場)
DOODLEWebオンリー「つるくりシンプルプラン2」の展示作品。PWにはCPを数字で入力してください。
ちょっと書いてみたくなった動画配信系本丸。
今回のゲームは、POLAR POND GAMESさんの「GRAVEKEEPERS」です。
https://polarpondgames.com/myproject/gk/ 4356
maru8
INFOつるくりWEBオンリー開催おめでとうございます🙌ふとした思いつきで描いたパロディが完結しました
トレンディ現パロです。ぬるい🔞。
キャラ崩壊捏造だらけですがこんなつるくりもありか、と広いお気持ちでご覧いただければと思います m(_ _)m
パスワードはつるくりWEBオンリーサイト(え6)のお品書き内にあります🙏 31
ながら(半分収納場)
DONE背景に少しだけミュ本丸。言葉を残す おや旦那がた、何かお求めですかい。いやいや、ひやかしでも結構で。まあ、こいつらは派手なもんでも見目麗しいもんでもないんで、割と素通りされちまう。一見何かわかりゃあしませんしねぇ。
刀装…なるほど、旦那がたは御刀さまで? 確かに見た目は似ておりますなぁ。使い方もまあ、同じように展開していただければ結構です。ただ、こいつらは武具ではござんせんし、一回こっきり、それだけの代物でございやす。
へぇ、こいつらは言わば昔話ですなぁ。とある時代のとある場所、そこで起こったことを語ります。ヒトの子の世界にカセットテープやらレコーダーってのがありましたでしょう。もうなくなって久しいようですがね。今の主流は何と言いましたでしょうかねぇ。ヒトの子の流れはほんと速くてかなわねぇや。
1071刀装…なるほど、旦那がたは御刀さまで? 確かに見た目は似ておりますなぁ。使い方もまあ、同じように展開していただければ結構です。ただ、こいつらは武具ではござんせんし、一回こっきり、それだけの代物でございやす。
へぇ、こいつらは言わば昔話ですなぁ。とある時代のとある場所、そこで起こったことを語ります。ヒトの子の世界にカセットテープやらレコーダーってのがありましたでしょう。もうなくなって久しいようですがね。今の主流は何と言いましたでしょうかねぇ。ヒトの子の流れはほんと速くてかなわねぇや。
ながら(半分収納場)
MOURNING過去に呟いたネタ。唇寒し 手入れを終えたとき、すでに時計は深夜となっていた。眠ってしまっているだろうなぁと思いながら、手入れ部屋で着替えた寝衣のまま、ぺたりぺたりと廊下を歩く。
足を止めたのは、自分のものではない部屋の前。そろりと細心の注意を払って襖を開けば、ほのかな常夜灯の明かりの奥、衝立の陰に膨らんだ布団が見えた。
室内に身体を滑りこませ、気配を控えながらそちらへ歩み寄る。
「…つる…?」
布団の傍らに膝をついたところで、輪郭を緩ませた声が名前を呼んだ。もぞりと布団の中で姿勢を変えた大倶利伽羅の双眸が二、三度重たげに瞬く。
「…かえってきたのか」
「…すまんな、起こすつもりはなかったんだ」
「…ん」
謝罪の言葉を口にする鶴丸の目の前で、のそりと掛け布団の端が持ち上げられる。思わず、ぱちくりと固まっていると、むすりと大倶利伽羅の口元がへの字を描いた。
674足を止めたのは、自分のものではない部屋の前。そろりと細心の注意を払って襖を開けば、ほのかな常夜灯の明かりの奥、衝立の陰に膨らんだ布団が見えた。
室内に身体を滑りこませ、気配を控えながらそちらへ歩み寄る。
「…つる…?」
布団の傍らに膝をついたところで、輪郭を緩ませた声が名前を呼んだ。もぞりと布団の中で姿勢を変えた大倶利伽羅の双眸が二、三度重たげに瞬く。
「…かえってきたのか」
「…すまんな、起こすつもりはなかったんだ」
