【一燐】西海岸烟花“嘶——好痛”
呲牙露出夸张的表情，嘴角却恶劣地咧起。天城燐音目光炯炯，好似有些挑衅般地盯着撑在自己身上的少年。
“乳钉？”
天城一彩面无表情地在哥哥胸前凸起的乳尖上戳了几下，一对小巧的银钉从乳头贯穿而过，在侧边留下两个圆润的球形，因创口愈合地并不充分又或是恢复的过程并不顺利，那对乳粒此刻似乎有些肿胀。
“如何，弟弟同学对咱的新饰品满意吗？”
天城燐音眯起眼，饶有兴致地观察着一彩鲜少露出的冷脸——想要看到这小子更多不一样的神情。半个月前自己受邀去西海岸进行演出，狂欢的烟花将天空打照地璀璨，裹挟着人们的欢呼声沉落于波光粼粼的海面。散场后的恋人兴奋地拥抱激吻，啤酒喷出的白花与烧烤的肉香糅合，让整个世界变得热切、绚烂。天城燐音就拎着吉他靠在露天舞台的阴影里，他望着海岸边狂舞的人群，篝火发出噼啪声，莫名口渴。他有点想念一个红头发的小孩了。

【一燐】雪夜燃情“我想要和哥哥练习接吻。”
“......哈？”

天城燐音放下筷子，不可置信地抬起头与坐在对面的少年对视，见对方神色坦然，毫无开玩笑之意。
“性爱教育书上说，接吻会提升双方的新陈代谢与抵抗力，不仅能够促进血液循环，还能拉近双方心灵的距离。无论是唾液的交换还是唇齿的触碰，都能够帮助我与哥哥更加深入地了解自己，培养更好的感情呢。”
“咳嗯...暂且不说你这家伙是从哪里找到的那本‘性爱教育书’的，咱们已经是亲生兄弟了吧？是家人喔？借助接吻来了解彼此拉近关系真的有必要吗？话说你这小鬼尿床拉裤子的样子咱可是都一清二楚啊。”
虽然尽力憋出了长者游刃有余的样子，可只有天城燐音自己知道他的耳尖在发烫。

自从二人打破了禁忌以情侣的身份在一起后，无论是他还是一彩都没有主动提出过对“性爱”的需求，仅有的几次“性爱经历”也都来自于某些特定场合下他们受彼此信息素荷尔蒙影响而擦枪走火的“意外”。他仍然记得某一次性爱的起因就只是他靠在厨房的门框上看一彩做蛋糕打发时间，后者走过来将洗干净的草莓递到他面前，他低头下去叼住，再顺手把弟弟嘴角的奶油擦掉，一回过神两个人就已经喘着粗气靠在厨房柜上了。

[生日蛋糕]
-人生最值得记忆深刻的便是，为音乐追逐奔流为他对人生有了新的感受，不会因为家族的困扰以及不适应的使命感，这种禁锢而犹如飞蛾扑火燃进自我的翅膀和羽翼。
我追逐到了舞台之上，离开了这个充满了一点点温暖之气的地方，来到了一个陌生之境却又被我不认知的地方，向往着美好的音乐以及对这里的不感观，挥舞着自我来到的场所和舞台，认识的每个人都让我觉得烟火在天空是如此的美丽，如此的熠熠生辉。

在这里我完成了我的梦想，并且不可避开的是我也失去了另一种东西，是我奔放音乐，奔放理想知识所舍弃的亲情，是我亲亲手割舍掉的另一个东西。一彩，天城一彩，我的弟弟。
如果对于他的印象那便是骄傲的小猫咪，为什么不是老虎，因为老虎在我这里永远都是小猫咪的模样根本生不起来气。这不是所谓的血脉压制，是我如此的清楚，身为天城这个名称所要背负的责任，可我逃离了我本身应该肩负的责任，自然他就落在了我的弟弟身上

その日は今も色鮮やかに秋は何故短いのか。
僕のその疑問は、都会ではどうやら地球温暖化や気候変動といった言葉で説明されるらしかった。酷い言い草だ。それだとまるで地球自身が進んでそうした変化を遂げているようだ。自分達の手で多くの自然を淘汰して地表を文明で覆い尽くした末路がこれだというのに。
僕の不審をよそに説明を続ける教師の顔つきはこれもまた他人事で、どうしてこの人はそんなに平気な顔をしているのだろうと不思議だった。だって僕にはどうにも、今まさに人類を追い詰めているという環境の変化は、物言わぬからと身勝手に淘汰された自然からの報復のように思えたのだ。
教師はそんな僕の話を大袈裟だと笑って、僕を変わり者だと言って、まともに取り合ってはくれなかった。僕は責任の所在と、都会の人々が自然への畏敬を失った経緯を知りたかったのに。

夢くらい超えてやる「ファーストキスはレモンの味だと聞いていたんだ」

突然の宣言に、手を止める。
そんな俺に、一彩はもう一度繰り返した。

「ファーストキスはレモンの味だと聞いていたんだ」
「いや、聞こえてっけど」

俺の返事に、弟は真面目な顔をして大きく頷く。いや、「ウム」じゃなくて。
おまえいまお兄ちゃんとキスしたって理解してる？　それ、お兄ちゃんにとってもファーストキスなンだけど。

◆

弟とキスをした。恋人として初めて。
夕食後、風呂上がり。弟は食事のあとに「キスがしたい」と申し出た。俺もこの手の話題に精通はしていないが、なんとなく特殊な状況だとはわかる。念のため、キスだけでいいのかと訊ねたら、キスがしたいと返ってきた。それならばと思ったところで更に、風呂に入ってからにしたいと言い出した。歯磨きじゃなくて。やっぱりおまえはセックスがしたいんじゃないのか。それともおまえの言うキスにはセックスまで含まれるのか。言葉は尽きなかったがそのすべてを飲み込んだ。残念ながら、そんな器用な搦め手を使えるような弟じゃない。それは誰よりもよく知っている。たぶん。