ayako12011
DONE現パロ杢月ツキとグダグダ飲みながら口説く?モクタロさんを書きたかった
金曜日金曜日、終業時間を一時間程過ぎた頃、月島は小さく息を吐いてキーボードを叩く指を止めた。
『そろそろか?』これから来るであろう男の事を想像していると想定通りに声がかかった。
「よぉ、お疲れさん。今日は行けそうか?」
人好きのする笑みを浮かべて菊田が声をかけてきたのだ、グラスを口元に傾けるジェスチャー付きで。
「ソレ、おっさんっぽいですよ」
「いいじゃねぇか、おっさんだもん」
月島が素っ気ない態度をとっても気にする様子は無く、菊田はおどけている。おっさんと自称するわりには少しも引け目を感じていないであろうその態度は自身が世間では所謂【イケオジ】である事を自覚しているからだ、と月島は思った。
「それよりどうなんだよ、行けそうか?」
5200『そろそろか?』これから来るであろう男の事を想像していると想定通りに声がかかった。
「よぉ、お疲れさん。今日は行けそうか?」
人好きのする笑みを浮かべて菊田が声をかけてきたのだ、グラスを口元に傾けるジェスチャー付きで。
「ソレ、おっさんっぽいですよ」
「いいじゃねぇか、おっさんだもん」
月島が素っ気ない態度をとっても気にする様子は無く、菊田はおどけている。おっさんと自称するわりには少しも引け目を感じていないであろうその態度は自身が世間では所謂【イケオジ】である事を自覚しているからだ、と月島は思った。
「それよりどうなんだよ、行けそうか?」
ayako12011
DONE杢月が名前を呼び合うようになるまで。2人とも激重感情なので注意名前「なぁ、俺の事まだ名前では呼んでくれねぇの?」
菊田にそう問われた月島は「はぁ」と返答にもならない気の抜けたような声を出した。
菊田と恋人のような関係になって1年、知り合ってからはもう何年も経っているが月島は菊田の事を「菊田さん」と呼んでいる。深い関係になってすぐに菊田は月島の事を名前で呼びたがったが月島が拒否した。月島が菊田を名前で呼ぶこともしなかった。
「俺が月島の事を名前で呼ぶのも嫌なんだよな?」
決して責める口調ではないが、菊田が残念がっている事は伝わる口調だ。月島が答えずにいると「そうか。」とだけ言って菊田はそれ以上の追及はしなかった。
菊田は月島をいつもよく見ていて、月島が嫌がる事はしなかったが「まだ」と言っていたという事は「いつかは名前で呼ぶ」未来を諦めてはいなさそうだ。
2616菊田にそう問われた月島は「はぁ」と返答にもならない気の抜けたような声を出した。
菊田と恋人のような関係になって1年、知り合ってからはもう何年も経っているが月島は菊田の事を「菊田さん」と呼んでいる。深い関係になってすぐに菊田は月島の事を名前で呼びたがったが月島が拒否した。月島が菊田を名前で呼ぶこともしなかった。
「俺が月島の事を名前で呼ぶのも嫌なんだよな?」
決して責める口調ではないが、菊田が残念がっている事は伝わる口調だ。月島が答えずにいると「そうか。」とだけ言って菊田はそれ以上の追及はしなかった。
菊田は月島をいつもよく見ていて、月島が嫌がる事はしなかったが「まだ」と言っていたという事は「いつかは名前で呼ぶ」未来を諦めてはいなさそうだ。