「…ん」
謝罪の言葉を口にする鶴丸の目の前で、のそりと掛け布団の端が持ち上げられる。思わず、ぱちくりと固まっていると、むすりと大倶利伽羅の口元がへの字を描いた。
ながら(半分収納場)
MOURNING顕現した鶴丸とお目付け役の大倶利伽羅。月間つるくりゆるゆる創作さんの12月お題「仏の顔も三度まで」 で没にした、自分に意味を見出さない鶴丸とそれが納得できない大倶利伽羅の話。
せめてひとよのかれむぐら「きみと再び見えるだなんて、随分と都合のいい夢じゃないか」
は、と乾いた笑いの欠片とともにその唇から洩れ出た言葉に、ああ、これは確かにあの刀だと確信する。かつて、暫くの間、同じ家にあった太刀の付喪神。
「…そうだな。いつかは醒める夢だ」
同意の言葉にぱちりと双つの黄水晶が瞬く。それを置き去りにして、大倶利伽羅は審神者の元へと足を向けた。
「自分の手足で動けるというのもなかなか不思議なものだな」
面を通した審神者の隣には旧知の刀。一通りの説明を受けたのちに、その旧知に連れてこられたのは板張りの道場であった。木刀が一本、投げて寄越される。
「真剣じゃあないのかい」
「ここは抜刀禁止だ」
「そりゃあ残念」
「…はじめは此処で手合わせだ。その器に慣れろ。刀を握るのはそれからだ」
2811は、と乾いた笑いの欠片とともにその唇から洩れ出た言葉に、ああ、これは確かにあの刀だと確信する。かつて、暫くの間、同じ家にあった太刀の付喪神。
「…そうだな。いつかは醒める夢だ」
同意の言葉にぱちりと双つの黄水晶が瞬く。それを置き去りにして、大倶利伽羅は審神者の元へと足を向けた。
「自分の手足で動けるというのもなかなか不思議なものだな」
面を通した審神者の隣には旧知の刀。一通りの説明を受けたのちに、その旧知に連れてこられたのは板張りの道場であった。木刀が一本、投げて寄越される。
「真剣じゃあないのかい」
「ここは抜刀禁止だ」
「そりゃあ残念」
「…はじめは此処で手合わせだ。その器に慣れろ。刀を握るのはそれからだ」
ながら(半分収納場)
MOURNINGhttps://poipiku.com/1249412/5268322.html の別バージョン。「名に負う」https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9144696 と同じ本丸(通称:実葛本丸)のつるくり。
こうやっていろんな話が生えてくる…。 1117
ながら(半分収納場)
DONE月間つるくりゆるゆる創作さんの10月のお題から「コスモス」。刀剣短歌俳句深夜の60分1本勝負さんの同題(第71回?)の際に詠んだ拙作からの派生というか、解題。
膝折れてなお「知っているかい、坊や」
ふつりと細い茎を手折った鶴丸がついでのように口を開く。鶴丸の唐突な語りはめずらしいことでもない。はぁ、と諦めたように息を吐き、大倶利伽羅は話の続きを待った。
「こいつらは折れて倒れても、そこから根を伸ばして立ち上がるんだそうだ」
「そうか」
「こんな細っこい茎だっていうのになぁ」
再び、鶴丸の手が花を手折る。
「…おい、あまり引きちぎるな」
「刈りつくさなければ別にいいだろう?」
気にした風もなく鶴丸は足を進めていく。ゆらゆらと揺れる花の群れ。
「きみと似ている」
ともすれば聞き逃しそうなほどに、ぽつりと紡がれた言葉に、思わず足を止める。その気配に気付いたのか、振り返る鶴丸の口許には静かな笑みが浮いていた。
714ふつりと細い茎を手折った鶴丸がついでのように口を開く。鶴丸の唐突な語りはめずらしいことでもない。はぁ、と諦めたように息を吐き、大倶利伽羅は話の続きを待った。
