おぐ☁️
DOODLE蛍ちゃん右まとめ------------------------
gnsnにどはまりした2024年下半期…
ほたち可愛すぎてスクショが増えていく一方です、、、
明日のアップデート・・・・ver.5.3たのしみだ・・・・・
2024.12.31. 66
sisei_duck
DONEただキスするだけのリオ蛍ちゃんそういえば甘い話書いてないなとなって書きましたが、ますます公爵のしゃべり方わからんってなりました。難しい。
次回のキスは、二択から(リオ蛍)「ま……待って」
咄嗟に差し込んだ手の平に与えられたのは、唇に注がれるはずだったキスの感触だった。
目と鼻の先、あと少しで触れあえるという距離で瞬く薄氷の瞳。どこか不満げに細められる青の理由は明らか。
彼の執務室。二人掛けのソファー。隣り合って並び、他愛のない話をして……恋人と二人きりとなれば、自然とそういう雰囲気になるのは当然のこと。
キスだってこれが初めてではないが、それでも慣れたかと聞かれれば否と答えよう。
実際、食い止めた蛍の頬は真っ赤に染まり、手の平に感じている柔らかな感触だけで思い出し、その心中は全く穏やかではない。
「……嫌かい?」
台無しにされたにも関わらず、手の平越しに聞こえる声は優しいし、視線は不機嫌そうだったのが嘘のように柔らかい。なんなら遮った手首まで優しく支え、その甲にキスを贈るまで。
2442咄嗟に差し込んだ手の平に与えられたのは、唇に注がれるはずだったキスの感触だった。
目と鼻の先、あと少しで触れあえるという距離で瞬く薄氷の瞳。どこか不満げに細められる青の理由は明らか。
彼の執務室。二人掛けのソファー。隣り合って並び、他愛のない話をして……恋人と二人きりとなれば、自然とそういう雰囲気になるのは当然のこと。
キスだってこれが初めてではないが、それでも慣れたかと聞かれれば否と答えよう。
実際、食い止めた蛍の頬は真っ赤に染まり、手の平に感じている柔らかな感触だけで思い出し、その心中は全く穏やかではない。
「……嫌かい?」
台無しにされたにも関わらず、手の平越しに聞こえる声は優しいし、視線は不機嫌そうだったのが嘘のように柔らかい。なんなら遮った手首まで優しく支え、その甲にキスを贈るまで。
sisei_duck
DONE告白してきたリオさんから逃げようとする蛍ちゃんがお察しになるお話、のリオさん視点もどき悪い大人とは。卑怯者とは。リオセスリとは……。てなりながら書きました。アヒルは褒められるとすぐ調子に乗る、嬉しい。ありがとうございます。
卑怯者のワルツ【2】 手の平サイズの小さなカード。プレゼントと共に添えるには丁度良く、手紙としてはやや足りない。
だが、ほんの六文字を残すのであれば、むしろ多すぎるほどの余白。綴られた文字が、差出人の心情を表すように特に小さすぎるせいもあるだろう。
だが、リオセスリが手に取って真っ先に抱いたのは、字が小さいことの呆れでもなく、ましてや約束を破られた事への落胆でもなく……想定通りというだけ。
あるのは簡潔な謝罪だけ。お詫びの品も無ければ、差出人すら書いていない。
それでも、その相手を金髪の少女と結びつけられるのは、まさに今、自分の背後に本人が隠れているからだ。
息ごと抑え込もうとしているのだろう。恐怖を抱く者の反応を、リオセスリは理解している。それは、このメロピデ要塞を統括するよりずっと前から、それはもう語るのも馬鹿馬鹿しいほどに。
3435だが、ほんの六文字を残すのであれば、むしろ多すぎるほどの余白。綴られた文字が、差出人の心情を表すように特に小さすぎるせいもあるだろう。
だが、リオセスリが手に取って真っ先に抱いたのは、字が小さいことの呆れでもなく、ましてや約束を破られた事への落胆でもなく……想定通りというだけ。
あるのは簡潔な謝罪だけ。お詫びの品も無ければ、差出人すら書いていない。
それでも、その相手を金髪の少女と結びつけられるのは、まさに今、自分の背後に本人が隠れているからだ。
息ごと抑え込もうとしているのだろう。恐怖を抱く者の反応を、リオセスリは理解している。それは、このメロピデ要塞を統括するよりずっと前から、それはもう語るのも馬鹿馬鹿しいほどに。
sisei_duck
DONE告白してきたリオさんから逃げようとする蛍ちゃんがお察しになるお話。タイトルは仮です。コレ本当にリオ蛍でござるか~~~?て思いながら勢いのまま書いてできあがってしまったので勿体ない精神で載せます。
大体後半の流れがやりたかったとお察しください。
卑怯者のワルツ 手紙というのはとても便利で、同時に不便でもある。
声なら感情を読み取ることもできるし、同じ言葉でも真剣さを伝えることもできただろう。
逆に言えば、どれだけ真心を込めて文字を羅列しても、感情を補いきることはできない。ましてや、たった六文字で何を伝えようというのか。
それでも、机の上に置かれた紙を見て。そこに残された文字を眺める男は、きっとこう思っていることだろう。
あの旅人はなんて卑怯なのだ、と。
蛍が、このメロピデ要塞の主人であるリオセスリに想いを告げられたのは、もう一か月前になる。
夜の一時。恒例とは言えずとも、いつものと称せる程度に行われていたお茶の席で、まるで世間話のように軽く、愛していると。
6177声なら感情を読み取ることもできるし、同じ言葉でも真剣さを伝えることもできただろう。
逆に言えば、どれだけ真心を込めて文字を羅列しても、感情を補いきることはできない。ましてや、たった六文字で何を伝えようというのか。
それでも、机の上に置かれた紙を見て。そこに残された文字を眺める男は、きっとこう思っていることだろう。
あの旅人はなんて卑怯なのだ、と。
蛍が、このメロピデ要塞の主人であるリオセスリに想いを告げられたのは、もう一か月前になる。
夜の一時。恒例とは言えずとも、いつものと称せる程度に行われていたお茶の席で、まるで世間話のように軽く、愛していると。