unknown_thunfan
LÀM XONG★注意★萬軍破中心の殤不患との友情+睦天命
「虎嘯風生」後日談ネタバレあり「流刀縁起」ネタもあり。
神や呪術の禁忌に関する内容もあります。萬軍破と殤不患のブロマンス、萬軍破が女性にモテる表現あり。
「月の都」の一部の設定の続きがあります。
★あらすじ★
◎砂漠の花
西武総督の告発を終えた萬軍破が、夷狄の村の殤不患と睦天命の元を訪れる。三人は再開を喜び共に休暇を過ごす。
砂漠の花 殤不患と睦天命は天幕の入り口に見慣れた顔を認めて、喜びで顔を輝かせた。
「あら、萬将軍」
入り口の萬軍破に気がついて睦天命が、嬉しそうな声をあげた。
「おっ、閣下、お出ましで。
こんな所まで共の者も連れずに、今日はどんな御用で?」
殤不患が入り口で萬軍破を出迎えて、砕けた様子で軽口を叩いた。
「ふふ、軍破でよいと言ったではないか。
不患、今日は将軍ではなく、萬軍破として非公式の訪問だ」
「では遠慮せずに、軍破って呼ばせてもらうぜ」
萬軍破を部屋の中に招いて、殤不患は嬉しそうに向かい合って座り、睦天命も隣に座る。
「で、どうだった?」
こう聞かれて、話題は一つだろう。
以前、三人は西部総督の不正を告発するために一緒に西幽で短い旅をして戦った仲だ。
11794「あら、萬将軍」
入り口の萬軍破に気がついて睦天命が、嬉しそうな声をあげた。
「おっ、閣下、お出ましで。
こんな所まで共の者も連れずに、今日はどんな御用で?」
殤不患が入り口で萬軍破を出迎えて、砕けた様子で軽口を叩いた。
「ふふ、軍破でよいと言ったではないか。
不患、今日は将軍ではなく、萬軍破として非公式の訪問だ」
「では遠慮せずに、軍破って呼ばせてもらうぜ」
萬軍破を部屋の中に招いて、殤不患は嬉しそうに向かい合って座り、睦天命も隣に座る。
「で、どうだった?」
こう聞かれて、話題は一つだろう。
以前、三人は西部総督の不正を告発するために一緒に西幽で短い旅をして戦った仲だ。
unknown_thunfan
LÀM XONGピーリー社のパロディコラージュの「東離猫奴宇宙」を元にしたコメディです。猫がたくさん出てきます。
猫の奴隷、下僕、神≒ネコの表現があります。
(2)へ続き、少しだけ殤不患と萬軍破のブロマンスと異萬のような表現があります。
東離猫奴世界(1)猫は可愛い。
猫中毒に果てはなく、深い底なしの海のようなもの。
猫への愛が東離を支配すれば、どんな強者もひれ伏すでしょう。
猫大君主の魅力には、あの殤不患と仲間たちも、誰も抵抗できません。
猫嫌いの人はいないはず。
そう考えるようになったのは何時からだったのでしょう。
萬軍破は無界閣から異飄渺の姿が消えていることに気づいた。
これから軍議で鳳曦宮に戻るために、鬼鳥の監視を言いつけたばかりだ。
無界閣の広間にも回廊にも、岩の乱立した広場にも、神蝗盟の野営地にも見当たらない。
鳳曦宮から逃げた殤不患と仲間が、またいつ襲撃するか分からない。
そんな最中に姿を消すとは職務怠慢である。
「異飄渺、何処だ?」
猫の鳴き声が聞こえたような気がした。
6503猫中毒に果てはなく、深い底なしの海のようなもの。
猫への愛が東離を支配すれば、どんな強者もひれ伏すでしょう。
猫大君主の魅力には、あの殤不患と仲間たちも、誰も抵抗できません。
猫嫌いの人はいないはず。
そう考えるようになったのは何時からだったのでしょう。
萬軍破は無界閣から異飄渺の姿が消えていることに気づいた。
これから軍議で鳳曦宮に戻るために、鬼鳥の監視を言いつけたばかりだ。
無界閣の広間にも回廊にも、岩の乱立した広場にも、神蝗盟の野営地にも見当たらない。
鳳曦宮から逃げた殤不患と仲間が、またいつ襲撃するか分からない。
そんな最中に姿を消すとは職務怠慢である。
「異飄渺、何処だ?」
猫の鳴き声が聞こえたような気がした。
unknown_thunfan
LÀM XONG東離猫奴世界(1)の続きです。猫がたくさん出てきます。
猫の奴隷、下僕などの文言があります。
少しだけ殤不患と萬軍破のブロマンスと異萬のような表現があります。
東離猫奴世界(2)刑亥は恐れおののいた。
魔界きって術師の姉上に加え、あの凜雪鴉でさえ猫の下僕になってしまった。
刑亥は凜雪鴉を100回殺しても足りないほど憎んでいたが、それ故にあの悪党が如何に煮ても焼いても食えない存在かも理解している。
狡猾な魔族を詐術で謀るほどの抜け目なさには一目置いていると言っていい。
その悪知恵の働く掠風竊塵が猫の手下になってしまった。
猫たちは手強い。
人間界を征服した猫たちは、次は魔界を狙うかもしれない。
至急、この危険を魔界に知らせなければ。
あのお方に頼るしかないのか。
ちらりと殤不患と萬軍破を横目で見た。
この人間達は邪魔だが、まずは猫の危険とこの窮状を魔界に知らせ、助けを呼ぶのが先決だ。
こいつらは、いずれ始末をつければ良い。
5407魔界きって術師の姉上に加え、あの凜雪鴉でさえ猫の下僕になってしまった。
刑亥は凜雪鴉を100回殺しても足りないほど憎んでいたが、それ故にあの悪党が如何に煮ても焼いても食えない存在かも理解している。
狡猾な魔族を詐術で謀るほどの抜け目なさには一目置いていると言っていい。
その悪知恵の働く掠風竊塵が猫の手下になってしまった。
猫たちは手強い。
人間界を征服した猫たちは、次は魔界を狙うかもしれない。
至急、この危険を魔界に知らせなければ。
あのお方に頼るしかないのか。
ちらりと殤不患と萬軍破を横目で見た。
この人間達は邪魔だが、まずは猫の危険とこの窮状を魔界に知らせ、助けを呼ぶのが先決だ。
こいつらは、いずれ始末をつければ良い。