「こいつらは折れて倒れても、そこから根を伸ばして立ち上がるんだそうだ」
「そうか」
「こんな細っこい茎だっていうのになぁ」
再び、鶴丸の手が花を手折る。
「…おい、あまり引きちぎるな」
「刈りつくさなければ別にいいだろう?」
気にした風もなく鶴丸は足を進めていく。ゆらゆらと揺れる花の群れ。
「きみと似ている」
ともすれば聞き逃しそうなほどに、ぽつりと紡がれた言葉に、思わず足を止める。その気配に気付いたのか、振り返る鶴丸の口許には静かな笑みが浮いていた。
ながら(半分収納場)
MEMOつるくりになるはずの話。現時点ではどちらも出てこない。
われてもすゑに 曽祖母の百人一首は取り札が一枚足りない。
家の者には周知の事実であり、一字札であるが故にお手付きを誘うこともなく、九十九人一首と渾名されながら、我が家では長く使われてきた。
いつだったか、行方不明となった一枚の行方を問うてみたこともあったが、曽祖母は、昔々、渡り鳥に差し上げたのよ、と楽しげに笑うだけで、詳細を聞き出すことはついには叶わなかった。
後に買い求めたものに遊び道具の座は譲り渡しながら、九十九人の百人一首はそのまま我が家にあり続け、今もひっそりと戸棚の奥に眠っている。
梅雨明けのある日、不意に始まった虫干しのなか、ふと思い立って戸棚からそれを取り出した。縁側に続く障子を開け放ち、畳の上に札を並べていく。
749家の者には周知の事実であり、一字札であるが故にお手付きを誘うこともなく、九十九人一首と渾名されながら、我が家では長く使われてきた。
いつだったか、行方不明となった一枚の行方を問うてみたこともあったが、曽祖母は、昔々、渡り鳥に差し上げたのよ、と楽しげに笑うだけで、詳細を聞き出すことはついには叶わなかった。
後に買い求めたものに遊び道具の座は譲り渡しながら、九十九人の百人一首はそのまま我が家にあり続け、今もひっそりと戸棚の奥に眠っている。
梅雨明けのある日、不意に始まった虫干しのなか、ふと思い立って戸棚からそれを取り出した。縁側に続く障子を開け放ち、畳の上に札を並べていく。
@trkrkudasai
DONE学パロ、女体化百合つるくりの再掲です!つるくりの日は、いいぞ!!
百合つるくりざあざあと、大降りの雨粒が容赦なく降り注いで身体を濡らす。
この時期の雨は痛いほどに冷たい。
アスファルトで跳ね返った雨水が足を凍らせる。
あまりの冷たさに一瞬身体が固まってしまったが、鶴丸が手を引いて走るから凍りそうな足をがむしゃらに動かした。
鶴丸の白い手は、きっと冷たいのだろうと思っていた。
でも実際は自分のそれよりもとてもあたたかで、冷たかった自分の手がみる間に熱を持つのがわかる。
鶴丸の体温が自分へ移ったのだと自覚して、ドクリと大きく心臓が跳ねた。
「あの信号を左だっ!」
雨粒に負けないよう大きな声を出す鶴丸の細い肩がずぶ濡れになっていて、冷たさで折れてしまうんじゃないかと心配になった。
おろしたてのロングスカートが濡れて、足に絡まって走りづらい。
4033この時期の雨は痛いほどに冷たい。
アスファルトで跳ね返った雨水が足を凍らせる。
あまりの冷たさに一瞬身体が固まってしまったが、鶴丸が手を引いて走るから凍りそうな足をがむしゃらに動かした。
鶴丸の白い手は、きっと冷たいのだろうと思っていた。
でも実際は自分のそれよりもとてもあたたかで、冷たかった自分の手がみる間に熱を持つのがわかる。
鶴丸の体温が自分へ移ったのだと自覚して、ドクリと大きく心臓が跳ねた。
「あの信号を左だっ!」
雨粒に負けないよう大きな声を出す鶴丸の細い肩がずぶ濡れになっていて、冷たさで折れてしまうんじゃないかと心配になった。
おろしたてのロングスカートが濡れて、足に絡まって走りづらい。